「Tokyo Railways コンピュータ版」の次期メジャーバージョンアップを目指して、v1.xx系とは別に「Tokyo Railways 2」というのを開発してきましたが、v1.xx系のプログラムはv1.85のリリースで最後となり、次回は「2」の開発プログラムをすべて含むけど、画面で新機能を封印した形でv1.90をリリースする予定です。
つまり、プログラム的には開発版の「2」も、リリース版の「1」も同じになります。
それで、「2」の3大新機能は以下の3つを予定しています。
1)通信対戦機能
2)グラフィックの一新
3)キャンペーン機能
1)は既にメインの仕組み部分の実装は終わっていて、実際にクライアントとサーバーをつないで対戦できるところまでできています。だけど管理機能などの周辺機能がまったくできてない。まだまだ結構かかりそう。
2)は地形の部品画像セットを切りかえられるような仕組みの実装が終わって、新しい部品画像もメインのものはできている。ただ、今までのマップには使用頻度の低い部品がたくさんあって、数的にはまだまだ作り終わったものは少ない。
3)は8枚のマップを連続してクリアしていく機能なんですが、まだまったく未実装。
実際には上記以外にもいくつかの機能がありますが、上記の3大機能以外の小さい機能は「1」の方で順次使用可能にしていこうと思ってます。
さて、状況の説明はここまでにして、2)のグラフィックの一新ですが、いまの状況を実際にお見せしましょう。
これは、追加マップの「長崎」を新バージョンで表示したものです。どうです?結構立体感があって見違えるようでしょ?
もう一つ、お見せしましょう。
これは、東北マップですが、左上と右下のグレーの部分に注目してください。今まではマップは長方形でなければならなかったのですが、新バージョンでは複数の長方形を組み合わせた形で作れるようになります。これにどんなメリットがあるかというと、グレーの不要な部分のデータが削られるため、その分だけ大きなマップを作ることができるんです。
さらに、新バージョンではマップの大きさに比例して使用されるメモリー量を3分の1削減できています。この分浮いたメモリーは通信機能で新たに使用する分をまかなうのに使用しますが、それでもだいぶ余る見込みです。ですので、今までよりも大きくて、しかも長方形でない形のマップが作れるようになる。たとえば、日本全国マップなんていうのも実現可能になるわけです。
どうです?少しは期待できそうでしょ?
こんな感じで、今後も開発を進めていきますので、期待してお待ちください。
自称"さすらいのプログラマ"、いろんな意味でフリーな状態の塩島の開発日誌です。 Javascriptを使ったゲーム群をJavascript Game Gardenで公開しています。 また、ボードゲームTokyo Railwaysシリーズも公開しています。 ときどき、地元のサッカーチームの応援や、旅行記になることもあります(笑)
土曜日, 1月 30, 2010
金曜日, 1月 29, 2010
iPadの衝撃
昨日は巷ではAppleの新しいタブレットマシン「iPad」の話題でもちきりだったんで、もうこの話には飽きたと思うかもしれませんが、私も書かずにはいられないので、この記事をアップしますs。
日本時間1/28、米国西海岸時間1/27にいつものようにappleのCEOであるジョブスがプレゼンして、このiPadが発表されたわけですが、iPhoneの時などと違って、今回は先にかなりの情報がリークされていたので、それほど驚くような情報はなかったハズでした。実際に、驚いたことと言えば、keynoteなどのiWorkアプリが動いていたことくらいです。
それ以外はなにもかも事前の予想通り。
・タブレット型マシンの発表だったこと。
・OSはiPhone OSだったこと。
・CPUはapple製の1GHzだったこと。
・電子書籍に本格参入すること。
だけど、ジョブスのプレゼンをビデオで見たわけでもないのに、一晩開けて、ニュースサイトの情報が並び始めたら、不思議なことに私はこのiPadというマシンの情報に釘付けになってしまいました。
なぜ予想通りなのに、実際に実物が発表されると、これほどの興味がそそられるのか。
それは実際にモノが出てきて、みんながその将来を語り始めたとき、ようやく私がみんなが騒いでいる意味を理解したからです。
フリーのゲームの開発者の立場で考えてみると・・・
例えば、今のPCなり、Macなりはソフトを作る上では自由ですが、使う側はちょっと敷居が高い。どこでも自由にっていうワケにはいかないし、だれもがPCを使いこなせるわけではない。リビングには普通はPCはない。操作が簡単ではない。だから多くの人はPCやMacでゲームをやるんじゃなくって、専用ゲーム機でゲームをやる。
じゃあ、専用ゲーム機用のゲームを作ればいいじゃないかと思うけど、こっちは自由にソフトが流通出来ない。
携帯やスマートフォンならどうか?確かにこっちは比較的自由にソフトが流通している。とくにiPhoneなんてかなり成功している。Androidも期待出来そうだ。でも私はもっと大きな画面でじっくりやるゲームが作りたいんだ。iPhoneはマシンパワーがひ弱すぎるし、画面が小さすぎる。私も電車の中ではiPod Touchを使ってゲームをやることがあるが、自宅ではそんなものはチマチマしたゲームなどやらない。もっとじっくりと情報量が多いゲームをやりたいし、作りたいんだ。
そこに現れたのがiPadってことに実際発表されて、記事が並び始めたときにようやく気がついたんだ。
ビデオで見る限り、本格的なプレゼンソフトであるkeynoteが大きな画面でちゃんと動いている。ならばTokyo Railwaysを移植して動かない理由があるか?無いだろう。RAM量がカタログスペックに書いてないのが気になるが、ちゃんとした大きな画面でブラウザをフルに動かすのだって結構メモリーが必要だ。keynoteなんか動かすにだって当然必要だ。そんなにRAMをケチらなきゃいけない理由はない。Tokyo Railwaysを動かせるぐらいのメモリーは積んでるだろう。
そう考えたら、いろいろと悩み始めてしまった。
私自身の限られた開発時間の中から、iPad用Tokyo Railwaysを作る時間を搾り出す価値はあるのか否か。本気でやったら最低でも半年くらいはiPadに時間を費やすことになるだろう。そうすると、その間、今作っているネットワーク対応機能等はストップだ。流石にそれは無理だから、しばらくは今のままPC版の開発を区切りがつくまで進めて、それからという事になるだろうけど。
今のまま、PCやMacをターゲットにいろいろとアプリを作っていきたいという気持ちもある。別のプラットフォームで作るとしてもAndroidなら移植しやすいし、環境がオープンでいろいろとやりやすい面もある。でも、今のandroidのラインナップでiPhone/iPadに勝てるのか?そして私としてもandroidの狭い画面でガマンできるのか?そう考えると、iPadという選択肢の方が手間がかかっても魅力的に見えてくる。
でも、まあ、いろいろと悩んで考えても、今回はいつもと違って今日すぐに物が購入できるわけではなくって、2ヶ月先まで発売されないわけだから、もう少し時間をかけてじっくり考えてみることにします。そしてその間は今の開発を出来る限り早く終わらせられるように、全力で開発に取り組もうと思ってます。
日本時間1/28、米国西海岸時間1/27にいつものようにappleのCEOであるジョブスがプレゼンして、このiPadが発表されたわけですが、iPhoneの時などと違って、今回は先にかなりの情報がリークされていたので、それほど驚くような情報はなかったハズでした。実際に、驚いたことと言えば、keynoteなどのiWorkアプリが動いていたことくらいです。
それ以外はなにもかも事前の予想通り。
・タブレット型マシンの発表だったこと。
・OSはiPhone OSだったこと。
・CPUはapple製の1GHzだったこと。
・電子書籍に本格参入すること。
だけど、ジョブスのプレゼンをビデオで見たわけでもないのに、一晩開けて、ニュースサイトの情報が並び始めたら、不思議なことに私はこのiPadというマシンの情報に釘付けになってしまいました。
なぜ予想通りなのに、実際に実物が発表されると、これほどの興味がそそられるのか。
それは実際にモノが出てきて、みんながその将来を語り始めたとき、ようやく私がみんなが騒いでいる意味を理解したからです。
フリーのゲームの開発者の立場で考えてみると・・・
例えば、今のPCなり、Macなりはソフトを作る上では自由ですが、使う側はちょっと敷居が高い。どこでも自由にっていうワケにはいかないし、だれもがPCを使いこなせるわけではない。リビングには普通はPCはない。操作が簡単ではない。だから多くの人はPCやMacでゲームをやるんじゃなくって、専用ゲーム機でゲームをやる。
じゃあ、専用ゲーム機用のゲームを作ればいいじゃないかと思うけど、こっちは自由にソフトが流通出来ない。
携帯やスマートフォンならどうか?確かにこっちは比較的自由にソフトが流通している。とくにiPhoneなんてかなり成功している。Androidも期待出来そうだ。でも私はもっと大きな画面でじっくりやるゲームが作りたいんだ。iPhoneはマシンパワーがひ弱すぎるし、画面が小さすぎる。私も電車の中ではiPod Touchを使ってゲームをやることがあるが、自宅ではそんなものはチマチマしたゲームなどやらない。もっとじっくりと情報量が多いゲームをやりたいし、作りたいんだ。
そこに現れたのがiPadってことに実際発表されて、記事が並び始めたときにようやく気がついたんだ。
ビデオで見る限り、本格的なプレゼンソフトであるkeynoteが大きな画面でちゃんと動いている。ならばTokyo Railwaysを移植して動かない理由があるか?無いだろう。RAM量がカタログスペックに書いてないのが気になるが、ちゃんとした大きな画面でブラウザをフルに動かすのだって結構メモリーが必要だ。keynoteなんか動かすにだって当然必要だ。そんなにRAMをケチらなきゃいけない理由はない。Tokyo Railwaysを動かせるぐらいのメモリーは積んでるだろう。
そう考えたら、いろいろと悩み始めてしまった。
私自身の限られた開発時間の中から、iPad用Tokyo Railwaysを作る時間を搾り出す価値はあるのか否か。本気でやったら最低でも半年くらいはiPadに時間を費やすことになるだろう。そうすると、その間、今作っているネットワーク対応機能等はストップだ。流石にそれは無理だから、しばらくは今のままPC版の開発を区切りがつくまで進めて、それからという事になるだろうけど。
今のまま、PCやMacをターゲットにいろいろとアプリを作っていきたいという気持ちもある。別のプラットフォームで作るとしてもAndroidなら移植しやすいし、環境がオープンでいろいろとやりやすい面もある。でも、今のandroidのラインナップでiPhone/iPadに勝てるのか?そして私としてもandroidの狭い画面でガマンできるのか?そう考えると、iPadという選択肢の方が手間がかかっても魅力的に見えてくる。
でも、まあ、いろいろと悩んで考えても、今回はいつもと違って今日すぐに物が購入できるわけではなくって、2ヶ月先まで発売されないわけだから、もう少し時間をかけてじっくり考えてみることにします。そしてその間は今の開発を出来る限り早く終わらせられるように、全力で開発に取り組もうと思ってます。
思考ルーチンの評価データ(その2)
ようやく、「Tokyo Railways コンピュータ版」v1.85をリリースしましたが、リリースの前に、テストをかねて、思考ルーチンの評価データを再度取り直したので、アップします。
この記事は、思考ルーチンを改良している途中で、一度評価した時の記事の続きになってまして、前回の記事と、その前の思考ルーチンの性格の解説の記事と合わせてお読みください。
前回は日本が舞台の8マップを対象にしましたが、今回はそれに加えて海外7マップを増やし、全15マップにデータを増やしています。対戦形式は前回とほぼ同じですが、組み合わせはマップごとにランダムに6つの性格を選び、その組と残りの性格の組に分ける方法で決めています。
1つめの表は前回の記事の表と同じですので、表の見方については前回の記事をお読みください。
ただし、今回は上位1位のデータを濃いオレンジに、上位3位以内を薄いオレンジに、下位1位を濃いブルーに、下位3位以内を薄いブルーに塗ってあります。また、順位は勝率を優先し、勝率が同じ場合には平均資産順位を優先しています。
2つめの表はマップ別の成績です。1位は優勝、2位以下は資産額で決めています。各マップで2組に分けて対戦させているので、各マップに1位が2人ずついます。
さて、前回からさらに思考ルーチンを改良し、競争が激化しているため、順位にかなり変動が出ています。
まず最初に目立つのは「標準」の圧倒的な強さ。前回は勝率では「地域路線網」に破れていますが、今回は15戦中7勝という圧倒的な成績を収めています。これに対して「地域路線網」は日本のマップでは前回並みの好成績を残していたのですが、海外マップでは成績が振るわず、4位に転落しています。
「地域路線網」とは対照的なのは、前回圧倒的に最下位だった「建設重視」。こちらは今回も日本のマップではぼろ負けだったのですが、海外マップで2勝を挙げて健闘し、8位までアップしています。
これを見ると、海外マップは分散型の平らなマップばかりだという点を考慮すると、「地域路線網」が近距離集中型マップでしか勝てないのがはっきりしました。これに対して「建設重視」はどうやら地形が厳しいマップと集中型のマップが苦手で、平らで分散的なマップが得意なようです。つまり「建設重視」は日本のマップは地形が厳しいか集中度が高すぎて勝てない。だけど海外マップなら平たくって広い地域に仕事が分散していて、積極的な路線建設が功を奏して勝利しやすい。
これ以外にこれも当たり前なのでが、「広域路線網」は分散マップが得意で、集中マップが苦手なのがハッキリしています。こちらは地形に関係なくて、日本のマップでも長距離主体のマップなら強いので、「広域路線網」は5位に食い込んでいます。
さて、今回もう一つ、目立つのは、今回新しく性格のパラメータに追加された「仕事駒積載」がCの性格の成績不振ぶりです。これは「慎重」、「技術重視」、「倹約家」、「協力的」、「長距離重視」の5つの性格が該当するのですが、いずれも下位に沈んでいて、「慎重」が7位である以外は、9位以下の下位4つをいずれもこのグループが占めています。
これは「仕事駒積載」がCの性格というのが、2つ目以降の仕事の積み込みに慎重なのですが、前回よりも思考ルーチンが強化された結果、仕事の争奪戦が激しくなり、遠慮がちなこのグループは終盤の伸びが足りない傾向にあって、終盤に整備費・法人税・固定資産税などのイベントを食らった時の立ち直りが遅いため、順位を落としているようです。
面白いことに下位4つの性格は、いずれも移動タイトルを沢山とっている。このタイトルは性格的に列車のアップグレードの際に速度を優先するという点以上に、序盤の立ち上がりの速さが反映されやすいようです。つまり下位4つの性格は立ち上がりは早くて中盤いいところまで行くのだが、仕事の選り好みが激しくて、せっかくアップグレードした列車を生かしきれず、終盤の収益性の低さから逆縁負けするという傾向があるようです。
このグループの中で特にひどい成績なのが「長距離重視」で15戦中最下位が10回。この性格は報酬額の高さを優先し、それにかかるコストを軽視するという、もともとコスト意識の低い性格なのである程度は仕方が無いかもしれません。
さて、逆に、序盤の立ち上がりの悪さが目立ち、終盤追い込んでくるのが「建設重視」と「仕事重視」。2つとも路線を引きすぎるのが主たる原因ですが、「仕事重視」は人の路線を使いつつ、自分でも短絡線を引きまくるタイプなので、まあ、最初は辛いでしょうねえ。それが証拠に「仕事重視」は移動のタイトルを一回もとってないし、移動の平均到達率も低い。でも「仕事重視」って列車のアップブレードの際には速度を優先する性格なんですよ。つまりアップグレードが遅れて、列車が早くならない。アップグレードさえできれば最高速で突っ走る。それが「仕事重視」です。それから「仕事重視」は「仕事駒積載」がA。つまり積んだ仕事は離さない。仕事駒をあまり選り好みせず、終盤は満載して突っ走る。そして一気に序盤のハンデを取り戻す。そういうプレイスタイルのようです。
さて、上位に目を移すと、2位・3位に今回追加した新しい性格「欲張り」と「短絡的」がランクインしています。この2つはどちらも積極的な性格なのですが、「欲張り」の方が都市に繋ぐのが好きだけど、コスト意識が高く、近場の仕事を片付けたがり、つかんだ仕事は離さない。つまり何でも欲しいけど、金は払いたくないという、「欲張り」な性格です。
それに対して、「短絡的」はなんでも欲しがりすぐに取り替えたがる、遠くの仕事を片付けたがるという、賑やかな性格です。前回は「短絡的」の方が上位に来たのですが、今回は「欲張り」が逆転しています。たぶん仕事駒の取り合いになったとき「欲張り」の方が強いということでしょうか。あと「欲張り」のコスト意識の高さも結構強みかもしれません。
さて、長々と書いてきましたけど、今回の結論に入りましょう。
まず、ひとつは、このデータから今回の思考ルーチンの改良は期待通りだったかという点ですが、「仕事駒積載」というパラメータに関しては、少なくともCのグループは抑制が効きすぎていてダメですね。「長距離重視」や「協力的」はともかく、「倹約家」や「技術重視」は上位に入るのを期待している性格なので、これでは期待はずれです。少なくとも建設重視の上にくる位までは修正が必要と判断しています。つまり次回のリリースでは、この点の修正が必要ですね。
次に、強い性格と戦いたい人は、「標準」、「欲張り」、「短絡的」、「地域路線網」、「広域路線網」と戦うことをおすすめします。海外マップなら、「近距離重視」のかわりに「建設重視」を入れてみてもいいかもしれません。
