金曜日, 2月 27, 2009

東への鉄路


 「Tokyo Railways コンピュータ版」の各マップには、それぞれの地域に合わせて、過去の鉄道関係者がプレイヤーとして登場し、その解説文を載せているのですが、これを作るためにいろいろな鉄道関係の資料を集めています。
 そんななかで出会った本に非常におもしろいものがあったので紹介します。
 今回紹介するのは「黒部の太陽」で有名な木本正次の「東への鉄路—近鉄創世記」。これは近鉄の前身・大阪電気軌道が生駒トンネルで破産しかけてから、日本を代表する大手私鉄に成長し、大阪ー名古屋間を直通特急で結ぶまでの物語なのですが、これが非常におもしろい。
 登場人物は豪華で、Tokyo Railwaysの関西版マップで登場する、岩下・片岡・金森の3氏と関東版で登場する五島慶太が登場します。
 この本を読むと、Tokyo Railwaysシリーズの登場人物が分かって、おもしろいと思います。
 次回作の東海版ではこの作品から、主人公の井内とライバル・伊勢電の熊沢、戦後の近鉄社長・佐伯の3氏を登場させる予定です。
 おもしろいので是非とも読んで見てください。

0 件のコメント: