金曜日, 7月 31, 2009

箱根山


 「Tokyo Railways コンピュータ版」の追加マップで箱根を作ろうと思い、いろいろと調べています。
 箱根は東急+小田急+箱根登山 vs. 西武+プリンス+伊豆箱根 という陣営に分かれて箱根山戦争とよばれる激しい競争を繰り広げた場所なのですが、その話を題材にした小説として獅子文六作の「箱根山」というものがあります。この本は残念なことに絶版になってしまっていて、買うことができなかったのですが、地元の図書館を検索したら蔵書にあったので借りてよんでみました。
 でも実はこの小説では、東急対西武の争いというのは冒頭で扱っているだけで、背景として使っているだけなんですね。
 小説の中では、社名や個人名はモデルとして仮名に変えて登場させているので別の名前になっているのですが、小説の話に絡んでくるのは小涌谷に小涌園をつくって殴りこんできた第三勢力・藤田観光と、江戸時代からの歴史を誇る「芦刈温泉」の2軒のホテルです。
 話の筋としては江戸時代からそこいらじゅうでケンカが続いている箱根という土地柄のなかで、150年間争ってきた2軒のホテルを舞台としたロミオとジュリエットといえばわかりやすいですね。
 でも面白いことに、この話のロミオとジュリエットは古いしきたりなんかまったく気にしない。まだ10代の二人は10年たてば代替わりするだろうからその時までにホテル家業を学んで両者を統合すればいいという考えで、両家の関係なんかまったく問題にしていない。
 でもジュリエット側のホテルはやる気をなくしていて、ロミオ側のホテルは跡取り問題で困っているところに火事が重なって、経営者の老婆が寝込んじゃう。そこにつけこんで藤田が買収を狙ってくる。両家は闘争心を失って和解に向かい、若い二人には有利な状況になっていくのだけど最後にとんでもないどんでん返しが待っているという話。
 ハッピーエンドなんですが、戦争は続くという不思議な終わり方で、最後は畳み掛けるような展開で非常に面白かった。

 この話のすごいところはメインの登場人物の2人とその家族はフィクションだろうが、面白いことにそれ以外の話はちゃんと全て実話を基にしているところでしょう。
 江戸・明治・大正・昭和・戦後と続く箱根の過去の歴史なかのさまざまな逸話がちゃんと事実を基にしている。
 舞台となる「芦刈温泉」は話の情景説明から「芦之湯温泉」に間違いない。少なくとも箱根の地理に明るい人間なら、小涌園から明治に作った道で芦ノ湖へ行く途中にある箱根七湯のひとつといわれたら、すぐここが頭に浮かぶはず。箱根駅伝で坂道を登り終えて、湖畔に向かって下っていくときの頂上付近にある温泉だ。
 そこにはちゃんと小説と同じように江戸時代から続く2件のホテルが建っていて、ホテルの作りも話と一致している(もちろん古い話だから立て替えている部分もあるだろうが)。
 片方のホテルは戦時中に船が横浜で事故に会って沈んでしまい、帰れなくなったドイツ兵達が収容されたという話が出てくるが、これもちゃんと実話。
 もう片方のホテルには戦前の政治家達が愛用した離れがある別館が出てくるがこれもちゃんと今もある。
 話の最後にそのホテルで新しい温泉を掘り当てるのだけど、ホテルのホームページを読むと、2つの源泉があると書いてあって、ちゃんと話と一致している。

 で、話は非常に面白かったのですが、ゲーム作りの資料になったのかというと、こっちはぜんぜん駄目でした。
 でも久々に箱根に行ってみたくなる話しでしたよ。
 こういう面白い小説が絶版なのは残念ですねえ。

追記
 読んでるときにはホテルの家族はフィクションだと思ってたのですが、後でちょっとネットで調べてみたら、少なくともジュリエット側のホテルの主人は実在人物のモデルがちゃんといました。小説ではこの人は考古学の趣味を持っていて、小説の最後の方で考古学的な大発見となる遺跡を見つけるのですが、ちゃんとこの遺跡は実在していて、本当にこのホテルの主人が見つけてるんですよ。朝日遺跡という遺跡で、神奈川県で最初に見つかった旧石器時代の遺跡らしいです。
 こうなると、ロミオ側のホテルの主人や番頭にもモデルの人物がいそうですねえ。
 いったいどこまでが実話なのか興味が沸いてきました。
 

木曜日, 7月 30, 2009

Zii


 GoogleのAndroid用ソフトを開発してみたいけど、Docomoと契約して実機を手に入れるのを躊躇していたのですが、いいのが出てきました。
 クリエイティブが新音楽プレイヤー「Zii」というのを出してきました。
 Gigazineの記事によると、Ziiは2種類のOSが選べて、Google Androidも選択可能とのことで、Youtubeにビデオもアップされてます。
 これさえあれば、とりあえずAndroid用ソフトの動作確認はできそうですねえ。
 日本ではいつ発売するのかな。発売になったら買うと思います。

水曜日, 7月 29, 2009

野球観戦:ロッテ対日本ハム


 日付はもう昨日になってしまいましたが、今日はマリンスタジアムまで出かけて、ロッテ対日本ハムの試合を観てきました。もちろん日本ハムの応援に行ってきたのですが、主目的はどっちかというとロッテの応援見物ですね。ロッテは球場全体で盛り上がってて、なかなか迫力がありました。
 今日はりんかい線から京葉線に乗り換えて海浜幕張へ向かいます。
 どうせだから、お台場でちょっと寄り道して、例の実物大のやつを見てきました。

