水曜日, 4月 29, 2009

TIPS:ゲームマップの作り方


 ユーザーの方からのメールで、"Tokyo Railways"のマップ作成をどのようにやっているのかという問い合わせがあったので、折角だからこっちにアップします。
 "Tokyo Railways"の場合、ボードゲーム版を作ってから、ワークシートの式と手作業などで変換をかけてコンピュータ版にしています。
 で、ボードゲーム版のマップをなにで作っているかというと、たぶん多くの人が想像がつくと思いますが、スプレッドシートを使って作っています。
 で、そのツールは多くの人はExcelを想像するでしょうが、実はここが違っていて、私が使っているのは、OpenOffice.orgのCalcです。

 大まかな手順は以下のとおり。
 1.地図を必要なだけ画面キャプチャーする。
   以前はGoogle Mapを使ってましたが、Yahoo地図の方が等高線が記載されていて使いやすいので最近はこっちを使ってます。
   画面キャプチャーはキャプラを使ってます。Macで作業しているときには、OSX付属のGrubを使ってますが、これはなんでもよいと思います。
 2.地図を切り抜いて、重ね合わせ、大きな地図にする。
   これは私は、Gimpのレイヤーをつかって位置を合わせて、合成しています。
 3.OpenOffice.orgのCalcでマス目上にセルを区切ったシートを用意して、この上に地図画像を貼り付ける。地図のサイズと位置ををページに合うように調整し、背景に設定する。
 これは、実際に画面をキャプチャーしたものを見たほうが早そうなので、画像を貼っておきます。
 画像の上で右ボタンメニューを表示し、"整列"-"背景へ"を選択します。
 4.ワークシート上で地形を設定する。
 セルの背景に地図が埋め込まれているので、地図を見ながら地形を設定することができます。

 5.ページ単位に印刷範囲を設定し、PDFに出力
 ボードゲーム版の場合、マップを重ねる部分が必要になるので、ページの数だけワークシートをコピーし、1ページにつき一枚のシートでそれぞれに印刷範囲を設定して、OpenOffice.orgの機能でPDF化しています。

 最後に、マップ作成ツールの公開についてですが、今のところかなり手作業が入るような状態で、これをだれでも使えるように整理するのには非常に手間がかかるので、近いうちの公開は考えていません。
 将来的にはちゃんと開発して公開しようとはおもってます。
 ただ、個人的にはまだまだ私が自分の手で作ろうと思っているマップはたくさんあって、だれかに先を越されると楽しみが減ってしまうのでやだなと思う気持ちもあります。ですので、私がひととおり作りたいと思っているマップを作り終わったら、マップエディタを開発し、公開しようと思ってます。
 ちなみに私が作ろうと思っているマップは、世界各地に20~30くらい残ってますんで、たぶんだいぶ先です。
 
 


   

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