火曜日, 6月 23, 2009

フェリーの不具合(1)


 「Tokyo Railways コンピュータ版」の不具合を2件アップしておきます。
 1.55をリリースしたときにLegacyWorldさんからのコメントをいただいていましたが、調査報告が今頃になってしまって申し訳ないです。




 まずは、1件目。松山-広島間にフェリーを経由して路線を引いたときの問題です。
 松山-広島間には費用20のフェリーがあり、松山-松山観光港が最短で費用6、広島-呉が最短で費用18なので、費用24の建設費がかかります。更にフェリーの費用を合わせると建設費は44となります。
 しかし、フェリーの費用はフェリーを越えて建設した時にしか適用されないので、広島→呉、松山→松山観光港 の向きに建設すると、フェリー費用は必要ありません。


 図のように広島→呉、松山→松山観光港 と引いたときにはフェリー代が加算されません。しかし松山→松山観光港、呉→広島の手前 と引いたときにはフェリー代は加算されます。ここまではボード版のルールどおりです。
 本来のボード版では呉→広島と引いたときと、広島→呉と引いたときではフェリーを越えるかどうかが異なるため、前者はフェリー代がかかりますが、後者はフェリー代がかかりません。ですが、引く方向によって金額が違うと、操作が面倒だし、思考ルーチンにも線路を引く方向を考えさせるという無駄な手間がかかるので無駄に面倒です。
 ですから、コンピュータ版ではフェリーから一気に大都市や自分の路線までつないだときには、フェリー代がかからないようにプログラミングしたつもりでした。 


 ところが図の通り、現在リリースされているバージョンではこの部分がうまく処理できていません。
 広島→呉、松山→松山観光港という順番で引いたときには、ちゃんと費用24になるのですが、松山観光港→松山、広島→呉の順番で引くと、フェリー使用判定に不具合が生じて、フェリー代が加算されてしまっています。
 回避方法としては、実は、いまのバージョンでは、ドラッグ中に費用が表示されないのですが、松山から広島まで一気に線路を引くことができます。この場合、ちゃんとフェリー代をいれずに計算しています。
 面倒をかけて申し訳ないのですが、建設費を確認しながら、いろいろな順番で線路を引いてみてください。
 最後の手段としてはドラッグに頼らずに港の接続の最後の1本をクリックで接続するとうまくいく思います。
 現在手元にある最新プログラムではこの問題が解消されていることを確認していますので、次のリリースでは解消されます。御不自由をおかけして申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちください。
 

 

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