日曜日, 1月 17, 2010

アンケート結果:おすすめの追加マップは(その1)

 「ユーザー報告」の右側でやっているアンケートの5回目、「おすすめの追加マップは(その1)」を締め切りました。
 今回のアンケートでは、今日の時点で14種類ある「Tokyo Railways コンピュータ版」の追加マップの中から初期にリリースした5作(松山、雲伯、東京臨海、南樺太、広島)の中で、おすすめのマップを複数選択可で選んでもらうものです。
 投票総数は21票でした。沢山のご投票ありがとうございました。

 では、投票結果を発表しましょう。

1位 東京臨海 12票(57%)

 トップは投票者の6割近い圧倒的な支持を得た「東京臨海」でした。
 このマップの特徴はなんといっても海でしょうねえ。東京港に浮かぶ埋立地の東京臨海副都心とその周辺が舞台で、周りからどうやって海を超えて臨海地区のお台場・有明へ引き込むかが鍵となってくるマップです。
 仕掛けとして、ゲーム最初にレインボーブリッジ建設のための仕事コマが予め配置されているのが特徴で、これに飛びついてレインボーブリッジを建設するのか、あるいは他の仕事をとって、橋は人の作ったものを利用するか水上バスで我慢するかが、最初の分かれ道となります。
 知名度の高いお台場や東京都心部が舞台だし、海や大きな川や運河など、地形も複雑に入り組んでるし、コミケや幻に終わったオリンピックなど派手なイベントが多いし、なかなか派手なマップなのが人気の理由でしょうねえ。
 私も今回の5マップの中ではこのマップが一番好きです。

2位 広島 8票(38%)

 2位は3分の1以上の人からの支持を受けた「広島」です。
 太田川の三角州に広がる広島市は市の中心部からどこに行くにも川を超えなきゃならなくて、JRはこの三角州を避けて囲むように走っていて、中心部には路面電車とアストラムだけが乗り入れているんですが、このマップでも市中心の紙屋町を囲むように3つのターミナルがあって、さらに郊外にもそれを取り囲むように3ターミナルがあるという構造になっています。
 このため、中心部の4ターミナルでの仕事の取り合いが激しくて、4ターミナル発郊外行きの仕事をうまく複数揃えてから郊外に行くというのが定石になり、中心に飛び込むタイミングと駆け引きが重要なマップです。
 このマップは私も好きなマップの一つです。

3位 雲伯 6票(28%)

 2位には惜しくも届かなかったものの、3割近くの支持を受けて3位に入ったのは、山陰の中心部、松江市の周辺が舞台の「雲伯」。雲伯は旧国名の出雲国と伯耆国に由来していて、古代に製鉄で栄えた地域にあたります。
 このマップの特徴はマップ北側に東西に3つ並んだ、出雲・松江・米子の3市しか大都市が登場しないことでして、普段はこの3都市の間を行ったり来たりしながら仕事をこなしていくのですが、なんせ3つしか大都市がないから、他のプレイヤーとの競合が激しくなります。さらに、南端の岡山や広島への仕事は建設費がかかるものの報酬額も大きいため、これをうまく複数そろえて、一気に逆転を狙うという戦法もあります。
 本体付属で扱えなかった山陰地方のマップなので、私としても外せないマップですね。

4位 南樺太 3票(14%)

 4位はかつては日本の領土だったが、今ではロシアの支配下にある南樺太。
 このマップの特徴は南北に細長いこと。北に2つ、南に3つの都市が集中していて、南北の間はかなりの距離があります。だから、南北のどちらかに人が集中すると、反対側に仕事が集中してしまい、少ない側の人が大儲けできるマップなので、他のプレイヤーとの駆け引きが全てという感じのマップです。
 長い距離を走り抜けるマップでもあるので、追加マップの中ではもっとも爽快感のあるマップだとおもいます。
 もうロシアの支配下に入ってから60年以上も立っているので、馴染みのない地名が並んでますが、このゲームをやると不思議と覚えてしまいます。このマップのために歴史の資料を探して、説明書の付録にまとめて記述してありますので、是非とも遊んでみて、かつての樺太の鉄道の歴史を体験してみてください。

5位 松山 1票(4%)

 5位の松山はわずか1票。松山は「坂の上の雲」の舞台で、古くから市街鉄道が走っていたところでもあって、夏目漱石が松山に教師として赴任していて正岡子規が漱石の家に滞在していたころに、すでに市内に鉄道が走っていました。そんな松山の鉄道の古い歴史と道後温泉や松山城などの観光資源を題材にしてマップをつくってみたのですが、なんかインパクトに欠けますねえ。
 大きな川があるわけではないし、市の中心に松山城がある大きな丘があるという点以外はこれといった特徴のある地形もないし、海も遠いし・・・。やっぱり平らすぎるのが良くないのでしょうか。
 もうちょっと郊外までの広い範囲を扱えば、地形的には多彩になってくるけど、それだと松山市内の観光地がまとまっちゃって、松山駅・松山市駅・道後温泉駅の3ターミナルに分かれてる市内電車の路線網が表現できなくちゃうんですよねえ。
 でも、このマップ、勝利条件の路線条件がかなり緩めで、金を稼げればどんな方向に路線を伸ばしても自由だし、地形が平らな分だけどこに線路を引いても言い訳で、そういう意味で、かなり自由度の高いマップです。たまにはそういうマップも面白いと思いますよ。

 さて、今回は5つのマップだけが投票対象でしたが、今後も残りのマップについてアンケートをやろうと思ってます。
 その時にはまた投票をお願いします。

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