火曜日, 7月 13, 2010

FC町田ゼルビア対FC琉球戦(2)

 昨晩は結果と大前選手のゴールシーンだけアップしましたが、今回は続きとして、FC町田ゼルビアvsFC琉球戦を試合観戦した際の感想と、会場となった北谷公園陸上競技場の周辺の様子をアップします。試合中にはいつものようにTwitterで中継していたのでその内容はこちらから御覧ください

 試合は7/11の15時開始だったのですが、私は7/9には那覇についており、那覇中心部の国際通り沿いにある三越の近くのホテルに宿泊していました。国際通りには多くのおみやげ店が立ち並んでいて、沖縄観光の中心となっています。また三越の近くには第一牧志公設市場という市場があり、ここには沖縄の食材が沢山売っています。

 7/11当日、私は朝は市場によって、9時半頃に北谷に向かって出発しました。競技場のある北谷町方面へのバスにはいくつかの系統があるのですが、那覇バスターミナル発の読谷行きか名護行きに乗車します。国際通りを通るものと国道58号線を直進するものがあり、両方合わせると1時間に5・6本くらいはありますが、国際通りを通るものは半分くらいしかありません。また那覇市街へ向かうバスは那覇市内の特定のバス停にしか停車しないので注意が必要です。
 私は行きは牧志バス停から乗車、目的地のバス停「軍病院前」まで所要時間は1時間ほどで、料金は710円でした。帰りは国際通りを通らない方の系統に乗って「高松入り口」バス停で降りたのですが、こちらは680円でした。

 目的地の北谷公園陸上競技場は海沿いにあり、バスが通る58号線からは10分ほど歩いたところにあります。北谷公園内には野球場も併設されており、ここではちょうど高校野球の県予選が開催されていて非常に賑やかで、公園内の駐車場は満車でした。南側には海をまたいで白い砂浜のビーチが広がっています。そして北側にはJUSCOの沖縄最大級のショッピングセンターが立っており、ベスト電器やシネコンも併設されていて、ここには巨大な駐車場が整備されており、たくさんの買い物客で賑わっています。サッカーの試合を見に来た観客の大半はこの駐車場に止めていたようです。
 さらに北隣には飲食店・おみやげ店・衣料品店やアミューズメント施設が立ち並ぶ「アメリカンビレッジ」というエリアがあり、ここには観覧車があります。

 観覧車に乗って北谷公園陸上競技場方面をみたのがこの写真です。JUSCOの先に見えるトラックが北谷公園陸上競技場です。

 観覧車から西側を見ると、青い海と青い空が広がっています。この日は天気に恵まれ、日差しが強烈に強かった。汗掻きまくっていて、何リットルも水を飲んでも追いつかない状態でした。

 アメリカンビレッジには日本では沖縄にしかないというA&Wというハンバーグチェーンが出店していました。ここではコーラ風の清涼飲料水「ルートビア」というのがおかわり自由で販売されています。ちょっとシロップみたいな後味がしますがなかなか美味しい飲み物でした。せっかくなのでおかわりして水分補給させてもらいました。

 会場の入場開始は通常のスタジアムよりも遅く、開始1時間半前の13時半でした。

 そこで、せっかくなので公園内をちょっと散策しました。海の方に進むと、浜風が気持ちよく、目の前にはぐるっと270度くらいのサンゴ礁の海。きれいでした。

 入場前、スタジアムの周辺にはFC琉球のマスコット「ぐしけんくん(仮)」が歩きまわっていました。

 彼はこの暑いのに、この後2度にわたってチアガールのダンスに混ざって踊り続けていました。中の人ごくろうさまです。

 スタジアムはトラックが広いせいでピッチが遠くって、観客席が高い位置にあります。屋根の下の部分は乳幼児連れや体の弱い人専用の席になっていて、一般の人は日にさらされます。かなり暑いので水分補給が欠かせません。そしたらこの日の試合はアイスクリーム「ブルーシール」のキャンペーンをしていて、入場の際にアイスを配ってました。ありがたく頂戴して猛烈な日差しで溶ける前に慌てて食べました。

 今日は先日買ったばかりのiPhone4を持ってきたんで、これを相手のゴールの方へ固定して、ビデオを撮影してみました。これでゼルビアのゴールシーンはバッチリという作戦です。だが実際にはいくつかの問題がありました。
・バッテリーが持たない。
・空き容量がたりなくなった。
・45分ぶっ続けだと、ビデオのファイルサイズが大きくなりすぎて、コピーや編集のとき不便。
・そもそも相手の陣内に入っているときだけビデオを撮ればいい。
・大前選手のゴールはちゃんと写ったが、FKを蹴るところが枠の外。
 次回はもうちょっと工夫してみます。

