土曜日, 2月 28, 2009

至難では勝てる気がしない


 昨日の夜から、Tokyo Railwaysコンピュータ版の次リリース候補のテストで、難易度至難で3回ほど北陸をやってみたのですが、3回とも箸にも棒にも引っかからないほどの完敗を喫しました。もう至難では勝てる気がしません。
 思ったよりもコンピュータが強くなっているという感触です。
 これだけつよくなれば、十分な気がするので、明日にはリリースしようと思います。

金曜日, 2月 27, 2009

東への鉄路


 「Tokyo Railways コンピュータ版」の各マップには、それぞれの地域に合わせて、過去の鉄道関係者がプレイヤーとして登場し、その解説文を載せているのですが、これを作るためにいろいろな鉄道関係の資料を集めています。
 そんななかで出会った本に非常におもしろいものがあったので紹介します。
 今回紹介するのは「黒部の太陽」で有名な木本正次の「東への鉄路—近鉄創世記」。これは近鉄の前身・大阪電気軌道が生駒トンネルで破産しかけてから、日本を代表する大手私鉄に成長し、大阪ー名古屋間を直通特急で結ぶまでの物語なのですが、これが非常におもしろい。
 登場人物は豪華で、Tokyo Railwaysの関西版マップで登場する、岩下・片岡・金森の3氏と関東版で登場する五島慶太が登場します。
 この本を読むと、Tokyo Railwaysシリーズの登場人物が分かって、おもしろいと思います。
 次回作の東海版ではこの作品から、主人公の井内とライバル・伊勢電の熊沢、戦後の近鉄社長・佐伯の3氏を登場させる予定です。
 おもしろいので是非とも読んで見てください。

開発:Bullet Trains - 東海道新線


 ボード版のTokyo Railwaysシリーズの次回作ですが、舞台は東海地方です。
 題名は「Bullet Trains - 東海道新線」。「Bullet Trains」は弾丸列車の事で、戦前に多くの計画が立てられたが、戦後の東海道新幹線まで実現できなかった第二東海道線計画がメインテーマとなっており、西の名古屋と東の東京をつなぐことを目標としたゲームです。
 マップは西に名古屋を中心として岐阜や津があり、真ん中には静岡県と長野県南部が広がっていて、駿河湾と南アルプスが立ちふさがります。東は甲府盆地と富士・箱根・伊豆があり、東側の盤端に縦に細長く東京への接続を用意してあります。
 東京と名古屋の間には、中央線の走る木曽谷ー塩尻コース、飯田線の伊那谷ー諏訪コース、東海道線の浜松ー静岡コースがあり、中央リニア構想で登場している南アルプス大トンネルコースも資金さえ許せば可能です。
 新ルールとしては、東京と名古屋または大阪(西側盤端)を接続して条件を満たしたプレイヤーのための特別な列車「弾丸列車」を導入予定です。

 3月中にはテスト版くらいは用意できると思います。
 

開発:Tokyo Railways コンピュータ版


 ここのところ、開発は思考ルーチンの改良を中心に進めています。
 毎日、いろいろなアイデアが浮かんできて、それを朝晩の通勤時にモノレールの中で実装しています。
 一つ一つのアイデアの効果は小さいので、従来の思考ルーチンと対戦させてみても、なかなか差がつかないのですが、それが積み重なってきたら、ずいぶんと強くなってきました。
 さっき、北陸マップで難易度至難で対戦してみたら、なにも出来ないうちにボコボコにされて負けてしまいました。確実に強くなっている気がします。
 あした、もう少し様子をみてから、今週末にリリースするかどうか決めようと思っています。

月曜日, 2月 16, 2009

リリース:Alpen Railways


 ボードゲーム"Tokyo Railways"シリーズの第4弾、"Alpen Railways - 北陸地方鉄道"をリリースしました。
 今回の舞台は北陸とその周辺です。
 印刷したり、厚紙に駒を貼付けて切り離したりと、いろいろと手間がかかるとは思いますが、是非とも遊んでみてください。

リリース:Tokyo Railways コンピュータ版


 Tokyo Railways コンピュータ版の最新バージョン、v1.30をリリースしました。
 詳しくはchange logをご覧ください。
 今回の目玉は、北陸版マップの追加です。その他にも、思考ルーチンの強化と高速化を行っています。
 是非とも遊んでみてください。

 

テストプレイ


 "Alpen Railways - 北陸地方鉄道"のテストプレイを実施。
 参加者は私を含めて5名だったのですが、Kz氏が岐阜周辺からほとんど出ずに、周りの仕事をひたすら独占して勝ってしまいました。
 北陸版は人とからまない展開になりやすくって、こういうこともあるだろうなあ・・・
 まあ、あまり好評とはいえない展開でしたが、私としてはこれでよいと判断し、リリースに踏み切ることにしました。

