昨日は巷ではAppleの新しいタブレットマシン「iPad」の話題でもちきりだったんで、もうこの話には飽きたと思うかもしれませんが、私も書かずにはいられないので、この記事をアップしますs。
日本時間1/28、米国西海岸時間1/27にいつものようにappleのCEOであるジョブスがプレゼンして、このiPadが発表されたわけですが、iPhoneの時などと違って、今回は先にかなりの情報がリークされていたので、それほど驚くような情報はなかったハズでした。実際に、驚いたことと言えば、keynoteなどのiWorkアプリが動いていたことくらいです。
それ以外はなにもかも事前の予想通り。
・タブレット型マシンの発表だったこと。
・OSはiPhone OSだったこと。
・CPUはapple製の1GHzだったこと。
・電子書籍に本格参入すること。
だけど、ジョブスのプレゼンをビデオで見たわけでもないのに、一晩開けて、ニュースサイトの情報が並び始めたら、不思議なことに私はこのiPadというマシンの情報に釘付けになってしまいました。
なぜ予想通りなのに、実際に実物が発表されると、これほどの興味がそそられるのか。
それは実際にモノが出てきて、みんながその将来を語り始めたとき、ようやく私がみんなが騒いでいる意味を理解したからです。
フリーのゲームの開発者の立場で考えてみると・・・
例えば、今のPCなり、Macなりはソフトを作る上では自由ですが、使う側はちょっと敷居が高い。どこでも自由にっていうワケにはいかないし、だれもがPCを使いこなせるわけではない。リビングには普通はPCはない。操作が簡単ではない。だから多くの人はPCやMacでゲームをやるんじゃなくって、専用ゲーム機でゲームをやる。
じゃあ、専用ゲーム機用のゲームを作ればいいじゃないかと思うけど、こっちは自由にソフトが流通出来ない。
携帯やスマートフォンならどうか?確かにこっちは比較的自由にソフトが流通している。とくにiPhoneなんてかなり成功している。Androidも期待出来そうだ。でも私はもっと大きな画面でじっくりやるゲームが作りたいんだ。iPhoneはマシンパワーがひ弱すぎるし、画面が小さすぎる。私も電車の中ではiPod Touchを使ってゲームをやることがあるが、自宅ではそんなものはチマチマしたゲームなどやらない。もっとじっくりと情報量が多いゲームをやりたいし、作りたいんだ。
そこに現れたのがiPadってことに実際発表されて、記事が並び始めたときにようやく気がついたんだ。
ビデオで見る限り、本格的なプレゼンソフトであるkeynoteが大きな画面でちゃんと動いている。ならばTokyo Railwaysを移植して動かない理由があるか?無いだろう。RAM量がカタログスペックに書いてないのが気になるが、ちゃんとした大きな画面でブラウザをフルに動かすのだって結構メモリーが必要だ。keynoteなんか動かすにだって当然必要だ。そんなにRAMをケチらなきゃいけない理由はない。Tokyo Railwaysを動かせるぐらいのメモリーは積んでるだろう。
そう考えたら、いろいろと悩み始めてしまった。
私自身の限られた開発時間の中から、iPad用Tokyo Railwaysを作る時間を搾り出す価値はあるのか否か。本気でやったら最低でも半年くらいはiPadに時間を費やすことになるだろう。そうすると、その間、今作っているネットワーク対応機能等はストップだ。流石にそれは無理だから、しばらくは今のままPC版の開発を区切りがつくまで進めて、それからという事になるだろうけど。
今のまま、PCやMacをターゲットにいろいろとアプリを作っていきたいという気持ちもある。別のプラットフォームで作るとしてもAndroidなら移植しやすいし、環境がオープンでいろいろとやりやすい面もある。でも、今のandroidのラインナップでiPhone/iPadに勝てるのか?そして私としてもandroidの狭い画面でガマンできるのか?そう考えると、iPadという選択肢の方が手間がかかっても魅力的に見えてくる。
でも、まあ、いろいろと悩んで考えても、今回はいつもと違って今日すぐに物が購入できるわけではなくって、2ヶ月先まで発売されないわけだから、もう少し時間をかけてじっくり考えてみることにします。そしてその間は今の開発を出来る限り早く終わらせられるように、全力で開発に取り組もうと思ってます。
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