 さて、ようやく試合の話。強烈な日差しの下で試合が始まりましたが温度はさほど高くなかったと思います。たぶん30℃をちょっと超えるくらい。浜風も気持ちいいです。また、上空には青い空を二つに分けて細長い雲が連なっており、時よりこの雲に日差しが遮られていて涼しくなります。ゼルビアの選手達にとっては西が丘の横河武蔵野戦の時よりはマシだったのではないかと思います。

 試合は最初は落ち着いた展開で両チームとも決定機を作れないまま30分ほど経過。FC琉球は30分を過ぎたあたりでワンチャンスをモノにし、ゼルビアは1点を先制されてしまいました。これで熱くなりすぎたのはゼルビア・木島選手。失点の直後、ゼルビアが相手ゴールに攻め上がり、ほとんどの選手が前がかりになっているときに相手にボールを奪われ、FC琉球がカウンターを仕掛け、前はがら空き。この時、木島選手は猛烈な勢いでボールを持った選手を追いかけ、倒してファールとなり、ここで木島選手にイエローカード。これで落ち着いてくれればよかったのですが、木島選手は熱くなったまま。このわずか2分後に、ボールを持っていた相手の選手と猛烈な勢いでぶつかって倒してしまい、ここで木島選手にレッドカードが出てしまいました。前半はこのまま0−1のまま終了。

 後半に入ると、ゼルビアは1人少ないにもかかわらず果敢に攻め、後半10分頃にFKに大前選手が合わせて同点ゴール。このゴールはボールがバーに当たってゴール内で跳ね返り、外にでてきたもので、主審は線審に確認。W杯のドイツ−イングランド戦のイングランドの幻のゴールと同じシチュエーションだったので一瞬ヒヤリとしましたが、線審はちゃんとゴールラインを越えるところを見てました。このシーンは昨日アップしたビデオのとおりです。

 ゼルビアは1人にもかかわらず、この後攻撃的なカードを次々と切ります。北井・石堂・山腰を投入して激しくFC琉球ゴールに迫りますが、逆に人数の少なくなったゼルビア守備陣はFC琉球の早いサイド攻撃に対応できなくなり、立て続けに2失点。結局、ゼルビアはこのまま1−3でFC琉球に敗北しました。

 正直言って、この試合はひどかった。失点のあとの木島選手のイエローカードとレッドカードは、慌てすぎで軽率としか言いようがありません。失点から木島選手の退場までの4・5分間は、夢にうなされ、当日と翌日の観光の途中でもなんどもフラッシュバックのように頭に浮かんできて離れません。今まで見たなかで最悪のゲームだったと思います。これだけ悔しい思いを下のだから、次の試合ではすっきり勝って、私のもやもやした気持ちを吹き飛ばして欲しいですよ。


 負けたショックが大きかったのですが、せっかくここまで来たので、買い物や食事を済ませて帰ることにしました。
 まずは隣のJUSCOに行って、沖縄料理の食材としてはかかせない沖縄では「ポーク」と呼ばれる豚の缶詰を買ってきました。特売3個限り、340グラムで188円。当然3個買いました。

 それから、おいしい沖縄そば屋があるという話を聞いていたので、30分ほど歩いて浜屋というお店を目指します。

 浜屋の沖縄そばには、骨のついたソーキが乗っており、これがよく煮込んえあって、骨がゼラチン状になっていて美味しかったです。

 帰りのバスは西海岸沿いのルートで、海はあまり見えませんでしたが、夕日がきれいでした。

 最後に、スタジアム周辺の全体的な印象ですが、立地はおそらく最高です。周辺は沖縄でもトップクラスの商業スペースで、ビーチも近くにあって観光スポットにもなっています。そしてショッピングセンターには巨大な駐車場があるので、大量交通機関にたよらずとも自家用車で集客することが可能です。また周りの施設に行くついでという需要も吸収できるので、集客を考える上では最高の場所だと思いました。
 しかし、問題は、FC琉球の浸透度の低さ。沖縄の街を歩いていてもFC琉球のフラグやポスターには全く出会いませんでした。北谷でも状況は同様で、スタジアムの横にきて、初めてFC琉球ののぼりを見たという状態。スタジアムに入った1600人ほどのサポータもFC琉球のユニフォームやグッズを付けている人は少なく、声や拍手で応援している人も少ないですね。ヤジは結構あった気がしますが(笑)

 北谷公園陸上競技場はメインスタンド以外は芝だし、ナイター照明も無いようですが、周りには十分なスペースがあるので、増設は可能に見えました。
 これだけ恵まれたロケーションを生かせないのはもったいないですねえ。沖縄のみなさん、FC琉球をもっと盛り上げてくださいよ。

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