火曜日, 3月 21, 2006

QEMUと1830(前編)


 ようやく風邪が直ってきて、今朝起きてふと思ったのは「1830がやりたい」。
 1830というのは米国北東部の鉄道をネタにした株式投資ゲーム。
 最近Railroad Tycoon Board Gameを何度かプレイした影響みたいです。

 1830は過去にPCゲームになっていて、これがまた傑作なのです。
 しかし、残念ながら当時のDOS用ソフトなのでWindowsでは動かない。
 DOSの時代を知らない人にはなんのことだかわからないと思うけど、EMSをつかっていて、コンベンショナルメモリーも広く空いてなきゃならない。
 1830は末期のDOSゲームのなかでももっとも動かすのが難しいゲームの一つ。
 当時好きだったゲームはたいていWindowsに移植されてるんですが、1830だけはそうはいかない。

 さっそく、WinXPでちょっと試してみたけど、まったく歯が立たない。
 次にエミュレータを使うことにしたけど、DOSをインストールするのも難儀です。なんせ、CD-ROMから起動しませんもん。DOSのインストーラーは
当然フロッピー起動です。10年以上前のFDなんてまともに動くとは思えません。

 それで、QEMUというエミュレータを使ってみることにしました。
 QEMUは以前にちょっとだけ使ってみたことがあったけど、速度は結構早かった気がするし、FreeDOSのイメージとかも使えそうです。

 まずは、QEMUの最新バージョンをダウンロード。本家ではLinux版が配布されていて、他にMac OSX版("Q")とWin版が別の場所で配布されてたので、Mac版とWin版をダウンロード。Linux版は、Knoppixに最初から入っているのでこれを使います。

 次に、FreeDOSのサイトへ行って、FD一枚分のイメージと、インストール用CDのイメージ(約12M Byte)をダウンロード。これらをQEMUで起動してみます。
 最初はWindows版でチャレンジ。
 まずは、ハードディスクのイメージを作成して、これにFDISKでパーティションを作り、フォーマットしてシステムを転送。
 このとき、イメージは無圧縮のrawイメージで作成する。
 そうすると直接編集できる(と、だいぶ進んでから気がついてやりなおし)。
 次に、FreeDOSからこのHDイメージに必要なファイルをコピー。

 ここまできて、WindowsからMacへ作業を変更。
 理由は、1)Macならイメージファイルをマウントする機能をOSがサポートしているのでかなり楽。2)Mac版のQEMU("Q")はGUI機能が充実していて、再実行が楽。
 続いて、HDイメージをマウントして、1830をインストールしたフォルダーごとHDイメージにコピー。
 最後にconfigファイル(FreeDOSではFDCONFIG.SYS)を編集。
EMM386.EXEのパラメータが重要で、1830に添付されていたCONFIG.SYSを参考に作成。

 ところが、起動してみると、セットアップでマウスが使えずあえなく失敗。

 後半へ続く・・・

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