逆に、弱い性格と戦いたい人は、「長距離重視」、「協力的」、「倹約家」、「技術重視」、「建設重視」と戦うことをおすすめします。海外マップなら、「建設重視」の代わりに「慎重」を入れるといいかもしれません。「建設重視」以外はみんな遠慮がちな性格なので、仕事が楽に確保できるでしょう。あれ?もしかしてそうすると、競争が激しくなくなって、遠慮がちな性格がハンデじゃなくなるかなあ(笑)。そうなったらちょっと分からないですね。まあ、上位4つを外しておけば、そんなにひどい目にはあわないと思いますよ。
この記事は、思考ルーチンを改良している途中で、一度評価した時の記事の続きになってまして、前回の記事と、その前の思考ルーチンの性格の解説の記事と合わせてお読みください。
前回は日本が舞台の8マップを対象にしましたが、今回はそれに加えて海外7マップを増やし、全15マップにデータを増やしています。対戦形式は前回とほぼ同じですが、組み合わせはマップごとにランダムに6つの性格を選び、その組と残りの性格の組に分ける方法で決めています。
1つめの表は前回の記事の表と同じですので、表の見方については前回の記事をお読みください。
ただし、今回は上位1位のデータを濃いオレンジに、上位3位以内を薄いオレンジに、下位1位を濃いブルーに、下位3位以内を薄いブルーに塗ってあります。また、順位は勝率を優先し、勝率が同じ場合には平均資産順位を優先しています。
2つめの表はマップ別の成績です。1位は優勝、2位以下は資産額で決めています。各マップで2組に分けて対戦させているので、各マップに1位が2人ずついます。
さて、前回からさらに思考ルーチンを改良し、競争が激化しているため、順位にかなり変動が出ています。
まず最初に目立つのは「標準」の圧倒的な強さ。前回は勝率では「地域路線網」に破れていますが、今回は15戦中7勝という圧倒的な成績を収めています。これに対して「地域路線網」は日本のマップでは前回並みの好成績を残していたのですが、海外マップでは成績が振るわず、4位に転落しています。
「地域路線網」とは対照的なのは、前回圧倒的に最下位だった「建設重視」。こちらは今回も日本のマップではぼろ負けだったのですが、海外マップで2勝を挙げて健闘し、8位までアップしています。
これを見ると、海外マップは分散型の平らなマップばかりだという点を考慮すると、「地域路線網」が近距離集中型マップでしか勝てないのがはっきりしました。これに対して「建設重視」はどうやら地形が厳しいマップと集中型のマップが苦手で、平らで分散的なマップが得意なようです。つまり「建設重視」は日本のマップは地形が厳しいか集中度が高すぎて勝てない。だけど海外マップなら平たくって広い地域に仕事が分散していて、積極的な路線建設が功を奏して勝利しやすい。
これ以外にこれも当たり前なのでが、「広域路線網」は分散マップが得意で、集中マップが苦手なのがハッキリしています。こちらは地形に関係なくて、日本のマップでも長距離主体のマップなら強いので、「広域路線網」は5位に食い込んでいます。
さて、今回もう一つ、目立つのは、今回新しく性格のパラメータに追加された「仕事駒積載」がCの性格の成績不振ぶりです。これは「慎重」、「技術重視」、「倹約家」、「協力的」、「長距離重視」の5つの性格が該当するのですが、いずれも下位に沈んでいて、「慎重」が7位である以外は、9位以下の下位4つをいずれもこのグループが占めています。
これは「仕事駒積載」がCの性格というのが、2つ目以降の仕事の積み込みに慎重なのですが、前回よりも思考ルーチンが強化された結果、仕事の争奪戦が激しくなり、遠慮がちなこのグループは終盤の伸びが足りない傾向にあって、終盤に整備費・法人税・固定資産税などのイベントを食らった時の立ち直りが遅いため、順位を落としているようです。
面白いことに下位4つの性格は、いずれも移動タイトルを沢山とっている。このタイトルは性格的に列車のアップグレードの際に速度を優先するという点以上に、序盤の立ち上がりの速さが反映されやすいようです。つまり下位4つの性格は立ち上がりは早くて中盤いいところまで行くのだが、仕事の選り好みが激しくて、せっかくアップグレードした列車を生かしきれず、終盤の収益性の低さから逆縁負けするという傾向があるようです。
このグループの中で特にひどい成績なのが「長距離重視」で15戦中最下位が10回。この性格は報酬額の高さを優先し、それにかかるコストを軽視するという、もともとコスト意識の低い性格なのである程度は仕方が無いかもしれません。
さて、逆に、序盤の立ち上がりの悪さが目立ち、終盤追い込んでくるのが「建設重視」と「仕事重視」。2つとも路線を引きすぎるのが主たる原因ですが、「仕事重視」は人の路線を使いつつ、自分でも短絡線を引きまくるタイプなので、まあ、最初は辛いでしょうねえ。それが証拠に「仕事重視」は移動のタイトルを一回もとってないし、移動の平均到達率も低い。でも「仕事重視」って列車のアップブレードの際には速度を優先する性格なんですよ。つまりアップグレードが遅れて、列車が早くならない。アップグレードさえできれば最高速で突っ走る。それが「仕事重視」です。それから「仕事重視」は「仕事駒積載」がA。つまり積んだ仕事は離さない。仕事駒をあまり選り好みせず、終盤は満載して突っ走る。そして一気に序盤のハンデを取り戻す。そういうプレイスタイルのようです。
さて、上位に目を移すと、2位・3位に今回追加した新しい性格「欲張り」と「短絡的」がランクインしています。この2つはどちらも積極的な性格なのですが、「欲張り」の方が都市に繋ぐのが好きだけど、コスト意識が高く、近場の仕事を片付けたがり、つかんだ仕事は離さない。つまり何でも欲しいけど、金は払いたくないという、「欲張り」な性格です。
それに対して、「短絡的」はなんでも欲しがりすぐに取り替えたがる、遠くの仕事を片付けたがるという、賑やかな性格です。前回は「短絡的」の方が上位に来たのですが、今回は「欲張り」が逆転しています。たぶん仕事駒の取り合いになったとき「欲張り」の方が強いということでしょうか。あと「欲張り」のコスト意識の高さも結構強みかもしれません。
さて、長々と書いてきましたけど、今回の結論に入りましょう。
まず、ひとつは、このデータから今回の思考ルーチンの改良は期待通りだったかという点ですが、「仕事駒積載」というパラメータに関しては、少なくともCのグループは抑制が効きすぎていてダメですね。「長距離重視」や「協力的」はともかく、「倹約家」や「技術重視」は上位に入るのを期待している性格なので、これでは期待はずれです。少なくとも建設重視の上にくる位までは修正が必要と判断しています。つまり次回のリリースでは、この点の修正が必要ですね。
次に、強い性格と戦いたい人は、「標準」、「欲張り」、「短絡的」、「地域路線網」、「広域路線網」と戦うことをおすすめします。海外マップなら、「近距離重視」のかわりに「建設重視」を入れてみてもいいかもしれません。
逆に、弱い性格と戦いたい人は、「長距離重視」、「協力的」、「倹約家」、「技術重視」、「建設重視」と戦うことをおすすめします。海外マップなら、「建設重視」の代わりに「慎重」を入れるといいかもしれません。「建設重視」以外はみんな遠慮がちな性格なので、仕事が楽に確保できるでしょう。あれ?もしかしてそうすると、競争が激しくなくなって、遠慮がちな性格がハンデじゃなくなるかなあ(笑)。そうなったらちょっと分からないですね。まあ、上位4つを外しておけば、そんなにひどい目にはあわないと思いますよ。
水曜日, 1月 27, 2010
アンケート:おすすめの追加マップは(その3)
「ユーザー報告」の右側でいつもやっているアンケートですが、今回が7回目となる新しいアンケート「おすすめの追加マップは(その3)」を始めました。
本日リリースの最新作・新潟県と、本日バージョンアップした追加キット「Merchant of Orion」(=冬の夜空)を含む最新6作が対象です。
複数選択可能なので、おすすめのマップを全部チェックしちゃってください。
是非とも投票をお願いします。
本日リリースの最新作・新潟県と、本日バージョンアップした追加キット「Merchant of Orion」(=冬の夜空)を含む最新6作が対象です。
複数選択可能なので、おすすめのマップを全部チェックしちゃってください。
是非とも投票をお願いします。
アンケート結果:おすすめの追加マップは(その2)
「ユーザー報告」の右側でやっているアンケートの第6回目「おすすめの追加マップは(その2)」を締め切りました。
今回の投票数は21票です。沢山の御投票ありがとうございました。
今回は前回の「その1」に引き続き、対象となった追加マップ5つに対して複数選択可で投票していただきました。複数選択可なので、票数の合計は投票数を上回ります。
では、5位から順番に結果を紹介しましょう。
この地域は、本体付属の九州マップの主戦場なので、被ってる分だけ不利だったということでしょうか。
大差がついてちょっと意外です。
かなり癖があるマップだったのですが、3位とは2票差でトップとも4票しかはなれておらず、大接戦に加わってました。思ったよりも人気のあるマップですねえ。
登場する都市には天橋立・宮津とか城崎温泉とか有名な観光地が並んでいて、そんなに都市間は遠くないのですが、このマップは丘陵が多くって、安く線路が引けるルートが限られている。だから後手に回ると近くてもなかなか隣の大都市につなげない。だけど序盤から線路を派手に引いちゃうと、借金で首が回らなくなる。そんな感じで資金に苦しむマップです。
このルートの取り合いがなかなか面白くって、私としては自信作の一つです。
是非ともやってみてください。
このマップは、全マップの中で一番険しい。限られた平地を取り合うマップは珍しくないけど、このマップの場合は限られた丘陵を取り合うんだもの。毎年正月にやっている箱根駅伝で登場するあの山登りのコースに電車を引こうというのだから当たり前です。まあ、恐ろしいことに、実際にこの場所には箱根登山鉄道が走っているわけですが。
こんなマップなので、できれば線路は引きたくない。他人の路線を使いたいという感じのマップでして、勝利条件のための義務路線だけ引いて、あとは他人の路線をどのようにうまく使うのか、また逆にどのように沢山の人に自分の路線を使ってもらって、使用料を儲けるかというちょっと変わった視点の戦略が必要になります。
ところで、このマップって、エヴァの舞台「第三新東京市」と一致するわけですが、まさかそれで2位ってことはないよね。
山に囲まれた京都を舞台に、非常に沢山のイベントが賑やかに彩るマップです。
日本の中心として長い歴史を刻んできた京都の街には知名度の高い観光地が目白押しで、それをつないでいくだけでも楽しくなってきます。
このマップは、私も全ての追加マップの中で一番好きでして、一位になって嬉しいです。
まだこのマップを行ったことのない人は、是非ともやってみてください。
この後は、その3として残りのマップでもアンケートをやる予定です。
また、是非とも投票をお願いします。
今回の投票数は21票です。沢山の御投票ありがとうございました。
今回は前回の「その1」に引き続き、対象となった追加マップ5つに対して複数選択可で投票していただきました。複数選択可なので、票数の合計は投票数を上回ります。
では、5位から順番に結果を紹介しましょう。
第5位 福岡県 3票(13%)
福岡県マップは、面的にな広がりもあって、地形もそれなりに複雑で、都市も中心の福岡市以外に北東に北九州市があって、それ以外の都市はそれなりに散っているので、バランス的に良いマップだと思うのですが、他のマップとはかなり離されて最下位でした。この地域は、本体付属の九州マップの主戦場なので、被ってる分だけ不利だったということでしょうか。
大差がついてちょっと意外です。
第4位 沖縄 6票(27%)
このマップは海が広くって陸地が細長い。こういう細長いマップは端から端まで移動すると、なかなか爽快感があるのですが、このマップはそうも行かない。沖縄本島って主要部が極端に南部に集中していて、主戦場は那覇を中心とした南部と、そこから直ぐに北東に行った沖縄市までの区間で、ここから先に行く時にはそれなりの仕事を沢山抱えているときじゃないと負けちゃいます。とにかく南部を離れたら、一目散に目的地に行って、さっさと帰ってこないと他のプレイヤーにすき放題にやられちゃう。そんなマップです。かなり癖があるマップだったのですが、3位とは2票差でトップとも4票しかはなれておらず、大接戦に加わってました。思ったよりも人気のあるマップですねえ。
3位 北近畿 8票(36%)
追加マップは基本的に狭くって、このマップも例外じゃないんですが、それなのに8つも大都市が登場するマップです。登場する都市には天橋立・宮津とか城崎温泉とか有名な観光地が並んでいて、そんなに都市間は遠くないのですが、このマップは丘陵が多くって、安く線路が引けるルートが限られている。だから後手に回ると近くてもなかなか隣の大都市につなげない。だけど序盤から線路を派手に引いちゃうと、借金で首が回らなくなる。そんな感じで資金に苦しむマップです。
このルートの取り合いがなかなか面白くって、私としては自信作の一つです。
是非ともやってみてください。
2位 箱根 9票(40%)
トップから3位まで2票差という大激戦の中、惜しくも2位となったのは、関東を代表する観光地・箱根。このマップは、全マップの中で一番険しい。限られた平地を取り合うマップは珍しくないけど、このマップの場合は限られた丘陵を取り合うんだもの。毎年正月にやっている箱根駅伝で登場するあの山登りのコースに電車を引こうというのだから当たり前です。まあ、恐ろしいことに、実際にこの場所には箱根登山鉄道が走っているわけですが。
こんなマップなので、できれば線路は引きたくない。他人の路線を使いたいという感じのマップでして、勝利条件のための義務路線だけ引いて、あとは他人の路線をどのようにうまく使うのか、また逆にどのように沢山の人に自分の路線を使ってもらって、使用料を儲けるかというちょっと変わった視点の戦略が必要になります。
ところで、このマップって、エヴァの舞台「第三新東京市」と一致するわけですが、まさかそれで2位ってことはないよね。
1位 京都 10票(45%)
大激戦を制したのは、日本最大の観光都市を舞台にした京都マップ。山に囲まれた京都を舞台に、非常に沢山のイベントが賑やかに彩るマップです。
日本の中心として長い歴史を刻んできた京都の街には知名度の高い観光地が目白押しで、それをつないでいくだけでも楽しくなってきます。
このマップは、私も全ての追加マップの中で一番好きでして、一位になって嬉しいです。
まだこのマップを行ったことのない人は、是非ともやってみてください。
まとめ
今回の5作はどれも作者としては自信作だったんで、なかなか大激戦になりました。でも福岡県だけちょっと差がついたのは意外でした。福岡県って結構面白いマップなんで、もう一度やってみませんか?この後は、その3として残りのマップでもアンケートをやる予定です。
また、是非とも投票をお願いします。
リリース:追加マップ「新潟県」
「Tokyo Railways コンピュータ版」用追加マップ「新潟県」をリリースしました。
今回の舞台の新潟県は本州日本海側で最大の都市である新潟市が県庁所在地で、旧越後国の本土側と旧佐渡国の佐渡島からなります。本土側は西から上越・中越・下越の3地域に分かれており、各地域の中心都市である上越市・長岡市・新潟市の3つが大都市として登場します。大都市が3つしかないので、登場する列車は最高でも速度39までとなります。
このマップの最大の特徴は細長い本土側の横にあって、ワープゾーンとして機能する佐渡島です。佐渡島の小木港は上越市に、両津は新潟市にフェリーで接続しており、赤泊港が接続している寺泊港も長岡市の近辺にあるため、佐渡島を経由すると、いきなり好きな大都市にフェリーで飛び込めてしまうという構造になってます。
画像は実際に私がプレイした時のもので、赤が私、それ以外はコンピュータです。このゲームでもコンピュータの緑と黄色は佐渡島経由での新潟市ー上越市接続を行ってます。ちなみにこのときは私は新井付近から目の前の長野への番外接続に飛び込めば勝利というところで、先に緑に勝利条件をクリアされて敗北しています。難易度は至難でした。
ちょっと他では例を見ない不思議なマップです。是非とも遊んでみてください。
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今回の舞台の新潟県は本州日本海側で最大の都市である新潟市が県庁所在地で、旧越後国の本土側と旧佐渡国の佐渡島からなります。本土側は西から上越・中越・下越の3地域に分かれており、各地域の中心都市である上越市・長岡市・新潟市の3つが大都市として登場します。大都市が3つしかないので、登場する列車は最高でも速度39までとなります。
このマップの最大の特徴は細長い本土側の横にあって、ワープゾーンとして機能する佐渡島です。佐渡島の小木港は上越市に、両津は新潟市にフェリーで接続しており、赤泊港が接続している寺泊港も長岡市の近辺にあるため、佐渡島を経由すると、いきなり好きな大都市にフェリーで飛び込めてしまうという構造になってます。
画像は実際に私がプレイした時のもので、赤が私、それ以外はコンピュータです。このゲームでもコンピュータの緑と黄色は佐渡島経由での新潟市ー上越市接続を行ってます。ちなみにこのときは私は新井付近から目の前の長野への番外接続に飛び込めば勝利というところで、先に緑に勝利条件をクリアされて敗北しています。難易度は至難でした。
ちょっと他では例を見ない不思議なマップです。是非とも遊んでみてください。
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リリース:Tokyo Railways コンピュータ版 v1.85リリース!
