日曜日, 2月 07, 2010

アンケート結果:おすすめの追加マップは(その3)

 「ユーザー報告」の右側でやってたアンケート「おすすめの追加マップは(その3)」を締め切りました。
 今回の投票数は18票でした。沢山の方の御投票ありがとうございました。
 それでは早速、第5位から投票結果を発表しましょう。
 なお、今回も複数選択可能だったので、票数の合計は投票数を上回ります。

第6位 新潟県 3票(16%)

 最下位に沈んだのは最新作の「新潟県」。この投票が始まった日にリリースされたばかりだったので、不利だったのは仕方ないにしろ、最下位はちょっと意外でした。
 このマップは新潟・長岡・上越の3つしか大都市が登場しないので、列車の速度が39までに制限され、そのへんがちょっと地味だったのでしょうか。でも佐渡島がワープゾーンみたいになってて、この手の細長マップにはない意外性の要素があって結構面白いんですがねえ。
 あと、このマップは地形が多彩で見た目が綺麗なマップだと思います。それなので、地形が立体的に見える開発中の「Tokyo Railways 2」の地形を作るときには、このマップで見栄えを確認しながらやってます。
 まだ、やってない方は、是非とも遊んでみてください。

第5位 相模原 4票(22%)

 このマップの名称は「相模原」になってますが、実際には私の地元である町田市もほぼすっぽり入ってます。つまりこのマップは私の自己満足のためにつくったマップです。だから、まあ、他の地域の人にはなんのことだか分からないマップなので、この順位は仕方ないですかね。あと、地域的に「京浜東横」とダブっているのも存在意義をゆるがせている原因かも。
 ちなみに私の出身エリアはこの地図では東京寄りの右上側なので、左下に向かうほど、地理感がなくなっていって、拠点の選び方が怪しくなっていきます。あと、地元どころか出身地なのにフリガナに悩んだ地点が幾つかあります。地名の読み方が複数あって、他の単語との組み合わせにより変わるという困った場所が私の故郷なのです。近隣の人でも「この読み方ちょっと違うぞ」って思っても、そういうこだわりの結果なので、まあ大目に見てください。これだけでこの地区の出身者の人なら私の出身地がわかりそうですが。

第4位 札幌近郊 5票(27%)

 第4位は「札幌近郊」。私はこの街が大好きで、ほぼ毎年遊びにいくのですが、ゲームにしてみるとなんというかなるようにしかならないマップですねえ。札幌都市圏って3つの鉄道幹線の沿線に都市が数珠つなぎになっていて、面的な広がりが少なくって、線路の引き方がある程度決まっちゃうんですよねえ。もう少し変化をつけようと思って石狩川流域の小都市がないところを、主要集落を探そうと思って航空写真を見ていたら、全部田んぼで唖然としました。
 人が住んでいるエリア、田んぼのエリア、自然のエリアがはっきりして、それぞれが近接しているのが札幌都市圏の魅力なんでしょうけど、このゲームのマップにはちょっと向かなかったみたいですね。

第3位 冬の夜空  7票(38%)

 ここから上の上位3つはなかなかの激戦で、それぞれ1票差でした。惜しくも3位になったのは、拡張セット「Merchant of Orion」の「冬の夜空」。これは東京の冬の夜空の星空を舞台に、星々の間に星間航路をつくるというSFっぽい設定のマップです。このマップでは、「Tokyo Railways」のシステムの枠内で、データを変えるだけでどこまで違うゲームが作れるかというのを試してまして、仕事駒の作成規則とか、宇宙船(列車をこのマップでは宇宙船と呼びます)の種類とか、いろいろといつもとは違う方法で作ってます。そういう点を評価していただいたんだと思います。ただし、思考ルーチンがちょっとこのマップについて行けないようで、人間が非常に有利なのがちょっと不満な点ですねえ。
 7月の七夕の時には「夏の夜空」を作るつもりなので、お楽しみに。

第2位 長崎 8票(44%)
 惜しくも1票差で2位に終わったのは、「長崎」。このマップはかなり苦労したマップです。前々から題材にしようと目を付けていたのですがまず、地形が複雑で街の様子がよくわからず、一昨年と去年に現地取材をやってようやくイメージを掴みました。それで去年の終盤に一度作り始めたのですが、作り初めてみると、細長い市街地に仕事が集中してしまう感じで、線路の引き方がきまっちゃって、いまいちおもしろうそうじゃない。途中で一回作成したマップを放棄して、路面電車が走っているエリアに絞って作り直し完成させました。完成させても全く自信がなかったのですが、友人とテストプレイしてみたら、友人が気に入ってくれて、ようやくなんとかなったと思っているマップです。
 ゲームをやってみると、なかなか駆け引きが面白いマップで、さらにマップの美しさはシリーズ随一です。開発中の「Tokyo Railways 2」の立体的な地形イメージで表示すると、なかなかの見栄えで、先日の日誌にもサンプルとしてアップしていますので是非とも現行バージョンと見比べて見てください。

第1位 京浜東横 9票(50%)

 激戦を制して1位に輝いたのは、「京浜東横」、このマップには半数の人が投票してくれました。戦時中に大東急とよばれた巨大鉄道会社に集約されていた東京・横浜間などの首都圏南西部が舞台のマップです。これは第1回のアンケートで作成するマップを投票してもらった時に1位となったマップなのです。広さは通常マップの半分程度なのですが、登場する都市や仕事駒の数は並の通常マップをしのぐ量で、追加マップのレベルを超えたマップですので、かなり本格的に楽しめます。
 また、「相模原」と同様に私の出身エリアのマップなので、ほぼ全域が行ったことのある場所でしめられていて、このマップの都市選択には私としてはかなりの自信があり、そういう点は地図だけみて作ったマップや観光で数回しか行かないで作ったマップよりは完成度が高いと思います。

 さてこれで、全ての追加マップのアンケートが終りました。全体を通して思ったのですが、投票結果って意外と予想通りなんだなということ、そして私の予想が外れたマップは必ず私自身が見落としている要素があるということを発見しました。そういう意味で、今回の投票結果は今後のマップ作成に参考になると思います。
 
 今後もまたアンケートを続けていきますので、どしどし投票をお願いします。

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