金曜日, 3月 05, 2010

アンケート結果:おすすめの海外マップは?

 「ユーザー報告」の右側でやっているアンケートの結果です。
 今回は海外を舞台とした8つのマップを対象していました。
 投票数は15でした。投票していただきありがとうございました。
 今回も複数選択可なので、票数の合計は投票数を上回ります。

 早速結果を見て行きましょう

8位 米西部 1票 (6%)

 このマップって、私としては結構好きなんですが、ちょっと、ショックな数字ですねえ。
 ちょっと難点なのはカリフォルニアに比べて、シアトル&ポートランドが弱すぎて、あんまり北に大陸横断鉄道を作らないんですよね。史実ではグレートノーザン、ノーザンパシフィック、ミルウォーキーロードの3本も作られたんですがねえ。後でちょっと考えてみたんですが、やっぱりこのルートはカナダを入れないと成立しないんでしょうかね。バンクーバーがマップに入ってたらずいぶん状況が変わった気がします。
 そんなわけで、このゲーム上では、ほとんどの人がサウスパシフィックとサンタフェ鉄道の通った南側ルートで大陸横断鉄道を引いちゃうんで、その辺のバリエーションの無さがダメなのかもしれません。

7位 米南部 2票 (13%)

 アメリカの南部って、日本人にはちょっと馴染みが無かったかもしれませんね。
 私は米国南北戦争の戦史が大好きなんで、馴染みの地名が並んでてそれだけで満足しちゃうマップなのですけどね。
 このマップって、ゲームとしてかなりバランスが良いと思うんで、是非ともやってみてください。

5位 米北東部、インド 3票(20%)

 5位は2マップが同点でした。
 インドの地理は私もさっぱりダメで、都市圏人口100万人の街ですら聞いたことがない都市ばっかりという状態でマップを作ったんで、ずいぶん勉強になりました。ゲームで馴染みの薄いインドの地理が覚えられるんで一石二鳥ですよ。
 米北東部はそれに比べて、ずいぶん知っている街が並んでて、それにこの地域って海外の鉄道ゲームをやるとかならず舞台になる地域なんで、王道中の王道なんですが、意外と人気がないですねえ。コンピュータゲームでいうと「レイルロードタイクーン」、ボードゲームでいうと「1830」の舞台と同じマップです。他のゲームと比べてみると面白いと思いますよ。

3位 ドイツ、フランス 5票(33%)

 3位に並んだのは、どちらも欧州大陸が舞台のドイツとフランス。
 この2マップって似ているようで似ていない。
 フランスはパリーマルセイユーリヨンの3都市を結ぶ線が主戦場で、ここで大激戦となる展開が多い。
 それに対してドイツは中央部に大都市がなくって、リング状に同じような規模の大都市が囲んでいる。でもドイツにも主戦場があって、ルールーフランクフルト間には都市が密集しているんですが、フランスほどは圧倒的じゃないんで、ここだけで仕事が回ることは殆どない。そういうわけで、私としてはドイツマップの方が難しいマップという気がします。
 線路のひき方とかの他のプレイヤーとの駆け引きを楽しみたいならフランス。マップ全体を見渡して大規模な戦略を立てて戦いたいならドイツがおすすめです。

2位 イギリス 6 (40%)

 2位は、なんとリリースしたばかりのイギリス。
 このマップってロンドン - バーミンガム - マンチェスターという近い距離に並ぶ3都市の間が主戦場で、ここの極端に仕事が集中していて、それに比べてスコットランドの北側とアイルランドの西側にはごく僅かしか都市がないという典型的な集中マップです。日本が舞台のマップだと関東マップか北海道マップを連想するけど、海や丘があって地形が意外と厳しいので、なかなか独特な地形になってます。
 やっぱりこういう変化のある地形に人気が集まるんでしょうか。
 このマップのポイントはアイルランドのダブリンとスコットランドのグラスゴーをどうするかですね。勝利条件的には最低でもどちらかにつながなきゃならない。でも実はこの2都市につなぐ路線って、実際にそこに行くことを意識するルートと、安く済ませるだけのルートがちがうんですよ。安く済ますんならマン島経由のフェリーを利用した方が良いんですが、これだと実際に列車で利用するとフェリーが複数挟まっちゃうんで時間がかかりすぎます。だから、この2都市を捨てて義務でつなぐだけにするのか、それとも仕事が溜まっているところを狙って時間の短いルートで建設するのか。これが結構重要な判断になるマップです。

1位 中国 9 (60%)

 1位は6割という圧倒的な支持を受けた中国マップが獲得。
 みなさん、ずいぶんヘビーなマップが好きなんですねえ。
 このマップはシリーズ最大規模の仕事駒が登場して、通常のゲームの3倍くらいの都市がマップを埋め尽くしています。
 広さは別に広いわけじゃないんだけど、実際にやってみると通常のゲームの3ゲーム分くらいやった気になります。
 確かにやりごたえは満点なんですが、私としてはちょっとヘビーで、頻繁にやりたいとは思いませんけどね。
 地名がちゃんとは読めないけど見たことのあるものばかりで、やっぱりお隣の国なんで日本人には身近だというのも支持を集めた理由なんでしょうか。
 ちなみに、v1.90で使用メモリーの量を設定する時のテスト基準が、「中国マップを9人プレーでゲームの長さが一番長い「死闘」をやっても余裕を持って動作すること」だったんですが、我が家の一番速いマシンでコンピュータ同士の対戦をやらせた時に、目にも留まらぬ速度で列車が動き続けても、終わるまで1時間以上かかってました。

まとめ

 いままではアンケート結果はほとんど予想通りだったんですが、今回はずいぶん違った結果になりました。
 米国3部作は人気なかったですねえ。やっぱりアメリカ全体ならともかく地域というのが馴染みが薄かったのかもしれません。アメリカの50州や大リーグの球団本拠地都市名や南北戦争の主戦場の場所を空で言えちゃう米国地理マニアの私と普通の日本人のギャップが出たようです。
 それに対して、リリースしたばかりのイギリスマップが人気が高かったのは嬉しいですね。
 それから中国マップの圧倒的な人気を見ると、手軽なマップよりもヘビーなマップの方が人気があるってことでしょうか。それなら今後はさらなる大作を作ってみる方向で検討してみましょうかねえ。
 
 馴染みの薄い地域は人気がないという側面もある気がします。でも馴染みが薄いからこそいろいろと新たに感じるところもあるし、ゲームのついでに地理を覚えることもできて一石二鳥なんで是非とも挑戦してみてください。

 次のアンケートはちょっと準備中です。準備が整い次第始めますので、また投票をお願いします。

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