お待たせしました。「Tokyo Railways コンピュータ版」の最新バージョン v1.85 をリリースしました!
今回の目玉はアメリカ合衆国南部を舞台にした新マップ「Road to the Gulf」と、更に強化された思考ルーチンの2つ。
新マップの方は先行リリースしたボードゲーム版の移植で、南北戦争で南軍についた南部諸州の主要部とその周辺が舞台。
マップ北端の東西にセントルイス・ボルチモア、真ん中にはアトランタをはじめとする3つの大都市が横に並んでます。そして、マップの南にはフロリダ半島とメキシコ湾があり、フロリダ半島の先端にはマイアミ、メキシコ湾岸に突き出したミシシッピ川河口にはニューオリンズがあります。史実ではほとんどの会社が北寄りの場所から南のフロリダ半島とメキシコ湾を目指して路線を伸ばして行きましたが、もちろんプレイヤーはマップ上に自由に路線を引くことができます。
中央部では激しい競争が繰り広げられ、4隅の大都市には時には仕事が積み上がることもあって、タイミング次第で一攫千金が獲得可能なスリリングなマップです。是非とも遊んでみてください。
もうひとつの目玉機能、思考ルーチンの強化ですが、今バージョンでは新たな性格パラメータとして「仕事駒積載」が増えました。また、更に性格が3種類増えて、12種類になっています。
「仕事駒積載」というパラメータは仕事駒への執着度を示していまして、Aの場合はつかんだら目的地につくまで降ろしません。これは従来の思考ルーチンに近いです。Bは必要に応じて出発地で放棄して別の駒に入れ替えます。Cの場合は、更に積み込む仕事駒を絞り込んで、異なる方向の仕事を複数積み込まないように慎重に選択します。
また、更にマップに思考ルーチン用のヒント情報も埋め込めるようになっています。これが埋め込まれている場合、今までに比べて思考ルーチンは重要度の高い目的地への仕事を優先する様になります。
このヒント情報の内容は、メニューから「エリア重要度」を選択することで、プレイヤーも参考にすることができます。
これらの目玉機能以外にも「ランダムマップ選択機能」やダイアログ上で右クリックした際の機能追加など、いろいろな変更点を盛り込んでありますが、詳しくは更新履歴をご確認ください。
ぜひ、ダウンロードして遊んでみてください!
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今回の目玉はアメリカ合衆国南部を舞台にした新マップ「Road to the Gulf」と、更に強化された思考ルーチンの2つ。
新マップの方は先行リリースしたボードゲーム版の移植で、南北戦争で南軍についた南部諸州の主要部とその周辺が舞台。
マップ北端の東西にセントルイス・ボルチモア、真ん中にはアトランタをはじめとする3つの大都市が横に並んでます。そして、マップの南にはフロリダ半島とメキシコ湾があり、フロリダ半島の先端にはマイアミ、メキシコ湾岸に突き出したミシシッピ川河口にはニューオリンズがあります。史実ではほとんどの会社が北寄りの場所から南のフロリダ半島とメキシコ湾を目指して路線を伸ばして行きましたが、もちろんプレイヤーはマップ上に自由に路線を引くことができます。
中央部では激しい競争が繰り広げられ、4隅の大都市には時には仕事が積み上がることもあって、タイミング次第で一攫千金が獲得可能なスリリングなマップです。是非とも遊んでみてください。
もうひとつの目玉機能、思考ルーチンの強化ですが、今バージョンでは新たな性格パラメータとして「仕事駒積載」が増えました。また、更に性格が3種類増えて、12種類になっています。
「仕事駒積載」というパラメータは仕事駒への執着度を示していまして、Aの場合はつかんだら目的地につくまで降ろしません。これは従来の思考ルーチンに近いです。Bは必要に応じて出発地で放棄して別の駒に入れ替えます。Cの場合は、更に積み込む仕事駒を絞り込んで、異なる方向の仕事を複数積み込まないように慎重に選択します。
また、更にマップに思考ルーチン用のヒント情報も埋め込めるようになっています。これが埋め込まれている場合、今までに比べて思考ルーチンは重要度の高い目的地への仕事を優先する様になります。
このヒント情報の内容は、メニューから「エリア重要度」を選択することで、プレイヤーも参考にすることができます。
これらの目玉機能以外にも「ランダムマップ選択機能」やダイアログ上で右クリックした際の機能追加など、いろいろな変更点を盛り込んでありますが、詳しくは更新履歴をご確認ください。
ぜひ、ダウンロードして遊んでみてください!
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月曜日, 1月 25, 2010
Tokyo Railways 八番勝負 その4
日本を舞台にした8つのマップを8つの別々の環境でプレイする「Tokyo Railways 八番勝負」、今回が4回目で、ようやく最終回になります。新しい思考ルーチンをテストするために始めた今回の企画ですが、私は目標の4勝を第6戦までであっさりクリア。ここまでの結果は4勝2敗です。果たしてあっさり勝ち越してしまうのか、それからこの思考ルーチンは本当に大丈夫なのか。
過去3回の記事は、第1回、第2回、第3回の記事を読んでもらうことにして、第7戦の瀬戸内に進みましょう。
もうひとつのポイントはこのマップにも登場する速度63の弾丸列車。でもこのマップって、東海や東北に比べると長距離移動が少ないので、弾丸列車が活躍するチャンスは少ない。それでも無理に弾丸列車にアップするかどうかがもうひとつの分かれ道。
このマップは典型的な分散型マップで、広島・松山・姫路・高知の大都市4つは、他の3つの大都市から離れていて別の生存圏を形成している。ただ、広島と松山は呉経由でフェリーでつながっているので、線路で接続するのは簡単。こういう分散型マップは一般には人間に不利で、コンピュータに有利です。
今回の実行環境はいわゆるネットブックというやつで、CPUはintel atom N270 1.6GHz シングルコア。メモリーは2.0GB。メモリーは十分だけどCPUはちょっと非力。一応ハイパースレッジングをサポートしているので、2スレッド同時実行可能なので、スレッドを多用しているTokyo Railwaysの実行には有利だけど、やっぱり非力。BGMはちゃんと途切れずになってたけど、処理はかなりまたされました。北陸の時のPower PCと一緒で、マンガ読みながらなら丁度いいって感じです。まあ、それでもPower PCよりはだいぶ速かったです。
さて、結果はというと・・・
33ターンかかっちゃいましたが、最後は圧勝でした。今回は終盤に一気に稼いだんで、弾丸列車にアップする暇がなかった。それが幸いして法人税や整備費のダメージが少なかった分だけ、他との差が開いたようです。
タイトルは全然取れませんでした。でもこれだけの差が開いたのはやっぱりイベントでのダメージの少なさのせいでしょうねえ。
例によって、赤が私です。緑の標準は広島スタート。青の広域路線網は高知スタートですぐに松山に乗り込みます。ピンクの仕事重視は徳島スタート。黄色の倹約家は姫路スタート。私と水色の建設重視はいずれも岡山スタート。
私は最初にいきなり高松と宇野の間に橋を架橋して岡山と高松を連結。両方の仕事をやってうろうろしてたら、水色が3都市を連結して橋の仕事が出てきて、これをやって借金をかなり返したのですが、固定資産税をくらって借金生活に逆戻り。黄色が岡山方面に出てくるのと入れ替わるように私は神戸行きをつかんで東をめざします。ところが、すでにそこににはすでにフェリー経由で鳴門ー明石ルートを完成させていた水色と、橋の仕事をつかんで同じ鳴門ー明石ルートに架橋していたピンクが乗り込んできています。さらに後方からは青の広域路線網が長駆して神戸を目指してきて、姫路ー神戸間で4者が泥沼の戦いを展開。儲かるのは広島と松山を独占している緑ばかりという困った展開です。
結局私は借金を返せずに岡山に逃げ帰ってきて、なんとか松山行きをつかみ、高松からすこしずつ松山方面に延伸しながら、間を行ったり来たりしてすこしずつ借金を返します。そして高松にも松山行きの仕事が出てきて、2個の松山行きを積み込み、一気に松山に連結して愛媛県内に踏み込んだら・・・またいつものように大震災発生。せっかくの松山行きを一つ手放すはめになりました。
このころには他のプレイヤーは弾丸列車が登場しています。なのに私はやっと借金を返して速度33の列車にアップするのがやっと。でも天は我を見放してなかった。立て続けに法人税と整備費が炸裂。お金を持ってなくって列車もしょぼかった私にはほとんどダメージが入らず、トップ争いしていたプレイヤーが借金生活に叩き込まれるという理想的な展開。
しかも松山につくとイベントのオンパレード。神戸行き、徳島行き、岡山行きの仕事をつかんで、岡山に戻ると、今度は高松に神戸行きが登場!
徳島経由で神戸に乗り込み一気に勝利条件をクリアして勝利。ワンチャンスで大逆転に成功しました。
しかもどのマップも途中までは苦しい展開だったのですが、終盤に大差がつく展開。このまま九州マップでも私が勝ってしまうと、思考ルーチンをもう一回強化する必要が生じそうです。でも手を抜いたらテストになりません。あくまで勝利を狙って九州マップを戦います。
九州マップは北海道マップにちょっと似ていて、最初に出てくる仕事の一部が決まってる。それからいくつか条件が満たされた時に出てくる仕事がある。そういう意味で、計算のできるマップです。北海道マップの時にも書いたけど、こういうマップは人間有利です。でもまあ、北海道ほどはその有利さは大きくないし、北海道マップは勝ったには勝ったけど、大苦戦だったので、楽勝は期待できないと思います。
今回の環境はWindows Vistaを使おうかとおもったけど、Vistaは重くって嫌なので、Windows 2000。マシンは第5・6戦と同じ我が家の最強機ですが、今回はVM Player上の仮想PC環境です。でもやたらと早い。快適でした。
今回は結果のマップを先にお見せしましょう。
このマップは最初に配置してある炭鉱仕事を片付けるのがセオリーで、最初は筑豊各都市か大牟田スタートがセオリーなのです。私は飯塚スタート、コンピュータは田川スタートが一人と大牟田スタートが1人だったのですが、後はセオリー外の北九州スタート1人、福岡スタート1人、そして熊本スタートが一人。これだと私にはかなり楽な展開です。
最初に飯塚・直方の炭鉱仕事を片付け、次に中間・山田の仕事まで片付けて、福岡・北九州を飯塚経由で接続。一気に借金を返して、列車を速度33にアップ。福岡で、鹿児島行きと長崎行きをつかみます。こんな楽な展開は珍しい。
で、さらに長崎近辺で大儲けして列車を速度45にアップ。そろそろ鹿児島に行こうかと思っていたころ、大きな落とし穴が空いてました。
その頃、田川スタートの黄色の標準は北九州から山口県方面に路線網を拡大し、その後広島行きの仕事を二個抱えながら、広島に行こうとせず、福岡・北九州間で近距離の仕事を片付けてました。だんだんと路線網を拡大し、たまには大分方面にも足を伸ばしてますが、一向に広島に行こうとせず、すぐに福岡・北九州間に帰ってきます。
そんなタイミングで2つのイベントが発生します。ひとつは「帰省」、もうひとつは「スポーツ」。私は一旦福岡に戻ろうとして長崎を出発したばかりでしたが、長崎に福岡行きと長崎空港行きが出てきたんで、よろこんで長崎にもどり、もう一度福岡へと出発します。
だがその時、福岡・北九州間にいた黄色は広島行きの仕事2個以外の2つの仕事を放棄するか片付けるかして、残りの2つも新たに発生した広島行き2個に入れ替えてしまったのです。つまり黄色の積んでいるのは広島行き×4!
私が福岡について、弾丸列車に切り替えたときにはすでに時遅し。黄色は広島について金額条件を100オーバーでクリア。でもまだ黄色は勝利できません。なぜなら九州マップの路線勝利条件は鹿児島と宮崎のどちらかにつながなきゃならないのですが、黄色の路線はそのどちらにもつながってません。
私は弾丸列車をぶっ飛ばして鹿児島を目指します。でも黄色は無情にも手番ごとに確実に鹿児島にむかって路線を伸ばしていく。ただ鹿児島行きの建設費を払ったら、金額条件を満たせなくなるはずです。そこに期待して私は鹿児島に突入。福岡方面と宮崎方面×2をつかんで宮崎に突入。宮崎からの仕事も合わせて、一気に福岡への帰還をめざして大逆転を狙います。
だけど、黄色は山口方面や大分方面の路線網を活かしてこまめに収益をあげながら確実に鹿児島に路線を伸ばしてくる。
そして鹿児島に黄色の路線が到達したとき、金額条件も満たしたままでした。これで黄色の標準が勝利。
ターン数はわずか23。これじゃとても鹿児島・宮崎ー福岡間なんて往復できません。
タイトルは黄色の標準と水色の建設重視で独占。私は完全無冠で完敗でした。
でも人間有利と思われる4マップ(関東・関西・北海道・九州)では2勝2敗とコンピュータが大善戦して、手ごわさを見せつけられました。特に最後の九州マップは、いままでには見られない見事な戦法(広島×4)が炸裂して、着実な進歩が見られました。
その反面、今まではコンピュータ有利の4マップ(北陸・東海・東北・瀬戸内)では、意外にも苦手な北陸以外の3戦に勝利し、3勝1敗と大きく勝ち越しました。これは今までこれらのマップでは沈むプレイヤーと走るプレイヤーがはっきりしていて、運の要素が大きかったのが、思考ルーチンの強化の結果、沈むプレイヤーが少なくなり、結果として仕事の奪い合いが激しくなって長期戦となって、実力が反映されやすくなった結果と思われます。
また、v1.80で追加された整備費イベントがゲームを長期化させて、人間を有利にしているという面もあるようです。
いずれにしても言えるのは勝った3マップとも、中盤までは非常に苦しい展開で、従来ならこの時点でほぼ負けていた展開からの大逆転であり、勝つ可能性が高まっているにしても楽には勝たせてもらえなくなったということです。
私としてはもう少しコンピュータの勝率を上げることを期待してたんですが、思考ルーチンの強化の結果のゲームの長期化というのはちょっと予想外の結果であり、まあしかたがないかなと思ってます。
どっちにしろv1.85は従来のバージョンよりもよりスリリングな展開が期待できるっていうことは間違いなさそうで、そういう意味では大成功だと結論づけたいと思います。
さて、肝心のv1.85のリリースですが、すでにVectorには公開申請を済ませてあり、Vectorの公開に合わせてリリースアナウンスを出す予定です。もうしばらくお待ちください。
過去3回の記事は、第1回、第2回、第3回の記事を読んでもらうことにして、第7戦の瀬戸内に進みましょう。
第7戦 瀬戸内
このマップは真ん中に瀬戸内海が横たわっていて、海の北側が本州の山陽地方、南側が四国四県という変わったマップです。ポイントは瀬戸内海各地にある海峡とフェリー。フェリーを使うのか海峡に橋をかけて横断するのかがひとつの分かれ目。もうひとつのポイントはこのマップにも登場する速度63の弾丸列車。でもこのマップって、東海や東北に比べると長距離移動が少ないので、弾丸列車が活躍するチャンスは少ない。それでも無理に弾丸列車にアップするかどうかがもうひとつの分かれ道。
このマップは典型的な分散型マップで、広島・松山・姫路・高知の大都市4つは、他の3つの大都市から離れていて別の生存圏を形成している。ただ、広島と松山は呉経由でフェリーでつながっているので、線路で接続するのは簡単。こういう分散型マップは一般には人間に不利で、コンピュータに有利です。
今回の実行環境はいわゆるネットブックというやつで、CPUはintel atom N270 1.6GHz シングルコア。メモリーは2.0GB。メモリーは十分だけどCPUはちょっと非力。一応ハイパースレッジングをサポートしているので、2スレッド同時実行可能なので、スレッドを多用しているTokyo Railwaysの実行には有利だけど、やっぱり非力。BGMはちゃんと途切れずになってたけど、処理はかなりまたされました。北陸の時のPower PCと一緒で、マンガ読みながらなら丁度いいって感じです。まあ、それでもPower PCよりはだいぶ速かったです。
さて、結果はというと・・・
33ターンかかっちゃいましたが、最後は圧勝でした。今回は終盤に一気に稼いだんで、弾丸列車にアップする暇がなかった。それが幸いして法人税や整備費のダメージが少なかった分だけ、他との差が開いたようです。
タイトルは全然取れませんでした。でもこれだけの差が開いたのはやっぱりイベントでのダメージの少なさのせいでしょうねえ。
例によって、赤が私です。緑の標準は広島スタート。青の広域路線網は高知スタートですぐに松山に乗り込みます。ピンクの仕事重視は徳島スタート。黄色の倹約家は姫路スタート。私と水色の建設重視はいずれも岡山スタート。
私は最初にいきなり高松と宇野の間に橋を架橋して岡山と高松を連結。両方の仕事をやってうろうろしてたら、水色が3都市を連結して橋の仕事が出てきて、これをやって借金をかなり返したのですが、固定資産税をくらって借金生活に逆戻り。黄色が岡山方面に出てくるのと入れ替わるように私は神戸行きをつかんで東をめざします。ところが、すでにそこににはすでにフェリー経由で鳴門ー明石ルートを完成させていた水色と、橋の仕事をつかんで同じ鳴門ー明石ルートに架橋していたピンクが乗り込んできています。さらに後方からは青の広域路線網が長駆して神戸を目指してきて、姫路ー神戸間で4者が泥沼の戦いを展開。儲かるのは広島と松山を独占している緑ばかりという困った展開です。
結局私は借金を返せずに岡山に逃げ帰ってきて、なんとか松山行きをつかみ、高松からすこしずつ松山方面に延伸しながら、間を行ったり来たりしてすこしずつ借金を返します。そして高松にも松山行きの仕事が出てきて、2個の松山行きを積み込み、一気に松山に連結して愛媛県内に踏み込んだら・・・またいつものように大震災発生。せっかくの松山行きを一つ手放すはめになりました。
このころには他のプレイヤーは弾丸列車が登場しています。なのに私はやっと借金を返して速度33の列車にアップするのがやっと。でも天は我を見放してなかった。立て続けに法人税と整備費が炸裂。お金を持ってなくって列車もしょぼかった私にはほとんどダメージが入らず、トップ争いしていたプレイヤーが借金生活に叩き込まれるという理想的な展開。
しかも松山につくとイベントのオンパレード。神戸行き、徳島行き、岡山行きの仕事をつかんで、岡山に戻ると、今度は高松に神戸行きが登場!
