ゲームに勝利するためには、ターミナル(大都市)を相互に接続して、「大都市接続」を増やしていく必要があります。
大都市接続はゲームに勝利するための条件(勝利条件)の「接続条件」となっており、また列車をより強力なものにアップグレードするための条件にもなっています。
大都市接続はゲーム中、下部に表示されているプレイヤー情報の左側で確認することができます(図2-21)。
図2-21:大都市接続 |
勝利条件
TR3の勝利条件には2種類があり、一つは「資産条件」、もう一つは「接続条件」です。
勝利条件はゲーム中は右側の下から2段目の「メニュー」ボタンから、「マップ情報」→「勝利条件」と進んで確認できます。
最初に挑戦する東京臨海マップでは、資産条件と接続条件はこうなっています(図2-22)。
図2-22:勝利条件 |
資産条件は資産がこの基準以上になれば達成できます。ここでいう資産とは資金-負債を意味します。
たとえば資金が100で負債が55ならば、100-55=45となり、45が資産となります(図2-23)。
図2-23:資産の算出 |
東京臨海マップには、東京駅・新橋・天王洲・豊洲・新木場・お台場・有明の7つのターミナル(大都市)が存在します。このうちの東京駅・新橋・天王洲・豊洲・新木場の中から一都市を除いたすべてのターミナルを相互に接続すれば、接続条件をクリアしたことになります。
「マップ情報」画面の勝利条件に関する記述の中で、都市名の後ろに「×」がついていますが、これは接続を達成していないことを意味します。これが「○」になると接続を達成したことになります。
このようにこの画面をみればいつでも勝利条件の達成状況を確認することができます。
列車のアップグレード
自分のターンの建設フェイズにおいて、列車アップグレードの条件を満たしているときには、列車をより移動力が大きいか、あるいは積載量が大きい列車にアップグレードできます。
列車アップグレードの手順については「TR3 操作説明 その4」で説明しているので、そちらを合わせてお読みください。
大都市接続の方針
ここまで説明してきたように、TR3で勝利するためにはターミナル(大都市)を相互に接続して、大都市接続を増やしていく必要があります。
ではどの大都市を接続すべきか。その基本的な方針は以下の通りです。
(1)なるべく線路の建設費の安い都市同士を優先して接続する。
(2)なるべく重要な場所にある都市を優先して接続する。
このことを最初の東京臨海マップを例に説明します(図2-24)。
図2-23:大都市接続の方針 |
(1)に関しては、一般的には近い都市同士を接続すれば線路の建設費も安くなります。しかしながら、都市の間に海洋などの建設費の高い地形が横たわっている場合には、建設費は高くなります。
東京臨海マップだと、図のピンク色の線の場所、東京駅-新橋間とお台場-有明間が建設費の面では安くなります。また、黒の線の豊洲-有明間がこれに続きます。
(2)に関しては、「メニュー」→「マップ情報」→「マップ詳細」→「重要度」で表示される重要度表示が参考になります。図のピンク色の四角で囲んだ地域ような重要度の高いエリアを通る路線がおすすめとなります。この観点からも図のピンク色の線の路線がおすすめです。
ピンク色の路線はおそらくすべてのプレイヤーが接続を狙ってくる路線となりますので、有利なルートは早い者勝ちとなるでしょう。ですから、なるべく早くこのルートに線路を建設することをお勧めします。他の大都市接続ルートより優先度を高くして考えておきましょう。
東京臨海マップの場合、重要なエリアは東京駅・新橋エリアと、お台場・有明エリアに分かれています。最初はこのどちらかに列車を配置することをお勧めします。序盤の路線網は列車配置した場所の近くのターミナルから徐々に拡大していってください。ゲームの中盤に差し掛かると、これらの重要なエリアを相互に接続する路線が必要になるはずです。そのルートとしては図にあるような4つのルートがおすすめです。
①はお台場からレインボーブリッジ(Rブリッジ)を経由して芝浦ふ頭まで海洋を横断し、芝浦ふ頭から浜松町を経由して新橋に至るルートです。
このルートは海洋を横断するの建設費が非常に高くなりますが、レインボーブリッジに最初に配置される仕事駒を確保できるなら、その報酬で建設費が十分に賄えます。運よく最初の手番を確保できたプレーヤーにお勧めです。
②は竹芝桟橋とお台場海浜公園の間にあるフェリーを利用するルートです。新橋-竹芝桟橋間とお台場-お台場海浜公園間に線路を建設するだけで相互接続できるので、いちばん建設費は安くなります。しかしフェリーは移動しにくいものなので、レインボーブリッジルートが別プレイヤーによって建設されていたら、これに接続して、使用料を支払って通ることも併用できるように線路を建設することをお勧めします。
フェリーについては「TR3 操作説明 その5 フェリーについて」を合わせてお読みください。
③と④は豊洲を経由して接続するルートです。③は銀座付近から豊洲に伸ばすルート、④は東京駅から日本橋・茅場町付近を経由して豊洲に伸ばすルートです。
①~④のルートはどれが一番おすすめというのは特になく、仕事駒の確保状況に合わせて使い分けることをお勧めします。
勝利条件を達成するためには、上記のルート以外に、新木場か天王洲のどちらかへの接続が必要になります。このどちらの都市を選ぶべきかというと、①のルートの場合は天王洲、③④の場合には新木場に接続した方が、東京方面から直接両都市方面へ向かう仕事を運ぶ上で有利となります。
基本的には天王洲よりも新木場の方が他の都市に近いためおすすめです。しかし他のプレイヤーが天王洲に接続せず、ここの仕事駒を独占できる状況なら天王洲に接続すべきです。この辺も状況で判断してください。
さて、ここまでTR3について、操作説明を7回、チュートリアルを5回にわたって書いてきましたが、TR3についてご理解が深まったでしょうか。たぶんこれらの文章を読んでみても、実際にはプレーしてみないとよくわからないと思います。
まずは「習うより慣れろ」でゲームを遊んでみてください。それでTR3というゲームがわかってきてからこれらの文章を読み返してもらえると、より理解が深まると思います。
そんな感じで、チュートリアルは今回で終了します。
TR3の正式版リリースは今のところ12/24を予定しています。皆様にクリスマスプレゼントをお届けできますよう作業に追い込みをかけていきますのでよろしくお願いします。
リリースが終わったら、このブログでもうちょっと深い戦略について書いていこうと思うのでよろしくお願いします。
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