 平日なのに人がいっぱいです。夏休みだから子供づれが多いです。
 とにかくでかいですねえ。これって竜巻とか食らっても倒れないのでしょうかねえ。
 スタジアムについてみると、今日は内野席が全席自由席とのこと。ラッキーと思って中に入ったら、一階はもう全て埋まってた。まだ試合開始1時間前なのに・・・。仕方がないから二階に上がってみました。でも、ここは最初から自由席ですよ(苦笑)。
 おなかがすいたので、ファイターズご当地弁当なるものを買ってみました。

 中身は予想通りいくらがのった海鮮系の弁当。でも左下のおかずは肉じゃがです。ジャガイモが北海道特産だからでしょう。左上はニシンでした。

 今日の東京は一日中どんよりとした曇り。天気が心配でしたが、スタジアムの上空の雲には切れ間が見えます。どうやら大丈夫そうです。ところで、このスタジアムって、外野まで丸く壁で覆われているせいで、空が丸く切り取られているように見えますねえ。

 さて、試合開始直前のオーダー発表。なんとライトスタンドにはスタンドを埋め尽くす巨大な横断幕が登場しました。しかもこの幕、最初は上一列ではじまって、目の前でだんだんと広がっていったのですよ。ロッテの応援団ってスゴ過ぎます。びっくりしました。

 5回終了時には盛大に花火が上がります。短い時間でしたが、大きな花火が大量に上がって、なかなか綺麗でした。

 試合のほうはスレッジの2本の本塁打などでファイターズが5-1で快勝!
 ロッテファンは試合が終わると同時に一気に逃げ帰り、ヒーローインタビューを聞き終わったときには、もう球場はほとんど人がいなくなっている。人ごみの中を駅まで歩く時は勝利の余韻が残っているからよいのですが、駅につくとホームは人であふれてる。
 列車は結構込んでて、しかも興奮している人たちが乗っているので、中は非常にうるさい。やっとすいてきたと思ったら、ネズミの国の駅に到着し、ネズミの国グッズをたくさん持った人でまた満員。
 やっと家に着いたら、もう日付はとっくに回って、午前1時近く。
 千葉は遠いですが、また遊びに行きたいですねえ。

月曜日, 7月 27, 2009

リリース:Tokyo Railways コンピュータ版 v1.65


 お待たせしました。「Tokyo Railways コンピュータ版」v1.65をリリースしました
 今回の最大の変更点は米国北東部マップ「Road to Ohio」の追加です。
 このマップにあわせて、よみ表示機能、積載量5の列車、列車アップグレードの際の思考ルーチンの性格なども追加されています。
 また、画面表示を見直して、メモリーの使用量を減らしています。

 細かい修正点は変更履歴をご覧ください。

Ubuntu 9.04での不具合(解決編?)


 昨日の続きです。Ubuntu 9.04でのみ、「Tokyo Railways コンピュータ版」の右上と左上のメッセージの文字が欠けるという話です。
 以前は起きてなかったから、多分、自動アップデートでOpen JDKかフォントをアップデートしておかしくなったと思われます。
 ですが、右上と左上以外のマップ上の都市名やダイアログなどはちゃんと表示されています。
 で、なにが違うのだろうかとソースを調べてみたところ、右上と左上の表示に、フォント設定ファイルで指定したフォントを使っていないということがわかりました。
 そこで、ちゃんとフォント設定ファイルで設定したフォントを使うようにしたら、ちゃんと表示されるようになりました。これで一応は解決です。
 でも、大きな疑問が残ります。フォント設定ファイルを使用しないとどんなフォントを使うのかというと、特に指定していないわけだから、Open JDKのデフォルトフォントを使っているはずです。でもなんでデフォルトだと文字が欠けるのか?しかも最新のUbuntu 9.04でしか発生してない。これはどう考えてもUbuntuの不具合と思われます。
 なんか、最近、Open JDKってフォントがらみの不具合が増えてませんか?8.10ではこんな不具合も発生してますし。しかもこっちの方は解決策がいまだに見つかりません。
 困ったものです。

日曜日, 7月 26, 2009

Ubuntu 9.04での不具合



 現在、「Tokyo Railways コンピュータ版」の最新バージョンv1.65のリリースに向けて、いろいろな環境でテストしているのですが、Ubuntu 9.04で画像のような奇妙な不具合が発生して、対応に難航しています。
 画像を見てもらえば分かると思うのですが、右上と左上に表示されるメッセージがボロボロに欠けて表示され、読めません。
 不思議な事にメニューやダイアログ、左下に表示されているプレイヤー情報、マップ上の都市名などはちゃんと表示されていて、おかしいのは右上、左上だけなんですよねえ。
 しかもWindows、Mac OS Xでは再現されておらず、同じUbuntuでも8.10では発生していない。
 普通ならなにかの環境不具合としてUbuntu 9.04だけスルーしちゃうとこなんですが、実はこの問題が発生しているのは我が家の液晶テレビにつながれているメインテスト環境で、この不具合にもっとも困っているのは私自身だったりします。
 というわけで、テストにならないので対応を探ろうと思います。少なくともまともの表示されている部分がある以上、逃げ道はあるはずなので、なんとかなるとは思います。

Google adsenseの広告


 私のサイトの右側にGoogle adsenseの広告を出してるんですが、さっき、海外マップのページで、サイエントロジーのアニメーション広告が出てきてビックリしました。
 宗教がらみの広告はちょっと嫌だなあ。