徳島経由で神戸に乗り込み一気に勝利条件をクリアして勝利。ワンチャンスで大逆転に成功しました。
第8戦 九州史実シナリオ
なんと、2勝2敗から人間が不利と思われる東海・東北・瀬戸内に3連勝して、一気に勝ち越しを決めてしまいました。しかもどのマップも途中までは苦しい展開だったのですが、終盤に大差がつく展開。このまま九州マップでも私が勝ってしまうと、思考ルーチンをもう一回強化する必要が生じそうです。でも手を抜いたらテストになりません。あくまで勝利を狙って九州マップを戦います。
九州マップは北海道マップにちょっと似ていて、最初に出てくる仕事の一部が決まってる。それからいくつか条件が満たされた時に出てくる仕事がある。そういう意味で、計算のできるマップです。北海道マップの時にも書いたけど、こういうマップは人間有利です。でもまあ、北海道ほどはその有利さは大きくないし、北海道マップは勝ったには勝ったけど、大苦戦だったので、楽勝は期待できないと思います。
今回の環境はWindows Vistaを使おうかとおもったけど、Vistaは重くって嫌なので、Windows 2000。マシンは第5・6戦と同じ我が家の最強機ですが、今回はVM Player上の仮想PC環境です。でもやたらと早い。快適でした。
今回は結果のマップを先にお見せしましょう。
このマップは最初に配置してある炭鉱仕事を片付けるのがセオリーで、最初は筑豊各都市か大牟田スタートがセオリーなのです。私は飯塚スタート、コンピュータは田川スタートが一人と大牟田スタートが1人だったのですが、後はセオリー外の北九州スタート1人、福岡スタート1人、そして熊本スタートが一人。これだと私にはかなり楽な展開です。
最初に飯塚・直方の炭鉱仕事を片付け、次に中間・山田の仕事まで片付けて、福岡・北九州を飯塚経由で接続。一気に借金を返して、列車を速度33にアップ。福岡で、鹿児島行きと長崎行きをつかみます。こんな楽な展開は珍しい。
で、さらに長崎近辺で大儲けして列車を速度45にアップ。そろそろ鹿児島に行こうかと思っていたころ、大きな落とし穴が空いてました。
その頃、田川スタートの黄色の標準は北九州から山口県方面に路線網を拡大し、その後広島行きの仕事を二個抱えながら、広島に行こうとせず、福岡・北九州間で近距離の仕事を片付けてました。だんだんと路線網を拡大し、たまには大分方面にも足を伸ばしてますが、一向に広島に行こうとせず、すぐに福岡・北九州間に帰ってきます。
そんなタイミングで2つのイベントが発生します。ひとつは「帰省」、もうひとつは「スポーツ」。私は一旦福岡に戻ろうとして長崎を出発したばかりでしたが、長崎に福岡行きと長崎空港行きが出てきたんで、よろこんで長崎にもどり、もう一度福岡へと出発します。
だがその時、福岡・北九州間にいた黄色は広島行きの仕事2個以外の2つの仕事を放棄するか片付けるかして、残りの2つも新たに発生した広島行き2個に入れ替えてしまったのです。つまり黄色の積んでいるのは広島行き×4!
私が福岡について、弾丸列車に切り替えたときにはすでに時遅し。黄色は広島について金額条件を100オーバーでクリア。でもまだ黄色は勝利できません。なぜなら九州マップの路線勝利条件は鹿児島と宮崎のどちらかにつながなきゃならないのですが、黄色の路線はそのどちらにもつながってません。
私は弾丸列車をぶっ飛ばして鹿児島を目指します。でも黄色は無情にも手番ごとに確実に鹿児島にむかって路線を伸ばしていく。ただ鹿児島行きの建設費を払ったら、金額条件を満たせなくなるはずです。そこに期待して私は鹿児島に突入。福岡方面と宮崎方面×2をつかんで宮崎に突入。宮崎からの仕事も合わせて、一気に福岡への帰還をめざして大逆転を狙います。
だけど、黄色は山口方面や大分方面の路線網を活かしてこまめに収益をあげながら確実に鹿児島に路線を伸ばしてくる。
そして鹿児島に黄色の路線が到達したとき、金額条件も満たしたままでした。これで黄色の標準が勝利。
ターン数はわずか23。これじゃとても鹿児島・宮崎ー福岡間なんて往復できません。
タイトルは黄色の標準と水色の建設重視で独占。私は完全無冠で完敗でした。
まとめ
思考ルーチン強化を確認する目的で今回8番勝負をやったわけですが、結果は私の5勝3敗と私が勝ち越してしまいました。でも人間有利と思われる4マップ(関東・関西・北海道・九州)では2勝2敗とコンピュータが大善戦して、手ごわさを見せつけられました。特に最後の九州マップは、いままでには見られない見事な戦法(広島×4)が炸裂して、着実な進歩が見られました。
その反面、今まではコンピュータ有利の4マップ(北陸・東海・東北・瀬戸内)では、意外にも苦手な北陸以外の3戦に勝利し、3勝1敗と大きく勝ち越しました。これは今までこれらのマップでは沈むプレイヤーと走るプレイヤーがはっきりしていて、運の要素が大きかったのが、思考ルーチンの強化の結果、沈むプレイヤーが少なくなり、結果として仕事の奪い合いが激しくなって長期戦となって、実力が反映されやすくなった結果と思われます。
また、v1.80で追加された整備費イベントがゲームを長期化させて、人間を有利にしているという面もあるようです。
いずれにしても言えるのは勝った3マップとも、中盤までは非常に苦しい展開で、従来ならこの時点でほぼ負けていた展開からの大逆転であり、勝つ可能性が高まっているにしても楽には勝たせてもらえなくなったということです。
私としてはもう少しコンピュータの勝率を上げることを期待してたんですが、思考ルーチンの強化の結果のゲームの長期化というのはちょっと予想外の結果であり、まあしかたがないかなと思ってます。
どっちにしろv1.85は従来のバージョンよりもよりスリリングな展開が期待できるっていうことは間違いなさそうで、そういう意味では大成功だと結論づけたいと思います。
さて、肝心のv1.85のリリースですが、すでにVectorには公開申請を済ませてあり、Vectorの公開に合わせてリリースアナウンスを出す予定です。もうしばらくお待ちください。
日曜日, 1月 24, 2010
Tokyo Railways 八番勝負 その3
今回で3回目の八番勝負です。詳しい話は前々回・前回に書いてますんで、今回はいきなり第5戦に進みます。
このマップはどっちらかというとコンピュータ有利。こういう分散型のマップは誰かが飛び出しても干渉のしようが無いのです。
第5戦の環境はOSはWindows 7 64bit版、CPUはCore i7 2.67GHzクアッドコア、メモリー12GB。我が家の最強機です。さすがに動作速度は圧倒的でした。
今回は先にまず結果のマップからお見せしましょう。
赤が私で浜松スタート、緑の倹約家・水色の地域路線網・ピンクの仕事重視は名古屋周辺でスタート。黄色の広域路線網と青の技術重視は東京近辺でスタート。数的には名古屋3、静岡1、関東2とバランスよく分かれましたが、甲信に誰も入っていないのが後々効いてきます。
私は浜松→名古屋をもってゲームを開始したのですが、どうせ名古屋にいっても4人で仕事の奪い合いになるだけなので、とりあえずは静岡方面に路線を伸ばし、静岡ー浜松間で稼ぎます。他のプレイヤーもそれぞれのエリアでこまめに稼いで序盤が経過。やがて名古屋・東京・静岡のいずれの地域も仕事がなくなってきました。なぜかというと、甲信地方に誰もいないから、諏訪と甲府に仕事がうず高く積み上がっているからです。
最初に動いたのはピンク。浜松に殴り込んできて、浜松にあった飯田行きをGET。そのまま飯田に突入して諏訪を目指します。私はというと序盤に固定資産税のイベントで50を奪われて、借金が返せないのに静岡の仕事がなくなってきて苦しい展開。苦しいのは皆同じのようで、みんな一斉に動き出します。青は浜松行きをつかんで東京を出発。黄色も津行きをつかんで東京出発。逆に名古屋からは水色が東京行きをつかんで出発。東西から浜松は挟み撃ちになってしました。
こりゃだめだと思って、手薄になった名古屋を目指し、最初から持っていた名古屋行きを運んで名古屋に到着してみると、そこには仕事はなんにもない。3人のプレイヤーが狩り尽くした名古屋地区はまったく商売にならない状態になってました。
仕方が無いので故郷の静岡に戻りますが、そこは東西から来た3人のプレイヤーの狩場と化してて、空荷のまま静岡到着。その頃、ピンクが莫大な仕事があふれる諏訪に到着して仕事を片付け始めていて、ようやく仕事が出始めてました。それで、私も静岡で東京行きをGET。莫大な借金を背負うはめになりましたが、なんとか東名間の路線を完成させました。借金の方も東京行きの報酬でかなり返して、あと1つか2つの仕事くらいで完済できそうです。
先に東京に向かった水色の後を追って東京につくと、そこに残っていたのは甲府行きと豊橋行き。豊橋行きをGETするのは当然として、まだ大震災が出ていないので、もしもの時の仕事放棄用に一緒に甲府行きを持っていこうかどうか迷ったんですが、途中で路線網が充実している静岡県を通るのだから、なんかついでの仕事もできるだろうと思って、豊橋行きだけをGET。だけど先行する青や黄色のプレイヤーがほとんどの仕事を片付けてしまって、結局一回しかついで仕事もできず。
豊橋に近づくと、豊橋・豊川・新城に仕事が落ちてます。豊橋行きの仕事とこれらの仕事の報酬を合わせれば、一気に逆転できるぐらいの額になりそうです。豊橋の手前まで来て、「大震災起きるな」と願いながら順番を待っていると、東京近辺に居着いていた水色が空荷の状態で東京突入。一気に4枚の仕事を積み込みます。これでこれから4手番はイベント発生のリスクが生じたことになるです。「なんてことするんだ」と心で叫びながら順番を待っていると、案の定、大震災発生。豊橋行きの仕事も盤上の仕事も全部失いました。ショックで立ち直れない状況です。
でも大震災では復興費用50が手に入ります。この50でなんとか列車を速度33にアップグレードできました。気を取り直して名古屋に行くと、岐阜・大垣方面に仕事が発生してます。他のプレイヤーはというと、緑のプレイヤーは高山方面に路線を持っていて、そこに出張中。ピンクは諏訪と甲府の間で莫大な量の仕事が消えさって、借金だけがのこる悲惨な状態。水色は東京にいて、青は東京から東海道経由で名古屋に来た後、中央線経由で東京に帰ってます。黄色は東京から三重県に行って、三重を地盤にこまめに稼いでいて、名古屋に進出してこない。つまり、名古屋・岐阜は一時的に私が独占状態というシチュエーションです。チャンス到来というわけです。黄色と緑が名古屋に来る前に荒稼ぎするしかありません。
まずは大垣方面で稼いで列車を速度45にアップグレード。名古屋・岐阜に仕事が溢れている状況で仕事をじっくり見てみると、おもしろいことに気がつきました。多治見行き、恵那行き、中津川行きが2枚、これってほぼ直線上に並んでるじゃないですか!これを一気に片付けて一気に弾丸列車にアップブレード。そしてちょうどよく名古屋からは東京行き2枚と浜松行きが出てきた!これで東京に到着すれば勝利条件をクリアできます。
浜松を通過して、のこりは東京の2枚だけとなり、歩数的には2ターンで勝利できるところまで進みました。今度は予備の仕事もちゃんと持ってます。でもちょっと気になることがあります。そういえば整備費が出てない・・・そして案の定整備費が炸裂。200を失ってゲーム続行決定。
東京につく直前にはなんと法人税も出て、弾丸列車でなかったプレイヤーも資金を失います。お金の無かった私には関係ないけど。東京につくと津行、大阪行、小田原行きをGET。伊勢方面に出発です。今度は津か大阪のどちらかに到着すれば勝利。道中でいくつかの仕事を片付けて、仮にもう一度整備費を喰らっても両方の仕事をかたづければ余裕で勝てます。
途中から黄色の路線を利用して、伊勢湾をフェリーで越えようとしたら、2度目の固定資産税が発生。とうとうイベントが二週目に入ってしまいました。これで2度目の整備費もありうるなあと思ったら、案の定、整備費発生。このゲームはいったいいつ終わるのしょうか。
津と大阪に到着してもわずかに勝利の金額には届かない。でも他のプレイヤーも立て続けにイベントで数百もの金額を払わされて、私について来れるプレイヤーなどもういない。独走状態です。それで名古屋に帰ってきたら仕事にありついで、今度こそ勝ちだと思ったら、今度は巨大台風で足止め。もうイヤ。
まあ、でも、幸い、低地じゃなくって名古屋にいたんで、台風は過ぎるのを待てばいいだけだから、大丈夫。
台風終了後に目的地の中部国際空港との間を往復してゲームエンド。これで3勝目。
なんとまあ、51ターンもかかってしまいました。普通の2ゲーム分はありますねえ。長いゲームでした。
整備費が2度も出たせいで、弾丸列車を持っていた私以外のプレイヤーは借金を返し切れずに終わってしまいました。
長くなればなるほど人間が有利になっていくゲームなので、整備費というイベントは人間を勝ちやすくしていますね。
最多売上のタイトルを獲得。でも列車のアップブレードに時間がかかりすぎたんで、他の賞は取れませんでした。
これで3勝2敗、人間が不利な東海マップに勝って、勝ち越しました。
さて、次に進みましょう。
今回の環境は第5戦と同じマシンで、OSだけヂュアルブートで切り替えて、Windows XP 64bitエディションに変えたものです。
さて、結果はというと・・・
なんと、あっさり4勝目を挙げてしまいました。
43ターンというのはこのマップとしては普通です。
なんで、弾丸列車を持っている倹約家がこんなに借金しているのかというと、終盤で固定資産税と整備費が出たからです。私は整備費が出た直後に弾丸列車にアップブレードしたの被害が少なかった。
最多売上と最長移動のタイトルもGET。
今回は仙台スタート。コンピュータは仙台1名、盛岡1名、そして東京3名。
私は仙台ー盛岡間の仕事をこなして行って早々に借金を返済し、速度33ー積荷3の列車にアップブレード。
でも北と南を他のプレーヤに抑えられて、ここからなかなか伸びられない。なんとか福島方面の仕事を確保して、郡山・東京へと路線を伸ばすのですが、東京にはろくな仕事が残ってない。でも運良く郡山で福島行きと仙台行きをGETして、窮地を乗り切りました。
その後、仙台近辺で列車を速度45にアップして、東京行きをつかみ、東京で弾丸列車にアップグレード。八戸行きと山形行きと秋田行きと酒田行きをGETして山形につくと、仙台に青森行きがある。これをつかんで、八戸・青森と行ってゲームに勝利。まだ秋田行きが残ってたので、もう一撃くらいイベントを喰らってもなんとかなる状態でした。
結果的には楽勝でしたが、中盤に南北を抑えられて伸び悩んだときは苦しかった。
でも、結果的に勝てたのは、苦しいのは私だけではないからだと思います。つまり以前までは最初に沈んでしまうプレイヤーが2・3人いて、残っているプレイヤーが走る展開が多かったんで、仕事は沢山あっても、ゲーム展開が速くて、難易度至難だと借金を返しているうちに差がついて負けてしまうことが多かった。でも今の思考ルーチンでは最初に沈む人がでないので、仕事の取り合いが激しくて、なかなか飛び出せない。それで時間がかかっているうちに人間がなんとか借金を返して追いつくことができる。つまり不思議な話だが、コンピュータが強くなった分だけ、運の要素が減っていって、人間が勝つ可能性が高くなっていくんですねえ。
というわけで、早くも目標の4勝に届いてしまいました。
このまま勝ち越すことが出来るのか。
次回が最終回です。
第5戦 東海
第5戦の東海は、東に東京、西に名古屋が配置された長距離移動型のマップです。このマップから速度63の弾丸列車が登場しますが、このマップのポイントは弾丸列車にアップグレードするかどうかです。弾丸列車にすれば速度が段違いになるので、一気に有利になりますが、費用が100と高いし、それに整備費イベントを喰らうと200も払わなきゃならない。このリスクを許容出来るかどうかが判断の分かれ目です。このマップはどっちらかというとコンピュータ有利。こういう分散型のマップは誰かが飛び出しても干渉のしようが無いのです。
第5戦の環境はOSはWindows 7 64bit版、CPUはCore i7 2.67GHzクアッドコア、メモリー12GB。我が家の最強機です。さすがに動作速度は圧倒的でした。
今回は先にまず結果のマップからお見せしましょう。
