金曜日, 7月 02, 2010

JFL各チームの時間帯別得失点

 今回のネタはTwitterでつぶやいたものをまとめたものです。
 ゼルビアの時間帯別得失点を調べてみたら、面白い傾向があって、他のチームはどうなっているのかと興味がわきまして、いくつかのチームを調べてみました。
 まずは、首位のガイナーレ鳥取と、2位のSAGAWA SHIGA FCの場合です。


 見てわかるように対照的なこの2チーム。ガイナーレは前半
は失点が多くて得点も少ない。しかし時間が経つにつれて得点が増え、失点が少なくなっていく。前半負けていても後半逆転する試合ばかり。これぞ「ガイナーレ劇場」と呼ばれる所以でしょうか。
 それに対して、SAGAWA SHIGAは前半は圧倒的に強く、得点を稼いでいるし、失点が少ない。後半に入ると失点が急に増えるが、61〜75分に急に得点が伸びる。この時間帯に勝負をかけているようです。だが最後の15分になると勢いが落ちる。
 この二チームの直接対決は4−1でSAGAWAが勝ったのですが、このときはガイナーレのエンジンがかかる前の前半にSAGAWAが得点を重ねて主導権をとり、ガイナーレの反撃をかわしてそのままSAGAWAが勝利という展開で、典型的なSAGAWAの勝ちゲームだったわけですね。

 さて、次は現在3位のFC町田ゼルビアと、7/3に対戦する次の相手の佐川印刷を分析してみます。
 ゼルビアの特徴は、得点力は最初の30分が低く、そのあと急に高まり、失点の方は時間が経つごとに増えていくという展開だということでしょうか。前半の最初の30分は、得失点とも少なくて、落ち着いた展開。最後の15分はゼルビアの得点力が高まり、失点は少ないままなので、ここでゼルビアが先制することが多い。後半の最初の15分は得点が多くって、失点も増えてくるが、まだ得点が上回る。でも次の15分が試練の時間帯で、得点が減って失点が増えます。だが最後の15分には一気に得点が増えるが失点も増える。落ち着いた展開で始まって、中盤に先制、終盤に追いつかれて、終了間際に勝ち越すという展開が多い。
 これに対して、佐川印刷はゼルビアよりもエンジンがかかるのが早い。前半の16〜30分に得点も増えて失点も減り、ここで先制するケースが多い。だが、有利に進めるのはここまでで、前半の最後の15分に急に失点が増え、後半の最初の30分も不利な状態が続く、だが終了間際の15分に急に得点をのばしてくる。
 前回対戦ではゼルビアが4−1で勝っていますが、この時も最初の30分は佐川印刷ペースで進んでいましたがなんとかゼルビアが食い止め、その後にゼルビアが次々と得点を重ねて突き放し、終盤に佐川印刷が1点を返したという展開でした。

 7/3の次回対戦も、ゼルビアが最初の30分、佐川印刷の攻撃を食い止め、相手の足が止まってきた試合中盤に得点を奪って、終盤の相手の反撃を抑える。これができれば、また勝利できるでしょう。逆に佐川印刷に早い時間に先制されたり、同点や少ないリードのまま終盤にもつれ込んで、ここで佐川印刷に得点を奪われるような展開になるのが怖いですね。

 上記4チームのデータを元に、これまでの対戦を見直してみると、自分の有利な時間帯に得点を重ね、相手の有利な時間帯をきちんと耐えたチームが勝ってます。
このデータを頭に入れて試合を見てみたら、ちょっと試合の見方が変わると思いませんか?
 更に、チームが苦しい時間帯に、いつもよりも熱心に応援すれば、チームを勇気づけることができるでしょう。
ですので、次に試合を見るときは、ちょっとこのデータを思い出してみてください。

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