リリース:Road to Ohio


 ボードゲーム版のTokyo Railwaysシリーズ第9弾、「Road to Ohio」をリリースしました
 本ゲームはシリーズ初の海外を舞台したゲームで、米国北東部を舞台にしています。
 このゲームを第1弾として、今後は海外を舞台としたゲームを出していく予定です。

 コンピュータ版の次バージョンの方はもう少しお待ちください。

金曜日, 7月 24, 2009

開発:Tokyo Railways コンピュータ版



 「Tokyo Railways コンピュータ版」も既に本体が9種類、追加マップが7種類の計16種類ものマップが揃い、更に今後も増えいきます。この状態で今までのマップ選択画面だとスクロールが面倒だし、名前だけ見てもどんなマップだかわからくてそろそろ限界という気がしてきました。そこで、次バージョンでは図のような新しいマップ選択画面用意してみました。
 どうです?これなら一目でどんなマップだかわかりますよね。
 これで当分は安心です。

木曜日, 7月 23, 2009

開発:Tokyo Railways コンピュータ版



 「Tokyo Railways コンピュータ版」の次バージョンでは米国北東部マップ("Road to Ohio")用に図のような列車のアップグレードを用意する予定です。
 今までのマップでは、最終的には一種類の列車が速度と搭載量の両方で最高の性能になりますが、この新マップでは最終型が3種類に分かれます。
 一つ目が速度39-積載量5の「ビッグボーイ」。これは速度が遅い代わりに積載量がトップでアップグレード費用も安い列車です。
 二つ目が速度45-積載量4の「20世紀特急」。これは速度/積載量/費用のバランスがとれています。
 三つ目が速度63-積載量3の「アセラ・エキスプレス」。これは速度は飛び抜けてますが、積載量が少なく、費用が非常に高いです。

 これに合わせて、コンピュータの性格にも好きな列車のタイプ(速度重視、積載量重視)が追加されます。新マップでは性格によってどの最終型を選ぶかが変わってきます。
 性格の方は従来のマップでも適応されますが、従来のマップの場合、弾丸列車を使うかどうかぐらいしか差がないかもしれません。

 「Road to Ohio」のボードゲーム版は列車札(形式名入り)や紙幣札(ドル)も専用のものを用意する予定です。
 コンピュータ版では今のところ列車の形式名表示とか通貨単位の変更予定はありません。ちょっと手抜きですいません。

 思ったよりも順調に開発が進んでいるので、予定通り今月中にリリースできそうです。もうしばらくお待ちください。

Kyushu Railsのプレイヤー紹介文


 間抜けなことに今まで気がつかなかったのですが、"Tokyo Railways コンピュータ版"の九州マップ"Kyushu Rails"でプレイヤーの紹介文が抜け落ちていました。
 ちゃんと書き上げて用意していたのですが、間違って更新し損ねていたみたいです。
 今、もう一度紹介文を書き直しているところです。次バージョンではちゃんと記載したバージョンを入れますんでそれまでお待ちください。

 うーん、リリースの時、いったい何をチェックしているのやら・・・

開発:Tokyo Railways コンピュータ版


 「Tokyo Railways コンピュータ版」の次期バージョンでは海外を舞台とした追加マップに対応する予定です。
 日本の地名に比べると海外の地名は長いので、これに対応して仕事駒の表示や勝利条件などでの都市名表示をいろいろと変えています。
 それだけでなくって、海外の地名はアルファベットなどで表示すると読み方がわかりにくいので、読み表示に切り替える機能を追加しています。たとえばこんな感じです。


 これは米国北東部マップのニューヨークとボルチモアの周辺なのですが、通常の表示だとこんな感じでアルファベットで表示します。


 ですが、これを「よみ表示」に切り替えるとこんな感じでカタカナの表示に切り替わります。


 同様に、仕事駒の表示も通常はアルファベット表示です。


 しかし、「よみ表示」に切り替えると、こんな感じでカタカナに切り替わります。

 ちなみに、この機能、日本のマップでも使えます。難読地名が多くって、読めなくて困るときには「よみ表示」に切り替えるとひらがなに変わります。

 次期バージョンは今月中にはリリースする予定なので、お楽しみに。

水曜日, 7月 22, 2009

2012年の日食


 今日の我が家の天気は曇り。分厚い雲に覆われて、部分日食はまったく見えませんでした。
 次の皆既日食が日本で見えるのは26年後とのこと。もう一生見えないかもしれない?
 いやいや、まだ落ち込むのは早い。どうせ、今回の皆既日食は日本では離島でしか見えなくて、ほとんどの地域は部分日食だったわけです。
 これに比べたらもっと凄い天体ショーが我が家からも見えるかもしれない。しかもそれは26年後なんかじゃなくって、たったの3年足らずの未来なのです。
 このサイトによれば、2012年5月21日に日本の太平洋岸の広い範囲で金環日食が観測できるのです!
 金環日食の見える地域は日本の人口密集地を狙ったようにカバーされていて、大阪・名古屋、そして東京の3大都市圏が奇麗に入っています。
 しかも最も長く見える帯の中心は浜松市、静岡市を通った上で、なんと東京23区を通過しているのです!
 遠くの皆既日食はなかなか現地には行けない。今回だって比較的手軽な手として中国に行くという手もあったけど、実際に行った人の割合はごく僅かでしょ?それに比べて、金環日食とはいえ、数千万人の人たちが自分の住む地域で見れるというのは、すごいことだと思いませんか!
 だから、今回曇りでなんにも見れなかったことに落ち込まないで、3年後の金環日食を楽しみにしましょう!