赤が私で浜松スタート、緑の倹約家・水色の地域路線網・ピンクの仕事重視は名古屋周辺でスタート。黄色の広域路線網と青の技術重視は東京近辺でスタート。数的には名古屋3、静岡1、関東2とバランスよく分かれましたが、甲信に誰も入っていないのが後々効いてきます。
私は浜松→名古屋をもってゲームを開始したのですが、どうせ名古屋にいっても4人で仕事の奪い合いになるだけなので、とりあえずは静岡方面に路線を伸ばし、静岡ー浜松間で稼ぎます。他のプレイヤーもそれぞれのエリアでこまめに稼いで序盤が経過。やがて名古屋・東京・静岡のいずれの地域も仕事がなくなってきました。なぜかというと、甲信地方に誰もいないから、諏訪と甲府に仕事がうず高く積み上がっているからです。
最初に動いたのはピンク。浜松に殴り込んできて、浜松にあった飯田行きをGET。そのまま飯田に突入して諏訪を目指します。私はというと序盤に固定資産税のイベントで50を奪われて、借金が返せないのに静岡の仕事がなくなってきて苦しい展開。苦しいのは皆同じのようで、みんな一斉に動き出します。青は浜松行きをつかんで東京を出発。黄色も津行きをつかんで東京出発。逆に名古屋からは水色が東京行きをつかんで出発。東西から浜松は挟み撃ちになってしました。
こりゃだめだと思って、手薄になった名古屋を目指し、最初から持っていた名古屋行きを運んで名古屋に到着してみると、そこには仕事はなんにもない。3人のプレイヤーが狩り尽くした名古屋地区はまったく商売にならない状態になってました。
仕方が無いので故郷の静岡に戻りますが、そこは東西から来た3人のプレイヤーの狩場と化してて、空荷のまま静岡到着。その頃、ピンクが莫大な仕事があふれる諏訪に到着して仕事を片付け始めていて、ようやく仕事が出始めてました。それで、私も静岡で東京行きをGET。莫大な借金を背負うはめになりましたが、なんとか東名間の路線を完成させました。借金の方も東京行きの報酬でかなり返して、あと1つか2つの仕事くらいで完済できそうです。
先に東京に向かった水色の後を追って東京につくと、そこに残っていたのは甲府行きと豊橋行き。豊橋行きをGETするのは当然として、まだ大震災が出ていないので、もしもの時の仕事放棄用に一緒に甲府行きを持っていこうかどうか迷ったんですが、途中で路線網が充実している静岡県を通るのだから、なんかついでの仕事もできるだろうと思って、豊橋行きだけをGET。だけど先行する青や黄色のプレイヤーがほとんどの仕事を片付けてしまって、結局一回しかついで仕事もできず。
豊橋に近づくと、豊橋・豊川・新城に仕事が落ちてます。豊橋行きの仕事とこれらの仕事の報酬を合わせれば、一気に逆転できるぐらいの額になりそうです。豊橋の手前まで来て、「大震災起きるな」と願いながら順番を待っていると、東京近辺に居着いていた水色が空荷の状態で東京突入。一気に4枚の仕事を積み込みます。これでこれから4手番はイベント発生のリスクが生じたことになるです。「なんてことするんだ」と心で叫びながら順番を待っていると、案の定、大震災発生。豊橋行きの仕事も盤上の仕事も全部失いました。ショックで立ち直れない状況です。
でも大震災では復興費用50が手に入ります。この50でなんとか列車を速度33にアップグレードできました。気を取り直して名古屋に行くと、岐阜・大垣方面に仕事が発生してます。他のプレイヤーはというと、緑のプレイヤーは高山方面に路線を持っていて、そこに出張中。ピンクは諏訪と甲府の間で莫大な量の仕事が消えさって、借金だけがのこる悲惨な状態。水色は東京にいて、青は東京から東海道経由で名古屋に来た後、中央線経由で東京に帰ってます。黄色は東京から三重県に行って、三重を地盤にこまめに稼いでいて、名古屋に進出してこない。つまり、名古屋・岐阜は一時的に私が独占状態というシチュエーションです。チャンス到来というわけです。黄色と緑が名古屋に来る前に荒稼ぎするしかありません。
まずは大垣方面で稼いで列車を速度45にアップグレード。名古屋・岐阜に仕事が溢れている状況で仕事をじっくり見てみると、おもしろいことに気がつきました。多治見行き、恵那行き、中津川行きが2枚、これってほぼ直線上に並んでるじゃないですか!これを一気に片付けて一気に弾丸列車にアップブレード。そしてちょうどよく名古屋からは東京行き2枚と浜松行きが出てきた!これで東京に到着すれば勝利条件をクリアできます。
浜松を通過して、のこりは東京の2枚だけとなり、歩数的には2ターンで勝利できるところまで進みました。今度は予備の仕事もちゃんと持ってます。でもちょっと気になることがあります。そういえば整備費が出てない・・・そして案の定整備費が炸裂。200を失ってゲーム続行決定。
東京につく直前にはなんと法人税も出て、弾丸列車でなかったプレイヤーも資金を失います。お金の無かった私には関係ないけど。東京につくと津行、大阪行、小田原行きをGET。伊勢方面に出発です。今度は津か大阪のどちらかに到着すれば勝利。道中でいくつかの仕事を片付けて、仮にもう一度整備費を喰らっても両方の仕事をかたづければ余裕で勝てます。
途中から黄色の路線を利用して、伊勢湾をフェリーで越えようとしたら、2度目の固定資産税が発生。とうとうイベントが二週目に入ってしまいました。これで2度目の整備費もありうるなあと思ったら、案の定、整備費発生。このゲームはいったいいつ終わるのしょうか。
津と大阪に到着してもわずかに勝利の金額には届かない。でも他のプレイヤーも立て続けにイベントで数百もの金額を払わされて、私について来れるプレイヤーなどもういない。独走状態です。それで名古屋に帰ってきたら仕事にありついで、今度こそ勝ちだと思ったら、今度は巨大台風で足止め。もうイヤ。
まあ、でも、幸い、低地じゃなくって名古屋にいたんで、台風は過ぎるのを待てばいいだけだから、大丈夫。
台風終了後に目的地の中部国際空港との間を往復してゲームエンド。これで3勝目。
なんとまあ、51ターンもかかってしまいました。普通の2ゲーム分はありますねえ。長いゲームでした。
整備費が2度も出たせいで、弾丸列車を持っていた私以外のプレイヤーは借金を返し切れずに終わってしまいました。
長くなればなるほど人間が有利になっていくゲームなので、整備費というイベントは人間を勝ちやすくしていますね。
最多売上のタイトルを獲得。でも列車のアップブレードに時間がかかりすぎたんで、他の賞は取れませんでした。
これで3勝2敗、人間が不利な東海マップに勝って、勝ち越しました。
さて、次に進みましょう。
第6戦 東北
第6戦の舞台は長距離移動マップの代表、東北マップ。とにかく長細いマップですんで、早く弾丸列車を手にいれて駆け抜けたいところです。このマップはどちらかというとコンピュータ有利なマップですが、東海よりは人間に分があるマップです。今回の環境は第5戦と同じマシンで、OSだけヂュアルブートで切り替えて、Windows XP 64bitエディションに変えたものです。
さて、結果はというと・・・
なんと、あっさり4勝目を挙げてしまいました。
43ターンというのはこのマップとしては普通です。
なんで、弾丸列車を持っている倹約家がこんなに借金しているのかというと、終盤で固定資産税と整備費が出たからです。私は整備費が出た直後に弾丸列車にアップブレードしたの被害が少なかった。
最多売上と最長移動のタイトルもGET。
今回は仙台スタート。コンピュータは仙台1名、盛岡1名、そして東京3名。
私は仙台ー盛岡間の仕事をこなして行って早々に借金を返済し、速度33ー積荷3の列車にアップブレード。
でも北と南を他のプレーヤに抑えられて、ここからなかなか伸びられない。なんとか福島方面の仕事を確保して、郡山・東京へと路線を伸ばすのですが、東京にはろくな仕事が残ってない。でも運良く郡山で福島行きと仙台行きをGETして、窮地を乗り切りました。
その後、仙台近辺で列車を速度45にアップして、東京行きをつかみ、東京で弾丸列車にアップグレード。八戸行きと山形行きと秋田行きと酒田行きをGETして山形につくと、仙台に青森行きがある。これをつかんで、八戸・青森と行ってゲームに勝利。まだ秋田行きが残ってたので、もう一撃くらいイベントを喰らってもなんとかなる状態でした。
結果的には楽勝でしたが、中盤に南北を抑えられて伸び悩んだときは苦しかった。
でも、結果的に勝てたのは、苦しいのは私だけではないからだと思います。つまり以前までは最初に沈んでしまうプレイヤーが2・3人いて、残っているプレイヤーが走る展開が多かったんで、仕事は沢山あっても、ゲーム展開が速くて、難易度至難だと借金を返しているうちに差がついて負けてしまうことが多かった。でも今の思考ルーチンでは最初に沈む人がでないので、仕事の取り合いが激しくて、なかなか飛び出せない。それで時間がかかっているうちに人間がなんとか借金を返して追いつくことができる。つまり不思議な話だが、コンピュータが強くなった分だけ、運の要素が減っていって、人間が勝つ可能性が高くなっていくんですねえ。
というわけで、早くも目標の4勝に届いてしまいました。
このまま勝ち越すことが出来るのか。
次回が最終回です。
Tokyo Railways 八番勝負 その2
前回に引き続き、「Tokyo Railways コンピュータ版」の最新バージョンv1.85のテストをかねて、8つの環境でそれぞれ異なる日本を舞台にしたマップをプレイするという企画の続きです。
ルールは前回も説明した通り、私は難易度至難、コンピュータは簡単、私はデフォルトが人間のプレイヤーを選択します。コンピュータの性格は最初の設定のまま変更なし。
前回では人間が有利な関東・関西の両マップをプレイして、関東では圧勝したけど、関西では完敗で1勝1敗という戦績です。
では、次の第3戦・北海道に進みましょう!
なぜ、このマップに必勝法が存在するかというと、このマップの史実シナリオは序盤に出てくる順番が決まっているコマがあって、これを計算して線路をひいたり移動したりということができてしまうからなんですよ。
特に釧路周辺は序盤は他のプレイヤーがいないので邪魔されにくい。そういう意味で、人間には計算しやすいマップなのです。
マップの解説はここまでにして、環境の方を説明します。
今回の実行環境はOSがUbuntu 9.10 intel 32bit版、CPUはcore duo 1.83Hz、メモリーは2GB。メモリーが十分なのでなかなか快適に動いてました。
さて、それでは結果を見てましょう。
かなり厳しかったけど辛勝です。このマップは20ターンを切ることも珍しくないので、32ターンは非常に長い。あと1手番で勝利だったコンピュータプレイヤーが2人もいる。人間必勝な感じのマップの割には苦戦しました。
それにしても、UbuntuってMacに比べるとフォントが読みにくいなあ。
タイトルを見ると、最多売上も、最多輸送も奪われている。路線の長さが短かった分だけ勝てたってことになりますねえ。最長移動賞を取ったのからわかるように、かなり早い段階で列車をアップグレードできたんですが、それでも苦しかった。
例によって、赤が私です。私は釧路の北東にある弟子屈からスタート。ここで硫黄の仕事を2つとって、標茶と釧路に運びます。それから他のプレイヤーが大都市を2つ繋ぐと、阿寒に石炭が2つ登場し、3つ繋ぐと阿寒と白糠に石炭が2つずつ出てくるので、これを見越して両都市にも最初から路線を伸ばしておきます。この仕事が全て終わるとほぼ借金が返せて、帯広につなげば列車がアップグレードできちゃう。これが必勝法、釧路スタート。
だけど、ちょっと誤算がある。本来の釧路スタートだと、石炭の仕事のあとには釧路→帯広、帯広→札幌と開拓仕事がおいてあるので、これをやりながら札幌に向かうのだけど、今回はコンピュータのひとりが帯広スタートだったんで、帯広→札幌が残ってない。
コンピュータプレイヤーはさっき書いたように一人が帯広スタート。あとは、夕張・三笠・札幌・函館からスタートでした。札幌から遠い函館・帯広スタートの2人も目的地は札幌なので、序盤はコンピュータプレイヤー達は空知炭鉱に群がって炭鉱の仕事を取り合ってます。それを尻目に私は計画通り釧路周辺の仕事を片付け、列車を速度33ー積載量3の列車にアップグレードして、夕張の炭鉱に参入しようと帯広を出発したのですが、そしたら異変発生。
函館スタートで小樽・札幌の仕事を片付けた緑の広域路線網が反対側から道東目指して路線を伸ばしてくる。帯広に達すると、路線を2つに分けて、私が夕張に突入する前に北見と釧路に接続。これで大都市接続5都市で炭鉱仕事が消滅。これによって、私だけでなく札幌周辺のコンピュータプレイヤー全員が仕事に困る事態になってしまいました。これで全ての目算がパーです。
仕方が無いので、私は旭川いきの仕事をつかんで、富良野・旭川方面に向かいます。でも丘ばっかりで建設費がかかり、さっきの札幌突入路線と合わせて、せっかく返した借金が積み上がっていきます。
しかも私が旭川に行っている間に帯広スタートのピンクのプレイヤー(近距離路線網)が故郷十勝に平野に取り付いている。緑の広域路線網はいつのまにか北見近辺に陣取ってる。
私は釧路行きをつかんで、故郷釧路に帰ってきたけど、北見にも帯広にもすでに先客がいるし、釧路に仕事はない。仕方が無いので、根釧台地に点在する根室行きの仕事と釧路行きの仕事をかき集めてみたら、これが意外と金になって、借金を返済した上に列車を最高レベルまでアップグレード成功。
でもそれが終わったら仕事が無いことにはかわりない。仕方なく札幌を目指す。
その頃、他のプレイヤーは道北で大物の仕事をつかんで大激戦を展開中。この激戦を制した緑の広域路線網が勝利を射程距離内に入れ始める。また、十勝や旭川で地道に稼いでたピンクの近距離路線網も勝利に近づく。
一発逆転を狙う私は札幌に願いを込めて突入し、そこにイベント発生。斜里と弟子屈の仕事をつかんで道東を目指す。
あとは時間の競争。結局一手差で弟子屈を通って斜里にたどり着いた私が逆転勝利。
結果的には勝ったけど、危なかったですよ。
環境は今回の中では一番遅いマシン、Power PC G4 1.42GHz、OSはMac OS X 10.5(Leopard)、メモリーは2GB。BGMはちゃんと途切れずになってましたが、処理はやたら遅かった。そもそもコア数が1つしか無いという時点で、他のマシンの半分以下なのに、クロックも遅い。でもまあ、漫画を読みながらなら十分遊べましたよ(苦笑)。
結果はというと、やっぱり負け。勝ったのは長距離路線。22ターンしかかかってない。この山がちなマップでは難易度至難のハンデを持った人間には絶対に22ターンはクリアできません。
なんとか、最多売上と最多輸送のタイトルは確保。これは大善戦と言えるでしょう。
赤が私で、岐阜スタート。勝った緑は長浜スタートですぐに福井に突入して福井中心にプレーしてました。あとは青の建設重視が富山スタート。それ以外の3人は松本・長野・上越の信越スタート。信越スタート組は密集しすぎていて脱落決定。
私は和倉温泉行を最初から持っていたのですが、どうせ誰も岐阜にはこないので、これをマップに戻して、岐阜周辺の仕事をしながら借金を返していくのですが、福井への山越えルートの建設費がかかりすぎて、岐阜近辺の仕事がつきても借金が返せない。仕方が無いので、永平寺と和倉温泉行きをもって岐阜を出発。
永平寺までいったら今度は金沢へ向かい、そして金沢でもう一枚の和倉温泉行きをつかんで、和倉温泉突入。これで列車を最大までアップグレードしつつ、金沢に戻り、輪島行き二枚をつかんで能登半島へとむかいました。
でも、この時にフリーハンドになっていた緑は琵琶湖周辺で荒稼ぎしたあと、岐阜に突入して福井と東尋坊行きをつかんで取って返し、福井と東尋坊に到着して勝利条件クリア。
結局なんもできずに終わってしまいました。
やっぱり北陸は勝てません。
というわけで、ここまでは○●○●と続き2勝2敗。
なんとか半分の4勝くらいはしたいけど、ここからはコンピュータに有利なマップが続きます。
続きは次回。
ルールは前回も説明した通り、私は難易度至難、コンピュータは簡単、私はデフォルトが人間のプレイヤーを選択します。コンピュータの性格は最初の設定のまま変更なし。
前回では人間が有利な関東・関西の両マップをプレイして、関東では圧勝したけど、関西では完敗で1勝1敗という戦績です。
では、次の第3戦・北海道に進みましょう!
