月曜日, 5月 03, 2010

IMPERIAL 再び

 今日もまた6人が我が家に集まり、ボードゲームを実施。
 プレーしたゲームは「DIAMANT」と「ニムト」の2つのお手軽ゲームと、おととい遊んだばかりの「IMPERIAL」でした。
 「IMPRERIAL」は前回すこしルールを間違えていたということで、あらためてやったのですが何かおかしい。
 1ゲーム終わった後に再度ルールを読み直して、ルールの解釈をあらためてからもう一度やったら今度はまともな感じでした。

 ルール解釈の争点となったのは、「投資」マスと「投資」のタイミングについて。
 ルールでは、投資マスに止まった時には「1)債権の持ち主に配当を行う」を行うこと。そして、投資マスを通過したときには「2)投資家駒を持っているプレイヤーは資金2百万を受け取る」、「3)投資家駒を持っているプレイヤーは債権を買う」ができるって書いてあります。それで、投資マスを通過したときには、2、3のみを実施することも書いてあります。
 問題は、投資マスに止まったときに1のみでなく、2・3も行うのかという点だったのですが、これが和訳・英訳のどちらを読んでもハッキリ分からない。それで投資マスに止まったときには1のみができるという様に最初は解釈してたんですが、これだと、投資駒が全然発動せず、あまりにも債権を買う機会が少なすぎる。
 そしたらプレイヤーの一人が、ルールの概要を読んで、投資マスに止まった時には1〜3全部できるように書かれている記述を見つけました。それで、この解釈でやったらやっぱりうまく回るんですよ。

 ゲームの展開は、私がロシアを担当していましたが、ロシアは地勢的に大量点が難しいと見られていました。なぜかというと、ロシアは序盤にバルチック海に面したところに海軍工場を持っていないため、黒海やバルカン方面に陸海軍を展開せざろう得ないのですが、イタリアは海軍しか作らないし、オーストリアは陸軍しか作らないんで、どっちにも対抗できず大量点が難しいんですよ。それに対してイギリスは海軍オンリーで押しまくれるし、ドイツは陸軍だけつくって篭れるし、イタリアも海軍中心で押しまくれるし、オーストリアも陸軍のみで押しまくれる。フランスは自由度が高く、広がりやすい。
 だから、ロシアプレイヤーの私としては、ロシアからさっさと金を引き出して、他国に乗り換えようという戦略を取りました。ロシアは運良くエーゲ海まで海軍を進めて、領域もそこそこまで行ったのですが、これに対してイタリアが大海軍で襲いかかる気配となります。そのタイミングで私はイタリアの債権を買って、イタリアの支配権を一時的に奪取。直ぐに取り返されたんですが、一回だけイタリア軍を動かすチャンスがあったんで、海軍に西へ離れてもらって、ロシア海軍は危機を脱しました。
 私はロシアから収奪した資金をフランス・イギリスにも向け、投資家として着々と稼いでいたのですが、そこで政変発生。フランスの支配権がイギリスを支配していたKH氏に移り、イギリスの支配権はドイツ支配のKS氏に移ります。そしてフランスを失ったO氏は純投資家として支配がない状態を逆に利用して、あっちこっちの国の債権に投資し始めたんです。
 そして、欧州は表面上は軍事的な緊張が高まりますが、主戦場は軍隊じゃなくって債権の取り合いに発展。低額の債権は純投資家の特権により債権購入機会が多かったO氏にほとんどかっさらわれてしまい、表面上の欧州最大勢力である英・独連合のKSは、軍事的にフランスを叩く力があっても、フランス債権者連合の莫大な資金力から、英・独両国の支配を維持する力がないため、事を起こせません。
 そんなわけで、小規模な軍事衝突はあったものの、戦争なんてやっている暇も、やるだけの強固な国家支配も打ち立てられないまま、時間だけが過ぎて行き、そのままゲーム終了。
 結局、効率のよい安い債権を大量に買い集めたO氏が、レベル5に到達した強国・フランスの最大債権者であったKH氏を上回り、O氏の勝利。

 やってみた感想として、ある程度債権や資金が手に入った後なら、国なんかもっているより、純投資家をやっている方が大部楽です。だから、国を乗っ取るのはちょっと考えもの。相手に純投資家になるチャンスを与えかねません。よほどの理由がない限り、他国の支配権を奪うより、相手と同額ぐらいの第2債権者の地位を狙った方が効率がいいですねえ。
 あと、ロシアプレイヤーは不利だとは思いませんが、ロシアと言う国家は明らかに不利です。ロシアになったら、国の資金をさっさと抜き取って、他国の投資中心に乗り換えるべきだと思いますよ。

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