月曜日, 7月 20, 2009

自宅でのゲーム会


 今日は私を含め5人が集まり、ボードゲームを楽しみました。
 今回はやったのは"Zooloretto"×2、"DIAMANT"×2、"ACQUIRE"×1、"Ticket to ride"×1。
 振り返ってみると、今回は1回も勝ててないですね。
 自宅のゲームのラインナップだとちょっとマンネリ化してますねえ。
 なんか面白いゲームはなにかないですかねえ。

日曜日, 7月 19, 2009

開発:Road To Ohio


 「Tokyo Railways」シリーズの最新作、「Road To Ohio」を作成中です。
 前作の「Kyushu Rails」までで、日本国内の8地域をゲーム化し、一部の地域を除いてほぼカバーし終えたので、次作からは舞台を海外に移します。
 「Road To Ohio」の舞台は米国北東部、ボストン・ニューヨークといった東部沿岸地域から、中北部の大都市・シカゴにかけての地域です。この地域は1830年にボルチモア&オハイオ鉄道が創業した米国における鉄道発祥の地で、数多くの鉄道会社が旅客や貨物の輸送にしのぎを削った地域です。
 ボード版も用意しますが、コンピュータ版は追加マップとしてリリースする予定です。
 コンピュータ版で友人とテストプレイをした結果、私の2勝、コンピュータの1勝でした。
 以下はコンピュータが勝ったときの結果です。勝ったのは緑のプレイヤーでした。

 コンピュータ版の方は、米国の地名は日本に比べて文字にすると長くなるものが多いため、今のバージョンだとあふててしまう部分があり、フォントのサイズやレイアウトの見直しなど、ちょっとプログラムの修正が必要となります。次期バージョンで、これに対応する予定です。

 今月中のリリースを目標に開発を進めていますのでお楽しみ!

FC町田ゼルビア対ガイナーレ鳥取戦


 今日もゼルビアの試合を観戦してきました。
 今日の対戦相手は前節まで3位、Jリーグ順加盟で昇格を目指す鳥取が相手。
 ゼルビアは今日の試合をターゲットに観客動員のための宣伝をしてましたが、それが実ったようで4千人近い観客が見に来ていました。
 試合の方は前半早々にゼルビアがコーナーキックから森川選手がゴールを奪って先制点を上げ、後半のガイナーレの反撃をGK修行選手を中心とした守りで食い止め、見事に1-0で勝利。
 ゼルビアの選手たちはは開幕直後のころに比べると、攻守の切り替えが非常に早くなってきたように見えます。上位相手にまったく譲らない堂々としたプレーでした。
 これで3連勝、これならば今期でのJリーグ昇格も夢ではない気がしてきました。

 森川選手のゴールシーンをデジカメでビデオに撮ったのでご覧ください。

木曜日, 7月 16, 2009

北海道旅行2009 最終回


 長かった北海道旅行も今日で最終日。旭川の天気は曇りで、肌寒い。
 今日は午前中に最後の目的地をクリアして、お昼過ぎの飛行機で帰京する予定です。
 旭川1の8バス停前の丸井今井は閉店セールをやっている。20日で閉店らしい。ここは旭川の一等地なのですが、跡地にはなにができるのか、ちょっと気になります。


 バスに乗って「アイヌ記念前」で下車。目的地は「川村カ子トアイヌ記念館」、ここは上川のアイヌの酋長だった川村カ子ト氏が私財を投じて作った私設博物館です。そして、この川村氏はアイヌ測量隊を率いて北海道中で鉄道の建設に携わり、その後長野県飯田市から愛知県豊橋市方面への抜ける鉄道・三信鉄道(現飯田線の中部天竜前後の山越え区間)の難工事を成功させたので有名な人です。その後は樺太や朝鮮半島でも鉄道建設に関わり、戦時中に引退してこの記念館の館長になったそうです。
 私の作ったゲーム「Tokyo Railwaysコンピュータ版」の北海道マップにプレイヤーの一人として登場しています。


 ここにはアイヌの生活で使っていた品々や風習、住居などが展示してあるんですが、展示品の一角に川村氏のコーナーがあって、そこには川村氏が使った測量の道具が並んでいます。


 また、三信鉄道で使われていた品々を川村氏が集めたものも展示されています。でもただ並んでいるだけで説明文はなんにもありません。もう少しいろいろとわかるかと思ったのですが、ちょっと残念。
 記念館の敷地には2件のお土産屋さんがあって、アイヌの手作りの伝統工芸品が沢山売ってます。朝一番で行ったので、お客さんは数人しかおらず、お店屋さんのおばさんにいろいろと工芸品を説明してもらえました。


 空港で旭川ラーメンを食べて、飛行機で出発。正直いって、今まで食べた旭川ラーメンの中で空港のラーメン屋が一番旨かったです。うーん、ちょっと不思議。
 飛行機は上川盆地をゆっくりと旋回して登っていきます。上川盆地は奇麗だったのですが、やがて雲の中へ消えてしまいました。北海道は全体的に天気が悪いようです。でも津軽海峡を渡って下北半島にきたら、写真の通り、下北半島も陸奥湾もはっきりと見えます。