第3戦 北海道史実シナリオ
第3戦の舞台は北海道。このマップは人間にとってかなりの勝率を誇る必勝法「釧路スタート」というのがあります。ちなみにこのマップにはさらに「夕張スタート」、「三笠スタート」という必勝法もあるのですが、後者2つはコンピュータが選択しやすいスタート地点なので、なかかな発動しない。なぜ、このマップに必勝法が存在するかというと、このマップの史実シナリオは序盤に出てくる順番が決まっているコマがあって、これを計算して線路をひいたり移動したりということができてしまうからなんですよ。
特に釧路周辺は序盤は他のプレイヤーがいないので邪魔されにくい。そういう意味で、人間には計算しやすいマップなのです。
マップの解説はここまでにして、環境の方を説明します。
今回の実行環境はOSがUbuntu 9.10 intel 32bit版、CPUはcore duo 1.83Hz、メモリーは2GB。メモリーが十分なのでなかなか快適に動いてました。
さて、それでは結果を見てましょう。
かなり厳しかったけど辛勝です。このマップは20ターンを切ることも珍しくないので、32ターンは非常に長い。あと1手番で勝利だったコンピュータプレイヤーが2人もいる。人間必勝な感じのマップの割には苦戦しました。
それにしても、UbuntuってMacに比べるとフォントが読みにくいなあ。
タイトルを見ると、最多売上も、最多輸送も奪われている。路線の長さが短かった分だけ勝てたってことになりますねえ。最長移動賞を取ったのからわかるように、かなり早い段階で列車をアップグレードできたんですが、それでも苦しかった。
例によって、赤が私です。私は釧路の北東にある弟子屈からスタート。ここで硫黄の仕事を2つとって、標茶と釧路に運びます。それから他のプレイヤーが大都市を2つ繋ぐと、阿寒に石炭が2つ登場し、3つ繋ぐと阿寒と白糠に石炭が2つずつ出てくるので、これを見越して両都市にも最初から路線を伸ばしておきます。この仕事が全て終わるとほぼ借金が返せて、帯広につなげば列車がアップグレードできちゃう。これが必勝法、釧路スタート。
だけど、ちょっと誤算がある。本来の釧路スタートだと、石炭の仕事のあとには釧路→帯広、帯広→札幌と開拓仕事がおいてあるので、これをやりながら札幌に向かうのだけど、今回はコンピュータのひとりが帯広スタートだったんで、帯広→札幌が残ってない。
コンピュータプレイヤーはさっき書いたように一人が帯広スタート。あとは、夕張・三笠・札幌・函館からスタートでした。札幌から遠い函館・帯広スタートの2人も目的地は札幌なので、序盤はコンピュータプレイヤー達は空知炭鉱に群がって炭鉱の仕事を取り合ってます。それを尻目に私は計画通り釧路周辺の仕事を片付け、列車を速度33ー積載量3の列車にアップグレードして、夕張の炭鉱に参入しようと帯広を出発したのですが、そしたら異変発生。
函館スタートで小樽・札幌の仕事を片付けた緑の広域路線網が反対側から道東目指して路線を伸ばしてくる。帯広に達すると、路線を2つに分けて、私が夕張に突入する前に北見と釧路に接続。これで大都市接続5都市で炭鉱仕事が消滅。これによって、私だけでなく札幌周辺のコンピュータプレイヤー全員が仕事に困る事態になってしまいました。これで全ての目算がパーです。
仕方が無いので、私は旭川いきの仕事をつかんで、富良野・旭川方面に向かいます。でも丘ばっかりで建設費がかかり、さっきの札幌突入路線と合わせて、せっかく返した借金が積み上がっていきます。
しかも私が旭川に行っている間に帯広スタートのピンクのプレイヤー(近距離路線網)が故郷十勝に平野に取り付いている。緑の広域路線網はいつのまにか北見近辺に陣取ってる。
私は釧路行きをつかんで、故郷釧路に帰ってきたけど、北見にも帯広にもすでに先客がいるし、釧路に仕事はない。仕方が無いので、根釧台地に点在する根室行きの仕事と釧路行きの仕事をかき集めてみたら、これが意外と金になって、借金を返済した上に列車を最高レベルまでアップグレード成功。
でもそれが終わったら仕事が無いことにはかわりない。仕方なく札幌を目指す。
その頃、他のプレイヤーは道北で大物の仕事をつかんで大激戦を展開中。この激戦を制した緑の広域路線網が勝利を射程距離内に入れ始める。また、十勝や旭川で地道に稼いでたピンクの近距離路線網も勝利に近づく。
一発逆転を狙う私は札幌に願いを込めて突入し、そこにイベント発生。斜里と弟子屈の仕事をつかんで道東を目指す。
あとは時間の競争。結局一手差で弟子屈を通って斜里にたどり着いた私が逆転勝利。
結果的には勝ったけど、危なかったですよ。
第4戦 北陸
さて、ここまでは人間が有利なマップが3つ続き、なんとか2勝1敗できましたが、次の北陸マップはコンピュータが有利なマップの代名詞のようなマップで、正確に覚えているわけではないけど、たぶん私は通算で5勝30敗くらいじゃないかという苦手マップ。多分負けます。環境は今回の中では一番遅いマシン、Power PC G4 1.42GHz、OSはMac OS X 10.5(Leopard)、メモリーは2GB。BGMはちゃんと途切れずになってましたが、処理はやたら遅かった。そもそもコア数が1つしか無いという時点で、他のマシンの半分以下なのに、クロックも遅い。でもまあ、漫画を読みながらなら十分遊べましたよ(苦笑)。
結果はというと、やっぱり負け。勝ったのは長距離路線。22ターンしかかかってない。この山がちなマップでは難易度至難のハンデを持った人間には絶対に22ターンはクリアできません。
なんとか、最多売上と最多輸送のタイトルは確保。これは大善戦と言えるでしょう。
赤が私で、岐阜スタート。勝った緑は長浜スタートですぐに福井に突入して福井中心にプレーしてました。あとは青の建設重視が富山スタート。それ以外の3人は松本・長野・上越の信越スタート。信越スタート組は密集しすぎていて脱落決定。
私は和倉温泉行を最初から持っていたのですが、どうせ誰も岐阜にはこないので、これをマップに戻して、岐阜周辺の仕事をしながら借金を返していくのですが、福井への山越えルートの建設費がかかりすぎて、岐阜近辺の仕事がつきても借金が返せない。仕方が無いので、永平寺と和倉温泉行きをもって岐阜を出発。
永平寺までいったら今度は金沢へ向かい、そして金沢でもう一枚の和倉温泉行きをつかんで、和倉温泉突入。これで列車を最大までアップグレードしつつ、金沢に戻り、輪島行き二枚をつかんで能登半島へとむかいました。
でも、この時にフリーハンドになっていた緑は琵琶湖周辺で荒稼ぎしたあと、岐阜に突入して福井と東尋坊行きをつかんで取って返し、福井と東尋坊に到着して勝利条件クリア。
結局なんもできずに終わってしまいました。
やっぱり北陸は勝てません。
というわけで、ここまでは○●○●と続き2勝2敗。
なんとか半分の4勝くらいはしたいけど、ここからはコンピュータに有利なマップが続きます。
続きは次回。
土曜日, 1月 23, 2010
Tokyo Railways 八番勝負 その1
「Tokyo Railways コンピュータ版」のv1.85はパッケージ化するところまで完了。
リリース前の動作確認のため、いろんな環境でテストしている最中です。
それで、テストと思考ルーチンの強さの確認をかねて、日本を舞台にした8つのマップをそれぞれ違う環境でプレーしてみることにしました。
難易度は人間は至難、コンピュータは簡単。コンピュータ側はデフォルトどおりの性格のままで、私はデフォルトが人間になっているプレイヤーを選択します。
結果は26ターンで圧勝!
最多売上、最多輸送、最多移動の3賞独占!
赤が私の路線です。最初は伊東と小田原の仕事を持っていって、帰りは三島発と小田原発の仕事を持って帰り、借金返済。東京に帰ってくると仕事がない。仕方が無いのでつくば方面の中小都市の仕事をこなして帰ってきたが、やっぱり仕事がない。それで、すでに一人突入済みだったけど、仕事が沢山余っている水戸に荷物なしで突入。
水戸についたら、東京行きと宇都宮行きをGET。どっちに行こうか迷ってたら、テーマパークイベントが発生し、宇都宮に突入してTDL行きをGET。
東京に帰ってきたらまた仕事がない。松戸方面の仕事をやりつつ、TDLについたら大震災発生。震災後は箱根と熱海行きの仕事をGETとして箱根到着でゲーム勝利。
ポイントは空荷ですでに人がいる水戸に突入を判断したところでしょうねえ。
水戸にいたのは倹約家で、仕事を積むのに慎重なプレイヤーだったから、何か残っているだろうと思って踏み込んだんですが、その後の幸運にも助けられて、見事に成功しました。
本来なら美味しいはずの東京発の前橋方面・宇都宮方面の仕事はことごとくコンピュータに抑えられていたし、箱根・伊豆方面も半分以上はとられてたのですが、逆に本来比較的美味しくない水戸方面が手薄になっていたところをうまく突けました。
こういうプレイができる点が関東マップが人間有利な点でしょうねえ。
さて、続けて第2戦。
第2戦も人間有利なマップ、関西マップ。動作環境はMac OS X 10.5(Leopard)、メモリー1GB、Core 2 Duo 2GHz。
CPUは早めのマシンなのですが、メモリーが足りなくって、BGMが途切れがちで、聞いてられない感じです。Mac OS Xではメモリー2GBが推奨環境なのでしょうかねえ。
さて、結果の方ですが・・・
24ターンでまさかの惨敗。勝者は倹約家。
主要タイトルはみんな倹約家に持っていかれた。
赤が私です。序盤はコンピュータ5人は姫路方面と阪神間に集中して、私は京都スタート。阪神間が大混雑なのに対して京都・奈良方面ががら空きだったので、そこを狙っていくことにして、まずは阪急ルートで京都-大阪を連結。大阪行きの仕事を片付けて、大阪では奈良行きをGET。そして高槻-枚方-奈良ルートを建設して、枚方で奈良行をGETして奈良で京都行きをGET。京都に帰ってくるとスポーツイベントが発生して、大阪行と西宮行きをGETして、この時点で勝利を確信したのですが・・・
このころ倹約家は他人の路線を使いながら和歌山方面の往復の仕事をいくつも片付けてました。他のプレイヤーは大挙して京都・奈良に襲いかかります。
私は大阪で比叡山行きをGETしましたが、京都につくとコンピュータに包囲されている状態。これでは京都には未来はなさそうなので、吉野と奈良行きをつかんで、南下。
私が奈良を通り過ぎ、もう少しで吉野到着という時に、倹約家は和歌山から大阪に帰りつき、勝負はこの2人に絞られたと思ったら、なんと大震災発生。到着目前の吉野行きを捨てるハメになってしまいました。
しかも更に不況がおそいかかり、ほとんど仕事が確保できないまま奈良・大阪と空荷で帰ってきました。
それに対して倹約家は不況の直前に出てきた京都方面の仕事を2つ確保して京都突入。大津に到着したところで、倹約家の勝利に終わりました。
私は売上はそこそこ確保してましたが、まだ路線条件すらクリアしていない状態で、完敗でした。
比較的人間有利なはずの関西マップでこの状況じゃ、こりゃ厳しそうですね。
続きは次回。
リリース前の動作確認のため、いろんな環境でテストしている最中です。
それで、テストと思考ルーチンの強さの確認をかねて、日本を舞台にした8つのマップをそれぞれ違う環境でプレーしてみることにしました。
難易度は人間は至難、コンピュータは簡単。コンピュータ側はデフォルトどおりの性格のままで、私はデフォルトが人間になっているプレイヤーを選択します。
第1戦 関東
第1戦は人間有利なマップの代表格・関東マップ。動作環境はMac OS X 10.6(Snow Leopard)、メモリー2GB、Core2 Duo 1.6GHz。結果は26ターンで圧勝!
最多売上、最多輸送、最多移動の3賞独占!
