QEMUと1830(前編)
ようやく風邪が直ってきて、今朝起きてふと思ったのは「1830がやりたい」。
1830というのは米国北東部の鉄道をネタにした株式投資ゲーム。
最近Railroad Tycoon Board Gameを何度かプレイした影響みたいです。
1830は過去にPCゲームになっていて、これがまた傑作なのです。
しかし、残念ながら当時のDOS用ソフトなのでWindowsでは動かない。
DOSの時代を知らない人にはなんのことだかわからないと思うけど、EMSをつかっていて、コンベンショナルメモリーも広く空いてなきゃならない。
1830は末期のDOSゲームのなかでももっとも動かすのが難しいゲームの一つ。
当時好きだったゲームはたいていWindowsに移植されてるんですが、1830だけはそうはいかない。
さっそく、WinXPでちょっと試してみたけど、まったく歯が立たない。
次にエミュレータを使うことにしたけど、DOSをインストールするのも難儀です。なんせ、CD-ROMから起動しませんもん。DOSのインストーラーは
当然フロッピー起動です。10年以上前のFDなんてまともに動くとは思えません。
それで、QEMUというエミュレータを使ってみることにしました。
QEMUは以前にちょっとだけ使ってみたことがあったけど、速度は結構早かった気がするし、FreeDOSのイメージとかも使えそうです。
まずは、QEMUの最新バージョンをダウンロード。本家ではLinux版が配布されていて、他にMac OSX版("Q")とWin版が別の場所で配布されてたので、Mac版とWin版をダウンロード。Linux版は、Knoppixに最初から入っているのでこれを使います。
次に、FreeDOSのサイトへ行って、FD一枚分のイメージと、インストール用CDのイメージ(約12M Byte)をダウンロード。これらをQEMUで起動してみます。
最初はWindows版でチャレンジ。
まずは、ハードディスクのイメージを作成して、これにFDISKでパーティションを作り、フォーマットしてシステムを転送。
このとき、イメージは無圧縮のrawイメージで作成する。
そうすると直接編集できる(と、だいぶ進んでから気がついてやりなおし)。
次に、FreeDOSからこのHDイメージに必要なファイルをコピー。
ここまできて、WindowsからMacへ作業を変更。
理由は、1)Macならイメージファイルをマウントする機能をOSがサポートしているのでかなり楽。2)Mac版のQEMU("Q")はGUI機能が充実していて、再実行が楽。
続いて、HDイメージをマウントして、1830をインストールしたフォルダーごとHDイメージにコピー。
最後にconfigファイル(FreeDOSではFDCONFIG.SYS)を編集。
EMM386.EXEのパラメータが重要で、1830に添付されていたCONFIG.SYSを参考に作成。
ところが、起動してみると、セットアップでマウスが使えずあえなく失敗。
後半へ続く・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