 15時頃、羽田到着。天気は快晴、気温はたぶん33度くらい。旭川との温度差は13度、おとといの稚内との温度差は18度。ちょっと耐えられそうにありません。
 家に帰ってみると、室温37度。ただちにクーラーのスイッチを入れて、晩飯の買い物のために外へと逃げ出しました。

水曜日, 7月 15, 2009

リリース:北近畿追加マップ


 北海道旅行中に作った追加マップ「北近畿マップ」をリリースしました
 今度の舞台は京都府と兵庫県の北部地域、ちょうど関西マップの北、北陸マップの西、瀬戸内マップの北東、雲伯マップの西側の空白域を埋める形となります。
 JR西日本の「北近畿ビッグXネットワーク」と呼称される特急鉄道網の地域に該当していて、城崎温泉と天橋立という二大観光地を抱える地域です。
 周囲の鳥取県東部と福井県若狭地方もカバーしていて、いままで本州の都府県では唯一登場していなかった鳥取市が、本マップでついに登場します。
 旅行中にやってみたテストプレイでは難易度至難で勝率5割となっていて、コンピュータにとってはちょっと苦手なマップなようです。

 是非とも遊んでみてください!

北海道旅行2009 その10


 北海道旅行ももう10日目。今日の稚内の天気は雨。昨日、関東が梅雨明したということですが、押し上げられた梅雨前線はきっとこの辺に来てしまっているのでしょう。
 そろそろ東京に帰ろうかと思うけど、もう一つだけ旭川にまわりたいところがあるので、旭川を目指します。だけど宗谷本線は非常に本数が少ない。早朝の1本を逃すと、旭川到着はどうやっても夕方になってしまう。二日連続で早朝スタートはつらいので、今晩は旭川に泊まって、明日目的地に行くことにしました。
 で、今日はどうせなら旧天北線の代替バスを制覇してこようと思い、稚内からバスに乗ることにしました。以前にオホーツク側を南から北に向かってバスで旅行したことがあって、その時に浜頓別ー鬼志別ー稚内の天北線バスに乗ったのですが、今回は残り区間の浜頓別ー中頓別ー音威子府もクリアしようという計画です。


 稚内の駅の前にある食堂でかに弁当を買い込んで朝食にすることにして、後で細かいお金を用意するのが面倒だからバスターミナルで乗車券を買い込みました。そしたら乗車券は手書きでした。


 ただ全線を乗りつぶすだけでは面白くないので、途中の猿払村にある日本最北端の道の駅・さるふつ公園で下車。ここには温泉とレストランがあるはずなので、2時間くらいの待ち時間ならつぶせるだろうとの算段です。
 ここにはホテル・レストランの建物と、道の駅の管理事務所の建物、それからパターゴルフ場、そしてさるふつ温泉の建物が併設されてます。さっそく温泉に行ってみるとこんなショッキングな張り紙があります。


 残念ながら温泉は涸れてしまったようです。水道水では風情がありませんねえ・・・
 でもまあ、ちょうど外は風が強くって寒かったんで、1時間ほど粘ってきました。
 更衣室に入るときにおじさんとすれ違っただけで、1時間貸切でした・・・まあいいか。
 次はレストランで昼食。ちょうど12時頃だったんで、団体のバスが何台か到着していて温泉とはうってかわって賑やか。
 ここの名物はホタテだそうなんで、ホタテカレーを注文しました。10個入りと6個入りがあったのですが、6個も食べられれば十分だろうと思って6個入りを注文。
 隣では団体客にお店の人が説明を始めてましたが、「ここの名物はただのホタテじゃありません。天然のホタテです。他のホタテはほとんどが養殖のホタテで、天然のホタテは日本では猿払以外にはほとんど水揚げしてません。」とか説明してる。
 で、食べてみると確かにおいしい。しまった、10個のやつを注文しておけば良かった。


 お土産を見たり買ったりしながら、時間をつぶし、再びバスにのって出発。
 外は雨が時より激しくなったり弱まったりの繰り返しです。
 浜頓別、中頓別と過ぎて音威子府が近づきます。旧天北線の駅は結構鉄道時代のことを残していて、今でも駅の看板を掲げている待合所が何カ所もありました。


 音威子府に到着して駅の中に入ってみると、中に天北線の資料室があって、昔の駅の模型や当時の品々が展示してありました。駅はけっこう新しくって奇麗な木造の建物でした。音威子府名物の立ち食いそば屋は水曜定休で残念ながら今日は休みでした。
 音威子府からは特急サロベツに乗って旭川へ出発。列車は混んでいて、名寄からは指定席・自由席のいずれも満席、立っている人もいる状態でした。稚内ー札幌間の特急は、今は朝昼夕の3本だけ。もう一本ぐらい昼間に走らせてもいいと思うんですがねえ。
 今日は旭川泊、いよいよ明日は最終日です。