赤が私の路線です。最初は伊東と小田原の仕事を持っていって、帰りは三島発と小田原発の仕事を持って帰り、借金返済。東京に帰ってくると仕事がない。仕方が無いのでつくば方面の中小都市の仕事をこなして帰ってきたが、やっぱり仕事がない。それで、すでに一人突入済みだったけど、仕事が沢山余っている水戸に荷物なしで突入。
水戸についたら、東京行きと宇都宮行きをGET。どっちに行こうか迷ってたら、テーマパークイベントが発生し、宇都宮に突入してTDL行きをGET。
東京に帰ってきたらまた仕事がない。松戸方面の仕事をやりつつ、TDLについたら大震災発生。震災後は箱根と熱海行きの仕事をGETとして箱根到着でゲーム勝利。
ポイントは空荷ですでに人がいる水戸に突入を判断したところでしょうねえ。
水戸にいたのは倹約家で、仕事を積むのに慎重なプレイヤーだったから、何か残っているだろうと思って踏み込んだんですが、その後の幸運にも助けられて、見事に成功しました。
本来なら美味しいはずの東京発の前橋方面・宇都宮方面の仕事はことごとくコンピュータに抑えられていたし、箱根・伊豆方面も半分以上はとられてたのですが、逆に本来比較的美味しくない水戸方面が手薄になっていたところをうまく突けました。
こういうプレイができる点が関東マップが人間有利な点でしょうねえ。
さて、続けて第2戦。
第2戦 関西
第2戦も人間有利なマップ、関西マップ。動作環境はMac OS X 10.5(Leopard)、メモリー1GB、Core 2 Duo 2GHz。
CPUは早めのマシンなのですが、メモリーが足りなくって、BGMが途切れがちで、聞いてられない感じです。Mac OS Xではメモリー2GBが推奨環境なのでしょうかねえ。
さて、結果の方ですが・・・
24ターンでまさかの惨敗。勝者は倹約家。
主要タイトルはみんな倹約家に持っていかれた。
赤が私です。序盤はコンピュータ5人は姫路方面と阪神間に集中して、私は京都スタート。阪神間が大混雑なのに対して京都・奈良方面ががら空きだったので、そこを狙っていくことにして、まずは阪急ルートで京都-大阪を連結。大阪行きの仕事を片付けて、大阪では奈良行きをGET。そして高槻-枚方-奈良ルートを建設して、枚方で奈良行をGETして奈良で京都行きをGET。京都に帰ってくるとスポーツイベントが発生して、大阪行と西宮行きをGETして、この時点で勝利を確信したのですが・・・
このころ倹約家は他人の路線を使いながら和歌山方面の往復の仕事をいくつも片付けてました。他のプレイヤーは大挙して京都・奈良に襲いかかります。
私は大阪で比叡山行きをGETしましたが、京都につくとコンピュータに包囲されている状態。これでは京都には未来はなさそうなので、吉野と奈良行きをつかんで、南下。
私が奈良を通り過ぎ、もう少しで吉野到着という時に、倹約家は和歌山から大阪に帰りつき、勝負はこの2人に絞られたと思ったら、なんと大震災発生。到着目前の吉野行きを捨てるハメになってしまいました。
しかも更に不況がおそいかかり、ほとんど仕事が確保できないまま奈良・大阪と空荷で帰ってきました。
それに対して倹約家は不況の直前に出てきた京都方面の仕事を2つ確保して京都突入。大津に到着したところで、倹約家の勝利に終わりました。
私は売上はそこそこ確保してましたが、まだ路線条件すらクリアしていない状態で、完敗でした。
比較的人間有利なはずの関西マップでこの状況じゃ、こりゃ厳しそうですね。
続きは次回。
金曜日, 1月 22, 2010
CPUファン
なんか、ここのところ一ヶ月に一回くらいマシントラブルに遭っている気がするのだが、またまた問題発生。
今度は買って1年を経過したばかりの我が家の最速Windows Desktop機。
Core i7のCPUをフルに使ってたら、急に電源が落ちる。再度電源を入れて使ってたら、また電源が落ちる。
しまいにゃOSの起動の最初の方で固まって、OSが起動できなくなった。
このマシンにはWindows 7の64ビット版とWindows XP 64bit Editionの2種類のOSが入っているが、両方とも同じ現象で、OSの起動の最初の方で固まってしまう。
でもOSの起動の一番最初のところでファイルが読めているみたいだから、ハードディスク障害ではなさそう。
メモリをチェックしてもエラーはでない。12GBもメモリーを積んでるからチェックにえらく時間がかかったけど。
流石にこりゃハード障害だろうってことになって、カード類やCPUの差し込みが甘くなったのかもしれないと思い、このマシンを買って初めて箱を開けてみることにした。
で、開けようと思ったら通気口にびっしりとホコリが詰まってる。
ホコリを掃除して、カード類やCPUをマザーボードにしっかりと差し込み、箱を開けたまま電源を入れたら、今度はちゃんと起動した。
だけど、おかしな点がある。CPUファンが回ってないのだ。
CPUファンや温度の監視ソフトをインストールして、様子を見てみると、CPUをフルで使うと100度近くまで上がってしまう。ネットで調べてみると、Core i7っていうのは99度まで正常に動作するらしいのだが、それでもCPUファンは廻っている様子はない。これはどうみてもCPUが限界温度に達して、熱から守るためにクロックを下げている状態にみえる。
CPUファンになにか引っかかっているかどうか調べてみたが、なんにも見つからない。CPUファンのコネクターを調べみたがやっぱりちゃんと刺さってる。こりゃさすがにCPUファンの故障だろうと思い、CPUファンの電源コネクターを外してみて、それからまたさしてみたら・・・なんとCPUファンが回りだした。
結局、CPUファンのコネクターの接触不良みたいでした。たぶん錆か発生して、CPUファンが回らなくなり、熱暴走してたんでしょう。
で、コネクターを抜いて挿したら錆がとれたというオチでしょうねえ。
パソコンが何台もあると、なんかこういう小さいトラブルって、毎月のように起きるよなあ。
なんで、こう、パソコンてほっといても動いてくれるものになってくれないでしょうねえ。
そういやリリースしようとするとなんか起きるんだよなあ。嫌なジンクスだなあ。たぶん実際のところはリリース時期になるといろんなマシンの電源を入れるからなんだろうけど、今回はまだいろんな環境での動作確認はこれからなんで、まだ何か起きるかも。なんか呪われてますかねえ。
今度は買って1年を経過したばかりの我が家の最速Windows Desktop機。
Core i7のCPUをフルに使ってたら、急に電源が落ちる。再度電源を入れて使ってたら、また電源が落ちる。
しまいにゃOSの起動の最初の方で固まって、OSが起動できなくなった。
このマシンにはWindows 7の64ビット版とWindows XP 64bit Editionの2種類のOSが入っているが、両方とも同じ現象で、OSの起動の最初の方で固まってしまう。
でもOSの起動の一番最初のところでファイルが読めているみたいだから、ハードディスク障害ではなさそう。
メモリをチェックしてもエラーはでない。12GBもメモリーを積んでるからチェックにえらく時間がかかったけど。
流石にこりゃハード障害だろうってことになって、カード類やCPUの差し込みが甘くなったのかもしれないと思い、このマシンを買って初めて箱を開けてみることにした。
で、開けようと思ったら通気口にびっしりとホコリが詰まってる。
ホコリを掃除して、カード類やCPUをマザーボードにしっかりと差し込み、箱を開けたまま電源を入れたら、今度はちゃんと起動した。
だけど、おかしな点がある。CPUファンが回ってないのだ。
CPUファンや温度の監視ソフトをインストールして、様子を見てみると、CPUをフルで使うと100度近くまで上がってしまう。ネットで調べてみると、Core i7っていうのは99度まで正常に動作するらしいのだが、それでもCPUファンは廻っている様子はない。これはどうみてもCPUが限界温度に達して、熱から守るためにクロックを下げている状態にみえる。
CPUファンになにか引っかかっているかどうか調べてみたが、なんにも見つからない。CPUファンのコネクターを調べみたがやっぱりちゃんと刺さってる。こりゃさすがにCPUファンの故障だろうと思い、CPUファンの電源コネクターを外してみて、それからまたさしてみたら・・・なんとCPUファンが回りだした。
結局、CPUファンのコネクターの接触不良みたいでした。たぶん錆か発生して、CPUファンが回らなくなり、熱暴走してたんでしょう。
で、コネクターを抜いて挿したら錆がとれたというオチでしょうねえ。
パソコンが何台もあると、なんかこういう小さいトラブルって、毎月のように起きるよなあ。
なんで、こう、パソコンてほっといても動いてくれるものになってくれないでしょうねえ。
そういやリリースしようとするとなんか起きるんだよなあ。嫌なジンクスだなあ。たぶん実際のところはリリース時期になるといろんなマシンの電源を入れるからなんだろうけど、今回はまだいろんな環境での動作確認はこれからなんで、まだ何か起きるかも。なんか呪われてますかねえ。
リリース:Road to the Gulf
ボードゲーム「Tokyo Railways」海外マップシリーズ第7弾、「Road to the Gulf」をリリースしました。
今度の舞台はアメリカ合衆国南東部、いわゆる南部と呼ばれる地域の主要部です。
南北戦争で敗戦し荒廃した南部諸州は、北部に比べて発展が遅れており、北部の鉄道会社に比べて南部の鉄道会社は地味でしたが、1970年代以降、北部の鉄道会社が次々に破綻していく中、南部の鉄道会社は2つのグループに統合され、北部の鉄道の受け皿となって現在のミシシッピー以東の2大鉄道会社、CSXトランスポートとノーフォーク・サザンを形成しました。
そんな南部が今回の舞台です。
フロリダ半島やメキシコ湾岸のリゾート地を目指して、引いてみてください。
今度の舞台はアメリカ合衆国南東部、いわゆる南部と呼ばれる地域の主要部です。
南北戦争で敗戦し荒廃した南部諸州は、北部に比べて発展が遅れており、北部の鉄道会社に比べて南部の鉄道会社は地味でしたが、1970年代以降、北部の鉄道会社が次々に破綻していく中、南部の鉄道会社は2つのグループに統合され、北部の鉄道の受け皿となって現在のミシシッピー以東の2大鉄道会社、CSXトランスポートとノーフォーク・サザンを形成しました。
そんな南部が今回の舞台です。
フロリダ半島やメキシコ湾岸のリゾート地を目指して、引いてみてください。
木曜日, 1月 21, 2010
開発:Road to the Gulf
ボードゲーム「Tokyo Railways」シリーズの海外マップシリーズ第7弾は、米国南部が舞台の「Road to the Gulf」です。
今はコンピュータ版を使ってテストプレイをしているところです。画像はテストプレイの結果で、水色が私が操作した色でして、難易度至難でもあっさり勝ってしまいました。
マップの特徴としては、四隅に重要な大都市があり、中央部には横に3つの大都市が並んでいます。
ど真ん中のアトランタ以外の中央の大都市はあんまり仕事が多くなくって、四隅の大都市はいずれもアトランタと同等以上の仕事が出るので、真ん中の大都市はいつも仕事がない状態になりがちです。ですので「四隅のいずれかに出かけていって、次に中央に帰ってきて、また四隅のどこかに出かけて」という動きを繰り返すプレイが多くなります。
四隅には結構仕事が溜まるタイミングがあるんですが、それが長続きしないのが特徴で、タイミングよく仕事が溜まっているときにその都市に突入できると大きな収益が上げられます。つまり、どのタイミングでどの都市に突入するのか、他のプレイヤーの動きをみながら考えるプレイが必要になります。そういう意味で、典型的な駆け引き中心のマップでして、コンピュータ版では人間の強そうなマップです。
ボード版では人間同士の駆け引きが重要になるので、面白いマップだと思います。
いつものようにボード版を出してから、コンピュータ版の次期バージョンv1.85に収録する予定です。
お楽しみに!
今はコンピュータ版を使ってテストプレイをしているところです。画像はテストプレイの結果で、水色が私が操作した色でして、難易度至難でもあっさり勝ってしまいました。
マップの特徴としては、四隅に重要な大都市があり、中央部には横に3つの大都市が並んでいます。
ど真ん中のアトランタ以外の中央の大都市はあんまり仕事が多くなくって、四隅の大都市はいずれもアトランタと同等以上の仕事が出るので、真ん中の大都市はいつも仕事がない状態になりがちです。ですので「四隅のいずれかに出かけていって、次に中央に帰ってきて、また四隅のどこかに出かけて」という動きを繰り返すプレイが多くなります。
四隅には結構仕事が溜まるタイミングがあるんですが、それが長続きしないのが特徴で、タイミングよく仕事が溜まっているときにその都市に突入できると大きな収益が上げられます。つまり、どのタイミングでどの都市に突入するのか、他のプレイヤーの動きをみながら考えるプレイが必要になります。そういう意味で、典型的な駆け引き中心のマップでして、コンピュータ版では人間の強そうなマップです。
ボード版では人間同士の駆け引きが重要になるので、面白いマップだと思います。
いつものようにボード版を出してから、コンピュータ版の次期バージョンv1.85に収録する予定です。
お楽しみに!
水曜日, 1月 20, 2010
v1.85の新機能
「Tokyo Railways コンピュータ版」の次期バージョン「v1.85」の新機能が固まったので、先行してご紹介します。
まずは1つめ、ランダムマップ選択機能。
マップ選択画面の先頭に「ランダム選択」を追加します。これをクリックすると、インストール済みのマップからランダムに選択します。どれが出てくるかはマップが表示されるまでのお楽しみです。
どのマップで遊ぼうか迷った時にお選びください。
ランダムがらみで、もう一つ。
次のバージョンでは、思考ルーチンを大幅に強化し、パラメータの追加や、性格の追加を行ってます。
さらに、対戦相手の性格を12種類の性格からランダムに選択する「性格シャッフル機能」を追加しました。
シナリオにあらかじめ設定してあるメンバーに飽きたら、是非ともお試しください。
それから、もう一つ、プレイヤー選択画面とこの前の条件選択画面では、小さな改良を行っています。
性格・難易度・ゲームの長さ・人数を変更するときに、右クリックを有効にしました。右クリックすると左クリックで変更するのとは逆方向に変更されます。性格は12種類もあるので、クリックしすぎた時には右クリックで戻せます。
右クリックというと、もう一つ新機能があります。
以前pumpCurryさんから、「荷物の積み下ろし画面」で、積み降ろす仕事のルート表示ができるようにして欲しいとのご要望がありました。ご要望ではマウス移動に対応して、ルートを表示するというものでしたが、ルート表示機能は重たいので、マウス移動のような発生頻度が非常に多いイベントに紐づけるのは無理があったんで、右クリックで表示できるようにしました。これはキャプチャーした画面だとよくわからないので、実際にリリースされたら試してみてください。
最後に、どっちかというと開発用の機能ですが、次のバージョンでは、思考ルーチンの強化のために、マップにヒントデータを埋め込めるようにしています。どのようなヒントかというと、マップ内の重要ポイントを指定して、その周辺が目的地の仕事コマの積み込みを優先するというものです。
これをプレイヤーも情報メニューの「エリア重要度」というメニューを選択して、マップ上に表示させることができます。画像を見てもらえばわかるように、重要度が高い地域は赤く表示され、重要度が低い地域は青く表示されます。
これは私がそれぞれのマップに自分の経験から判断して埋め込んでありますので、これを参考にすれば、初めてのマップでもどのあたりが重要なエリアか確認できると思います。
ただし、この機能はヒントが埋め込まれていないマップでは、一様に灰色に表示されるだけになります。ですので、従来の追加マップなどでは実質的に使用できません。
今後は順次追加マップもアップデートして、ヒントデータを入れていこうと思ってます。
さて、いろんな機能を紹介しましたが、このように次期バージョン「v1.85」の開発は順調に行っています。
残る作業は思考ルーチンの最終評価と、新マップの追加、そしてマニュアルなどのドキュメント類の更新。なんとかあと1週間くらいで完了させようと開発を続けています。
期待してお待ちください。
まずは1つめ、ランダムマップ選択機能。
マップ選択画面の先頭に「ランダム選択」を追加します。これをクリックすると、インストール済みのマップからランダムに選択します。どれが出てくるかはマップが表示されるまでのお楽しみです。
どのマップで遊ぼうか迷った時にお選びください。
ランダムがらみで、もう一つ。
次のバージョンでは、思考ルーチンを大幅に強化し、パラメータの追加や、性格の追加を行ってます。
さらに、対戦相手の性格を12種類の性格からランダムに選択する「性格シャッフル機能」を追加しました。
シナリオにあらかじめ設定してあるメンバーに飽きたら、是非ともお試しください。
それから、もう一つ、プレイヤー選択画面とこの前の条件選択画面では、小さな改良を行っています。
性格・難易度・ゲームの長さ・人数を変更するときに、右クリックを有効にしました。右クリックすると左クリックで変更するのとは逆方向に変更されます。性格は12種類もあるので、クリックしすぎた時には右クリックで戻せます。
右クリックというと、もう一つ新機能があります。
以前pumpCurryさんから、「荷物の積み下ろし画面」で、積み降ろす仕事のルート表示ができるようにして欲しいとのご要望がありました。ご要望ではマウス移動に対応して、ルートを表示するというものでしたが、ルート表示機能は重たいので、マウス移動のような発生頻度が非常に多いイベントに紐づけるのは無理があったんで、右クリックで表示できるようにしました。これはキャプチャーした画面だとよくわからないので、実際にリリースされたら試してみてください。
最後に、どっちかというと開発用の機能ですが、次のバージョンでは、思考ルーチンの強化のために、マップにヒントデータを埋め込めるようにしています。どのようなヒントかというと、マップ内の重要ポイントを指定して、その周辺が目的地の仕事コマの積み込みを優先するというものです。
これをプレイヤーも情報メニューの「エリア重要度」というメニューを選択して、マップ上に表示させることができます。画像を見てもらえばわかるように、重要度が高い地域は赤く表示され、重要度が低い地域は青く表示されます。
これは私がそれぞれのマップに自分の経験から判断して埋め込んでありますので、これを参考にすれば、初めてのマップでもどのあたりが重要なエリアか確認できると思います。
ただし、この機能はヒントが埋め込まれていないマップでは、一様に灰色に表示されるだけになります。ですので、従来の追加マップなどでは実質的に使用できません。
今後は順次追加マップもアップデートして、ヒントデータを入れていこうと思ってます。
さて、いろんな機能を紹介しましたが、このように次期バージョン「v1.85」の開発は順調に行っています。
残る作業は思考ルーチンの最終評価と、新マップの追加、そしてマニュアルなどのドキュメント類の更新。なんとかあと1週間くらいで完了させようと開発を続けています。
期待してお待ちください。
火曜日, 1月 19, 2010
思考ルーチンの限界点
相変わらず「Tokyo Railways コンピュータ版」の思考ルーチンの改良をやってます。
もうこれで完成と思って、試してみる度に改良のアイデアが出てきてしまって、なかなか完了にできなかったのですが、もう流石に終りにすると思います。
それで、改良していくうちになんか異変が起きてきました。
現在リリースしているバージョンまでは、思考ルーチンを改良すると、ゲームが終了するまでのターンが短くなる傾向が続いていて、今回の改良でも先週末まではその傾向がつづいていました。
ところが、昨日の修正で明らかにこの傾向が変わり始めて、かえって大幅にゲームが長くなる傾向が出始めました。
コンピュータプレイヤーの思考ルーチンはちゃんとベストを尽くしているように見えるのに、なかなか勝つことができないんです。
それで、なぜそんなことになるのかというと、要因は二つ。
・どのプレイヤーも効率の悪いプレーをしないので、仕事の取り合いが激しくなって、運良くいい仕事を集めることが少なくなった。
・イベントの回転が早くなりすぎて、整備費・固定資産税・法人税がよく出過ぎる。
さて、こんな傾向をみると、人間が勝つのが難しくなったのではと思うでしょう。
でも、実は実際にはそんなに難しくはなってないです。これはマップによって異なりますが、関東・関西・北海道のように、主戦場となる都市が限られているマップなら、私は難易度・至難でも7割以上は勝てそうです。
なぜ、関東・関西・北海道なら勝てるのかというと、コンピュータがある程度強くなると、プレイヤー間の足の引っ張り合いが激しくなり、こういう駆け引きなら人間の方が一枚上手だからです。
しかもゲームが長くなるんで、最初の借金のハンデを跳ね返すチャンスも多くなってくる。
ただ、これはあくまでプレイヤー間の駆け引きが中心のマップだと可能なのですが、仕事が分散している傾向があるマップはそう簡単には行きません。たとえば、北陸みたいなマップだと勝てる気がしません。北陸のようなマップは他人の干渉を受けずにうまいように稼げる場所に入り込んでしまうプレイヤーが生じやすくて、逆に人間は同じチャンスが来てもそれを生かす前に借金を返さなきゃならないんで、一気に突っ走ることが難しいからみたいです。
これを考慮すると、このゲームは人間が勝ち易いマップと勝ちにくいマップの2グループに分かれます。
勝ち易いマップ
関東(東京に集中)、関西(京阪神に集中)、北海道(札幌に集中)、九州(福岡・北九州に集中)
勝ちにくいマップ
北陸(北陸3県、信越、岐阜に分散)、東海(名古屋、静岡、東京に分散)、東北(東京、仙台、新潟に分散)、瀬戸内(岡山・高松・徳島、広島・松山、姫路に分散)
実は、先週実際にこの上記の8マップを難易度・至難でやってみたけど、勝ち易いマップは4戦全勝、勝ちにくいマップは4戦全敗という結果に終りました。
週末にかなり思考ルーチンを強化したんで、今はもう少し勝率が落ちるかもしれませんが、もう一度8マップをやってみて、傾向を確認したいと思います。
さて、そろそろ思考ルーチンの改良は打ち止めにして次バージョンのリリース準備に入りたいのですが、最近、思考ルーチンの改良が面白くて、やる度に改良点を思いついちゃうんだよねえ。
リリースはいったいいつになることやら。
もうこれで完成と思って、試してみる度に改良のアイデアが出てきてしまって、なかなか完了にできなかったのですが、もう流石に終りにすると思います。
それで、改良していくうちになんか異変が起きてきました。
現在リリースしているバージョンまでは、思考ルーチンを改良すると、ゲームが終了するまでのターンが短くなる傾向が続いていて、今回の改良でも先週末まではその傾向がつづいていました。
ところが、昨日の修正で明らかにこの傾向が変わり始めて、かえって大幅にゲームが長くなる傾向が出始めました。
コンピュータプレイヤーの思考ルーチンはちゃんとベストを尽くしているように見えるのに、なかなか勝つことができないんです。
それで、なぜそんなことになるのかというと、要因は二つ。
・どのプレイヤーも効率の悪いプレーをしないので、仕事の取り合いが激しくなって、運良くいい仕事を集めることが少なくなった。
・イベントの回転が早くなりすぎて、整備費・固定資産税・法人税がよく出過ぎる。
さて、こんな傾向をみると、人間が勝つのが難しくなったのではと思うでしょう。
でも、実は実際にはそんなに難しくはなってないです。これはマップによって異なりますが、関東・関西・北海道のように、主戦場となる都市が限られているマップなら、私は難易度・至難でも7割以上は勝てそうです。
なぜ、関東・関西・北海道なら勝てるのかというと、コンピュータがある程度強くなると、プレイヤー間の足の引っ張り合いが激しくなり、こういう駆け引きなら人間の方が一枚上手だからです。
しかもゲームが長くなるんで、最初の借金のハンデを跳ね返すチャンスも多くなってくる。
ただ、これはあくまでプレイヤー間の駆け引きが中心のマップだと可能なのですが、仕事が分散している傾向があるマップはそう簡単には行きません。たとえば、北陸みたいなマップだと勝てる気がしません。北陸のようなマップは他人の干渉を受けずにうまいように稼げる場所に入り込んでしまうプレイヤーが生じやすくて、逆に人間は同じチャンスが来てもそれを生かす前に借金を返さなきゃならないんで、一気に突っ走ることが難しいからみたいです。
これを考慮すると、このゲームは人間が勝ち易いマップと勝ちにくいマップの2グループに分かれます。
勝ち易いマップ
関東(東京に集中)、関西(京阪神に集中)、北海道(札幌に集中)、九州(福岡・北九州に集中)
勝ちにくいマップ
北陸(北陸3県、信越、岐阜に分散)、東海(名古屋、静岡、東京に分散)、東北(東京、仙台、新潟に分散)、瀬戸内(岡山・高松・徳島、広島・松山、姫路に分散)
実は、先週実際にこの上記の8マップを難易度・至難でやってみたけど、勝ち易いマップは4戦全勝、勝ちにくいマップは4戦全敗という結果に終りました。
週末にかなり思考ルーチンを強化したんで、今はもう少し勝率が落ちるかもしれませんが、もう一度8マップをやってみて、傾向を確認したいと思います。
さて、そろそろ思考ルーチンの改良は打ち止めにして次バージョンのリリース準備に入りたいのですが、最近、思考ルーチンの改良が面白くて、やる度に改良点を思いついちゃうんだよねえ。
リリースはいったいいつになることやら。
日曜日, 1月 17, 2010
アンケート:おすすめの追加マップは(その2)
「ユーザー報告」の右側で新しいアンケート、「おすすめの追加マップは(その2)」を始めました。
前回のアンケートに引き続き、追加マップの中から5種類を対象に、おすすめのマップを選んでいただきたいと思います。
複数のマップが選択可能ですので、どしどし投票をお願いします。
前回のアンケートに引き続き、追加マップの中から5種類を対象に、おすすめのマップを選んでいただきたいと思います。
複数のマップが選択可能ですので、どしどし投票をお願いします。
アンケート結果:おすすめの追加マップは(その1)
「ユーザー報告」の右側でやっているアンケートの5回目、「おすすめの追加マップは(その1)」を締め切りました。
今回のアンケートでは、今日の時点で14種類ある「Tokyo Railways コンピュータ版」の追加マップの中から初期にリリースした5作(松山、雲伯、東京臨海、南樺太、広島)の中で、おすすめのマップを複数選択可で選んでもらうものです。
投票総数は21票でした。沢山のご投票ありがとうございました。
では、投票結果を発表しましょう。
1位 東京臨海 12票(57%)
トップは投票者の6割近い圧倒的な支持を得た「東京臨海」でした。
このマップの特徴はなんといっても海でしょうねえ。東京港に浮かぶ埋立地の東京臨海副都心とその周辺が舞台で、周りからどうやって海を超えて臨海地区のお台場・有明へ引き込むかが鍵となってくるマップです。
仕掛けとして、ゲーム最初にレインボーブリッジ建設のための仕事コマが予め配置されているのが特徴で、これに飛びついてレインボーブリッジを建設するのか、あるいは他の仕事をとって、橋は人の作ったものを利用するか水上バスで我慢するかが、最初の分かれ道となります。
知名度の高いお台場や東京都心部が舞台だし、海や大きな川や運河など、地形も複雑に入り組んでるし、コミケや幻に終わったオリンピックなど派手なイベントが多いし、なかなか派手なマップなのが人気の理由でしょうねえ。
私も今回の5マップの中ではこのマップが一番好きです。
2位 広島 8票(38%)
2位は3分の1以上の人からの支持を受けた「広島」です。
太田川の三角州に広がる広島市は市の中心部からどこに行くにも川を超えなきゃならなくて、JRはこの三角州を避けて囲むように走っていて、中心部には路面電車とアストラムだけが乗り入れているんですが、このマップでも市中心の紙屋町を囲むように3つのターミナルがあって、さらに郊外にもそれを取り囲むように3ターミナルがあるという構造になっています。
このため、中心部の4ターミナルでの仕事の取り合いが激しくて、4ターミナル発郊外行きの仕事をうまく複数揃えてから郊外に行くというのが定石になり、中心に飛び込むタイミングと駆け引きが重要なマップです。
このマップは私も好きなマップの一つです。
3位 雲伯 6票(28%)
2位には惜しくも届かなかったものの、3割近くの支持を受けて3位に入ったのは、山陰の中心部、松江市の周辺が舞台の「雲伯」。雲伯は旧国名の出雲国と伯耆国に由来していて、古代に製鉄で栄えた地域にあたります。
このマップの特徴はマップ北側に東西に3つ並んだ、出雲・松江・米子の3市しか大都市が登場しないことでして、普段はこの3都市の間を行ったり来たりしながら仕事をこなしていくのですが、なんせ3つしか大都市がないから、他のプレイヤーとの競合が激しくなります。さらに、南端の岡山や広島への仕事は建設費がかかるものの報酬額も大きいため、これをうまく複数そろえて、一気に逆転を狙うという戦法もあります。
本体付属で扱えなかった山陰地方のマップなので、私としても外せないマップですね。
4位 南樺太 3票(14%)
4位はかつては日本の領土だったが、今ではロシアの支配下にある南樺太。
このマップの特徴は南北に細長いこと。北に2つ、南に3つの都市が集中していて、南北の間はかなりの距離があります。だから、南北のどちらかに人が集中すると、反対側に仕事が集中してしまい、少ない側の人が大儲けできるマップなので、他のプレイヤーとの駆け引きが全てという感じのマップです。
長い距離を走り抜けるマップでもあるので、追加マップの中ではもっとも爽快感のあるマップだとおもいます。
もうロシアの支配下に入ってから60年以上も立っているので、馴染みのない地名が並んでますが、このゲームをやると不思議と覚えてしまいます。このマップのために歴史の資料を探して、説明書の付録にまとめて記述してありますので、是非とも遊んでみて、かつての樺太の鉄道の歴史を体験してみてください。
5位 松山 1票(4%)
5位の松山はわずか1票。松山は「坂の上の雲」の舞台で、古くから市街鉄道が走っていたところでもあって、夏目漱石が松山に教師として赴任していて正岡子規が漱石の家に滞在していたころに、すでに市内に鉄道が走っていました。そんな松山の鉄道の古い歴史と道後温泉や松山城などの観光資源を題材にしてマップをつくってみたのですが、なんかインパクトに欠けますねえ。
大きな川があるわけではないし、市の中心に松山城がある大きな丘があるという点以外はこれといった特徴のある地形もないし、海も遠いし・・・。やっぱり平らすぎるのが良くないのでしょうか。
もうちょっと郊外までの広い範囲を扱えば、地形的には多彩になってくるけど、それだと松山市内の観光地がまとまっちゃって、松山駅・松山市駅・道後温泉駅の3ターミナルに分かれてる市内電車の路線網が表現できなくちゃうんですよねえ。
でも、このマップ、勝利条件の路線条件がかなり緩めで、金を稼げればどんな方向に路線を伸ばしても自由だし、地形が平らな分だけどこに線路を引いても言い訳で、そういう意味で、かなり自由度の高いマップです。たまにはそういうマップも面白いと思いますよ。
さて、今回は5つのマップだけが投票対象でしたが、今後も残りのマップについてアンケートをやろうと思ってます。
その時にはまた投票をお願いします。
今回のアンケートでは、今日の時点で14種類ある「Tokyo Railways コンピュータ版」の追加マップの中から初期にリリースした5作(松山、雲伯、東京臨海、南樺太、広島)の中で、おすすめのマップを複数選択可で選んでもらうものです。
投票総数は21票でした。沢山のご投票ありがとうございました。
では、投票結果を発表しましょう。
1位 東京臨海 12票(57%)
トップは投票者の6割近い圧倒的な支持を得た「東京臨海」でした。
このマップの特徴はなんといっても海でしょうねえ。東京港に浮かぶ埋立地の東京臨海副都心とその周辺が舞台で、周りからどうやって海を超えて臨海地区のお台場・有明へ引き込むかが鍵となってくるマップです。
仕掛けとして、ゲーム最初にレインボーブリッジ建設のための仕事コマが予め配置されているのが特徴で、これに飛びついてレインボーブリッジを建設するのか、あるいは他の仕事をとって、橋は人の作ったものを利用するか水上バスで我慢するかが、最初の分かれ道となります。
知名度の高いお台場や東京都心部が舞台だし、海や大きな川や運河など、地形も複雑に入り組んでるし、コミケや幻に終わったオリンピックなど派手なイベントが多いし、なかなか派手なマップなのが人気の理由でしょうねえ。
私も今回の5マップの中ではこのマップが一番好きです。
2位 広島 8票(38%)
2位は3分の1以上の人からの支持を受けた「広島」です。
太田川の三角州に広がる広島市は市の中心部からどこに行くにも川を超えなきゃならなくて、JRはこの三角州を避けて囲むように走っていて、中心部には路面電車とアストラムだけが乗り入れているんですが、このマップでも市中心の紙屋町を囲むように3つのターミナルがあって、さらに郊外にもそれを取り囲むように3ターミナルがあるという構造になっています。
このため、中心部の4ターミナルでの仕事の取り合いが激しくて、4ターミナル発郊外行きの仕事をうまく複数揃えてから郊外に行くというのが定石になり、中心に飛び込むタイミングと駆け引きが重要なマップです。
このマップは私も好きなマップの一つです。
3位 雲伯 6票(28%)
2位には惜しくも届かなかったものの、3割近くの支持を受けて3位に入ったのは、山陰の中心部、松江市の周辺が舞台の「雲伯」。雲伯は旧国名の出雲国と伯耆国に由来していて、古代に製鉄で栄えた地域にあたります。
このマップの特徴はマップ北側に東西に3つ並んだ、出雲・松江・米子の3市しか大都市が登場しないことでして、普段はこの3都市の間を行ったり来たりしながら仕事をこなしていくのですが、なんせ3つしか大都市がないから、他のプレイヤーとの競合が激しくなります。さらに、南端の岡山や広島への仕事は建設費がかかるものの報酬額も大きいため、これをうまく複数そろえて、一気に逆転を狙うという戦法もあります。
本体付属で扱えなかった山陰地方のマップなので、私としても外せないマップですね。
4位 南樺太 3票(14%)
4位はかつては日本の領土だったが、今ではロシアの支配下にある南樺太。
このマップの特徴は南北に細長いこと。北に2つ、南に3つの都市が集中していて、南北の間はかなりの距離があります。だから、南北のどちらかに人が集中すると、反対側に仕事が集中してしまい、少ない側の人が大儲けできるマップなので、他のプレイヤーとの駆け引きが全てという感じのマップです。
長い距離を走り抜けるマップでもあるので、追加マップの中ではもっとも爽快感のあるマップだとおもいます。
もうロシアの支配下に入ってから60年以上も立っているので、馴染みのない地名が並んでますが、このゲームをやると不思議と覚えてしまいます。このマップのために歴史の資料を探して、説明書の付録にまとめて記述してありますので、是非とも遊んでみて、かつての樺太の鉄道の歴史を体験してみてください。
5位 松山 1票(4%)
5位の松山はわずか1票。松山は「坂の上の雲」の舞台で、古くから市街鉄道が走っていたところでもあって、夏目漱石が松山に教師として赴任していて正岡子規が漱石の家に滞在していたころに、すでに市内に鉄道が走っていました。そんな松山の鉄道の古い歴史と道後温泉や松山城などの観光資源を題材にしてマップをつくってみたのですが、なんかインパクトに欠けますねえ。
大きな川があるわけではないし、市の中心に松山城がある大きな丘があるという点以外はこれといった特徴のある地形もないし、海も遠いし・・・。やっぱり平らすぎるのが良くないのでしょうか。
もうちょっと郊外までの広い範囲を扱えば、地形的には多彩になってくるけど、それだと松山市内の観光地がまとまっちゃって、松山駅・松山市駅・道後温泉駅の3ターミナルに分かれてる市内電車の路線網が表現できなくちゃうんですよねえ。
でも、このマップ、勝利条件の路線条件がかなり緩めで、金を稼げればどんな方向に路線を伸ばしても自由だし、地形が平らな分だけどこに線路を引いても言い訳で、そういう意味で、かなり自由度の高いマップです。たまにはそういうマップも面白いと思いますよ。
さて、今回は5つのマップだけが投票対象でしたが、今後も残りのマップについてアンケートをやろうと思ってます。
その時にはまた投票をお願いします。
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