北海道旅行2009 その9 - 礼文島8時間コース


 今回の北海道旅行終盤の目標は礼文島にいくつかある徒歩観光コースの中でもっとも過酷なコース、「愛とロマンの8時間コース」の制覇。
 北のスコトン岬から断崖絶壁が続く島の西側海岸線を通って、島の南部を走る礼文林道まで続く約30キロの徒歩コースです。このコースにチャレンジするために、北海道に来てから毎日天気予報をチェックしてもっとも天気の良い日を探っていたのですが、今週の宗谷地方の天気予報はずーっと曇りか雨の予報(涙)。
仕方がないので曇りだけど少なくとも雨は降らない14日を狙って、稚内にやってきました。
 本来なら礼文島内で連泊すべきなのだろうけど、いい宿が見つからない。島に行ってわかったのですが、この日はたまたま18団体が礼文島入りしていて、かなり混んでたみたいです。しかたがないので稚内のフェリーターミナルの近くに宿を取り、最初のフェリー便で礼文島に行って、最後のフェリー便で戻ってくるプランを立ててみました。
 こんな感じです。
 稚内港6:20発→フェリー→香深港8:15着→タクシー→香深井礼文林道入り口→8時間コース→スコトン16:14発→バス→香深港17:16着、17:25発→フェリー→稚内港19:20着
 このプランは8時間コースを逆方向の南から北に向かうコースで、ゴールが礼文島最北端・スコトン岬ということになります。また8時間コースを7時間半程度で歩く必要がありちょっときついのですが、礼文島にある「南の4時間コース」というのを私は2時間くらいで歩けてるので、たぶん大丈夫だろうとこのプランを決めました。

 当日の朝、5時半に起床、天気はやっぱり曇り。フェリータミナルで飲料水やおにぎりを買い込み、いざ礼文島へ。船は非常に混んでて出遅れた私は船室にスペースを確保できず、屋外のベンチに座ってたのですが、気温は15度程度、さすがに寒くなってきました。
 礼文島に到着してタクシーを捕まえて礼文林道入り口に着いたのは8:40頃。下船でも出遅れてちょっと手間取ってしまいました。礼文島の天気も曇り、丘の上は霧がかかっててかなり不安な天気です。
 でもせっかくきたので8時間コースへ出発!


 まず最初に島の東岸・香深井の集落から西岸の有遠内(ウエンナイ)というところへ進みます。途中で島の中央に連なっている100メートルから200メートルくらい高さの山地を突破しなければなりません。
 最初は元気なのでぐんぐんと登っていきますが、峠にさしかかるとやっぱり霧に包まれます。しかも風が西から東に吹いていて、西側は霧であふれていてそれが風で東側にも流れてきているようです。西岸は急勾配を下るのですが、足場が悪くってスピードが出ません。そんなわけで約4キロを1時間かけて有遠内に到着。ここには数件の集落があったのですが、かなりビックリしました。だって、ここにくる道は今の道だけです。自動車なんか走れません。集落の中にも道なんかありません。つまり、リアルに「陸の孤島」です!
 でも港はちゃんと整備されているし、途中で浄水施設もあった。集落内には食堂もある。きっとここの人たちは船でなんでも運んでるに違いないです。


 有遠内の集落を過ぎると、道が無くなり、浜辺へ続きます。どうやら浜辺を歩けということみたいで、進んでいくと、急に岩が多くなってとても普通に歩けるようなところではなくなってしまいました。
 しばらく躊躇していると反対側から2人連れのハイカーが岩を乗り越えながらやってきます。で、聞いてみるとこの海岸を岩を乗り越えながらしばらく進むと、右へつづく道があるとのことです。このコースって海がシケると通れないそうです。


 右手の海岸線は100メートル以上の断崖絶壁が連なっていて、落石があったら絶対死にます。石が落ちてこないことを祈りながら、ときより両手で岩をよじ上りながら進んでいきます。とんでもないところにきてしまいました(苦笑)


 悪戦苦闘を30分くらい繰り返していると、やがて入り江と砂浜にでました。しかし、砂浜は狭く、波は荒い。波の合間をねらって一気に砂浜を越えていかないと、砂浜が波に沈んでしまう。こんなところでアクションゲームをやるはめになるとは思いませんでしたよ。


 で、やっと右手に道が現れたのですが、現在の時刻は10:20、有遠内からここまで1キロあまりに40分もかかってしまいました。しかも、どうやらまた急勾配を登らなければならないらしい。写真の左側の斜面を登っていきます。道にはロープが張ってあったのですが、ロープは谷側でなくって山側にある。つまり、転落防止用じゃなくって、このロープをつかんで登れということです。両手両足を総動員してよじ上りようやく上に着いたときには、シャツは汗でびしょ濡れ。気温20度未満なのにめちゃめちゃ暑いです。
 崖の上はやはり霧の中、左手は断崖絶壁が続く尾根道です。霧のせいであまり下が見えないのですが、それでも足がすくむようなかなり怖い風景です。晴れていたら、さぞかしすばらしくて恐ろしい光景だったでしょう。さすがにこの高さを登ったので息が切れたし暑いのでちょっと休憩をとってから出発。まだでも足も体力も余裕があります。息さえ整えばどんどんあるいて行けそうです。


 やがて道は森の中に入り、森を抜けると高原の草原(というか茂み)が広がるところをずーっと進んでいきます。付近にはさまざまな花が咲いていて、北海道の花・はまなすやすずらんも咲いてますが、高山植物らしきものも沢山咲いてます。霧のせいで景色はだめですが、まあ、花が見れただけでも良いかと思いながらどんどん進んでいきます。次のポイントは澄海岬(すかい岬)、有遠内から澄海岬は約9キロくらいです。予定ではここに12:30に着いて昼を食べるつもりだったのですが、ちょっと遅れそうなのでペースをあげて歩きます。やがて左に何かの中継所のようなアンテナが現れ、そこから先は道幅が広がって車のタイヤのあとが続きます。そしてだらだらと下りが続くのですが、道が雨水に浸食されていて、深い溝に成っているところがいくつかあり、ちょっと歩きにくくなってきました。


 澄海岬到着は13時頃、予定よりもだいぶ遅れています。しかも足にかなりダメージが入ってきてちょっとつらくなってきました。食事休憩でおにぎりを食べ、近くの売店でカニ汁を食べたりして休憩し、13:20に出発。


 8時間コースを逆に進んでいるので、道がわかりにくいです。この神社の道はじつは8時間コースだったりします。反対側から人が来たのでわかりましたが、ちょっと迷いそうですね。


 また急な上り坂をのぼってこんな高いところまで登ってきました。登ると息が上がってしばし休憩。


 しかも登り終えたらすぐに下る。くだりは足場が悪くってペースが落ちるので、非常に時間がかかる。でもあんまりゆっくりやっているとバスに間に合わなくなるので、次のポイント・ゴロタ岬到着14:40という目標を立ててがんばって歩きます。


 道は集落を過ぎて、砂浜沿いに進みます。砂浜はある地点から急に丸い石がころがる石の海岸に変わりました。ここら辺はたぶんゴロタ浜というところでしょう。


 浜が終わると、またのぼり階段が登場。もうかなりへばっているので休み休み登ります。せっかく乾いた服はまた汗でびしょ濡れ。


 ゴロタ岬到着は15時頃。目標を20分オーバーし、しかもバスの時間まで1時間15分くらい。
 こりゃもうだめかと思ったところに反対側から2人連れがきました。
 「スコトン岬まで1時間くらいでいけますか?」って訪ねたら「下り道だからたぶん1時間くらいかもね」との返答。勇気が出てきました。
 しばらく下り坂を下りていくと、舗装された道路に出て、ときより観光バスが追い抜いていきます。残り2.5キロで残り時間は1時間、ここから先は車道なので急勾配や悪路はないでしょう。これなら余裕で間に合いそうです。やがて進むと見覚えのある風景がひろがってきました。以前に自転車でスコトンへ来たことがあるので、覚えてます。ゴールはもう目の前。


 15:45、スコトン集落到着、ここがバス停です。なんとか間に合いましたが、まだゴールのスコトン岬はちょっと先。5分くらいで岬まで行けるので、ゴールへ向かいましょう。


 ここがゴールのスコトン岬。目の前にあるのはトドが住んでいるトド島。
 もうへとへとで、しかも汗びっしょり。売店で昆布アイスを買って味わいました。おいしかったのですが、でもこれが大失敗。

 16:05、バス停に戻ってきて無事にバスにのり帰路につきます。バスは結構人が乗ってきました。
 到着できた安堵感でウトウトしながら香深港に戻ってきたのですが、異変が発生。
 もともと温度が低い上に長袖とはいえ上からなにも羽織ってない。その上汗に濡れてアイスまで食べててウトウトしてるから体温が下がりすぎたみたいで、ガタガタ震えだしてしまいました。
 潤える手でチケットを渡してなんとか船に乗り込み、あったかいコーヒーを飲んでなんとか復活しましたが、疲れて衰弱していたみたいで、この日は残りずーっと寒気を感じながら過ごすはめになりました。一晩寝たらちゃんと復活したからご安心を。
 まあ、なにはともあれ無事に帰ってこれてやれやれです。
 今回の教訓。
 ・礼文島は晴れの日に限る。天気に妥協するな。
 ・8時間コースを8時間で歩くのには無理がある。礼文島で連泊すべき。
 ・荷物になってもちゃんと羽織るものを持ってくること。
 ・コースを逆にすすむと看板が適切な場所になくって道に迷う。
 いやー無事に帰れてよかったけど、あぶなかったですねえ(苦笑)。

月曜日, 7月 13, 2009

開発:北近畿マップ


 旅行中の待ち時間とかを利用しながら、「Tokyo Railways コンピュータ版」の追加マップの開発を進めています。
 今度の場所は「北近畿」、JR西日本と北近畿タンゴ鉄道によって構成されている特急網「北近畿ビッグXネットワーク」の範囲となります。また、周辺の福井県若狭地方や鳥取県東部地方もマップ範囲に入っていますので、今までのゲームマップのカーバ範囲で空白域となっていた部分がちょうどカバーできています。また、いままで盤端接続でしか登場してこなかった鳥取市がようやくこのゲームのマップに登場します。
 自宅と違って複数のマシンで一気にテストすることができないですが、明日は船旅でたっぷりと時間がある予定なので、テストプレイを進めて近日中にリリースしたいと思ってます。
 ご期待ください。

北海道旅行2009 その8


 相変わらずの北海道旅行中。今日は天気も悪いし移動がメインなので写真はなし。
 昨日は室蘭で友人と名物の焼き鳥で呑んで、今日は東室蘭出発。
 天気は雨。まずは東室蘭からバスに乗って札幌に出発。途中、大雨になった時もあったけど、札幌についたらちょっと小降りになり、やがて止んでしまいました。
 札幌からは宗谷バスの稚内行きにのって出発。結局8時間くらいバスに乗っていた計算になります。
 今週の稚内周辺の天気予報は、今日を含めて4日間くらい天気が悪い。でも明日はくもりで雨が降らない予定なので、このチャンスを狙って、明日、今回の最大のイベントをクリアしてきます。
 詳しいことは明日アップしますね。

日曜日, 7月 12, 2009

北海道旅行2009 その7


 北海道旅行7日目、3泊滞在した札幌を朝早くに出発、来た道を戻る形で函館本線に乗って小樽を経て倶知安に行きます。
 小樽までの列車はガラガラだったのですが、小樽で乗り換えた列車は満員。余市までは座れず、倶知安まで満席状態。休日の朝は以外とお客さんが乗っているのですね。
 倶知安で1時間待ってから道南バス伊達駅行に乗り換え。旧国鉄胆振線を転換したバスにのり、旧胆振線のルートをたどるのが今日のメインターゲットです。


 バスはまずは倶知安から東側を回り込む形で京極町を目指します。今日の天気は晴れで日差しが強かったのですが、期待した羊蹄山は今日もこんな感じ。上の方に雲が張り付いていて、かろうじて山頂だけが顔を出してました。「三度目の正直」ならず、これでは「二度あることは三度ある」の方に見たいです。


 バスは京極→喜茂別→大滝と通って、洞爺湖外輪山の急勾配を越えて壮瞥町につき、壮瞥町の中心部のちょっと手前の「滝の町」バス停で降りてみました。
 滝の町から、写真の坂を上ると、右側に滝が見えてきます。


 この滝は洞爺湖の水が川に流れ出ているところです。
 この滝を更に進むと全面には洞爺湖が広がります。坂をぐんぐん登っていくとその上に巨大な湖というのはちょっと他では見たことないですね。あ、そうか日光の中禅寺湖はもっと強烈な「いろは坂」の上にありましたね。


 洞爺湖はこの通りすばらしい天気。湖と反対側には有珠山や昭和新山もよく見えました。
 だけど、この道を選んだのはちょっと失敗だったかも。湖に出てもあんまり建物とかなくって、歩道がない。
 しかたなく路肩を歩いてたんだけど、スピードを出した車がじゃんじゃん通る。自転車の人は結構見かけたけど、こんなとこ歩いてる人は私しかいない。


 でも時間はたっぷりあるので、壮瞥温泉まで歩いて昼食を取り、さらに洞爺湖温泉まで行って温泉に入ってきました。
 洞爺湖温泉は3回目ですが、2度目はもう10年近く前な気がします。懐かしい道を歩きながらいろいろ思い出して歩いてました。
 歩いている途中で眼前にある山の上を見ると何やら建物がある。もしかしてあれが洞爺湖サミット会場でしょうか。

 洞爺湖からはバスで東室蘭へ。今日は室蘭に住んでいる古い友人と会う約束をしていますので、早めにアップしておきます。
 明日からは旅も終盤、一気に移動して最後のメインターゲットへアプローチします。

土曜日, 7月 11, 2009

北海道旅行2009 その6


 北海道旅行もはや6日目、今日も札幌泊でスタート。今日の天気は曇り。ちょっと天気がすっきりしなくって残念ですが、他の場所でこんな天気だともっと困るので、まあOKとしておきましょう。


 今日の目的地は岩見沢周辺なので、朝、各駅停車に45分揺られて岩見沢に到着。ここからバスに乗り換えて三笠市へ向かいます。
 三笠の中心でバスを降り、町外れの川の向こうの公園が最初の目的地・クロフォード公園。
 ここは旧幌内線の三笠駅跡です。幌内線は日本で3番目/北海道で最初の鉄道・幌内鉄道の一部だったもので、幌内鉄道の起点は先日行った小樽の手宮で、札幌・岩見沢を経由してこの三笠を通って、炭鉱のあった幌内が終点でした。
 クロフォード公園でマイクロバスの市営バスに乗り込み、今度は幌内鉄道村へ出発。


 幌内鉄道村は、幌内駅の跡地にあるところで、機関車の動態保存や多くの種類の列車の保存、そして博物館があります。小樽総合博物館ににた構成ですが、こっちの方が車両は少ないですが、体験型の展示が多いようです。でもお客さんがもの凄く少なくて宝の持ち腐れなきもします。なんかちょっと夕張炭鉱のテーマパークを思い出しました。
 また来た道を戻って、岩見沢に戻り、昼飯を食べてから1時間半ほどバスを待ちます。
 2年くらい前に一度、岩見沢駅に来たことがあったのですが、当時は駅はそこいら中工事中でしたが、今は完成して新しくて奇麗になってました。
 待ち時間は天気予報やバスの時刻表とにらめっこしながら、後半の予定を立て、宿やバスの予約をしてたら、あっというまに時間が来ました。


 次の目的地は月形町にある月形樺戸博物館。ここは吉村昭氏のドキュメンタリ小説「赤い人」の舞台となった旧樺戸集治監(監獄)のあった所です。
 月形樺戸博物館は月形町役場のとなりあったのですが、入り口の建物はこの通り修復中。この建物は旧樺戸集治監の本庁舎だそうです。


 博物館の見学を終えて石狩月形駅に着くと、もう16時過ぎ。この駅は列車の交換のためなのか、駅員さんがいて切符が買えました。
 この駅の中は20年前の駅がそのまま今に残っているようなちょっと古風な内装で、切符もこの通り。札幌駅で返しちゃうのがちょっともったいなかったです。


 石狩月形駅から新十津川方面の線路はこの通り、ずっと直線のまま緑の中に消えていきます。
 向こう側へ行きたくなってしまうような線路ですが、札幌は残念ながら反対側。札幌方面へ向かう列車はこの緑の中からライトの光として現れました。

 というわけで、今晩は札幌三泊目。明日は札幌を出発して次の街へ旅立ちます。