土曜日, 2月 14, 2009

alpenとalpine


 Tokyo Railwaysシリーズの次のゲームは北陸が舞台で、英題を"Alpen Railways"としてたのですが、ちょっと変えるかもしれません。
 この名前は立山・黒部アルペンルートの「アルペン」の部分を拝借してつけたのですが、じつはアルペンというのは"Alps"のドイツ語名"Alpen"らしくって、英語にすると"Alpine"(アルパイン)らしいのです。
 立山・黒部アルペンルートもここのページを見ると"Alpine Route"って書いてあります。でもこのサイトのドメイン名は"alpen-route.com"だけどね(笑)。
 要は、アルペンルートっていう名前自体、ドイツ語と英語がごっちゃになっている和製語だってことなんでしょうね。だからあえて開き直って"Alpen Railways"のままでいくか、それともちゃんと英語で意味が通じるように"Alpine Railways"に変えるか。ちょっと迷ってます。
 

開発:Tokyo Railways コンピュータ版


 あいかわらず経路決定処理をいじってます。
 性能上の問題点がほぼわかってきて、いろいろとアイデアが浮かんできて、試しては挫折して、それでも少し改善してというのを繰り返してきたのですが、今朝、通勤の途中で思いついたアイデアが非常に効果的で、一気に解決できました。通勤の生き帰りに実装したのですが、いろいろとバグを作りこんでしまって苦労したのですが、さっき、バグを取り終わったら、これが早い。しかも賢い。
 性能と精度のトレードオフをあっさり突破してしまいした。

 しばらくいろいろなマップをためしてみて、問題がなければ次のバージョンとしてリリースします。

UNIX time_t型の記念日


 世間的には、今日はもっと別の記念日みたいです。
 世界標準時の1970年1月1日0時を基点とするUNIXのシステム時間に使われているtime_t型の値が、本日8時31分30秒に1234567890になるそうです。
 世界各地でお祝いがあるそうです。

 今日の朝には寝坊しないで記念の瞬間を見るようにします。

金曜日, 2月 13, 2009

ファミリービジネス


 学生時代、よく遊んだカードゲームに、「ファミリービジネス」というものがあります。
 このゲームは、禁酒法時代の米国でのマフィア同士の抗争を扱ったもので、カードには実在のマフィアの構成員が印刷されています。
 このゲームでは他のマフィアのメンバーをヒットリストというところへ並べていき、抗争が始まると、ヒットリストの先頭から順番に殺されていきます。
 もちろん殺されるだけでなく、ヒットリストから救い出すカードもあるのですが、逆に、ヒットリストに並んでいる人たちを一気に虐殺していまうという恐ろしいカードがあります。
 このカードの中でなんと言っても知名度が抜群なのがアル・カポネでしょう。ヒットリストを一気に虐殺してしまうカードは、カポネの部下が引き起こした実際の事件から名づけられています。
 その名も「聖バレンタインの虐殺」。
 このカード、もちろん、敵を窮地に追い込んでから、タイミングよくこのカードを出すのが一番効果的なのですが、実際にはなかなかそういう場面が回ってきません。
 むしろ学生時代の私の仲間内の間では、まったく違う使い方がはやってました。
 最後の一人がヒットリストの先頭の方にいて、抗争が始まっている絶体絶命のピンチの時、今、助けないともう絶対助からないというときに、助ける手段がないとき、どうせ死んじゃうなら他のマフィアも道連れだって言って、たくさんのカードを道連れにする、自決用カードとして使うのがはやってたんです。
 なんで、こんな話を思い出したかというと、このカードの事件があったのは、1929年2月14日。なんと今日はちょうど80年目なんですねえ。

 久々に「ファミリービジネス」を遊びたくなってきました。
 

木曜日, 2月 12, 2009

開発:Tokyo Railways コンピュータ版


 次バージョンに向けて、路線経路の思考ルーチンをいろいろといじっています。
 今朝、新たなアイデアを思いついて、路線帰路の処理を完全に書き直して見たのですが、一日悪戦苦闘した結果、結局期待通りにはならず、もとに戻しました。
 でも、完全に無駄だった訳でなくって、この作業の途中で、今の処理で余計に時間がかかっている部分をみつけたので、速度がかなり改善できています。
 もう、これ以上路線経路の改善は難しそうなので、早いところ完成度を上げて次のバージョンをリリースする方向に作業を進めたいと思います。

 

月曜日, 2月 09, 2009

トレードオフ


 さっきのアップでも書いたのですが、Tokyo Railways コンピュータ版の次のバージョンでは、すこし思考ルーチンが賢くなる代わりに少し処理が重くなる予定です。
 実は思考ルーチンの善し悪しと処理速度の速さはトレードオフの関係にあります。
 パラメータの調整で、思考ルーチンの考える範囲を広げると、その分だけ賢くなる代わりに処理速度が遅くなります。
 ただ、思考ルーチンの考える範囲をむやみに広げると、加速度的に処理速度が遅くなり、その割には処理の改善の幅が狭くて、あまり意味が無かったりします。逆もまた真で、考える範囲を狭めすぎると処理速度はあまり変わらないのに急速に馬鹿になっていきます。
 このバランスが難しいところなんですが、今のパラメータだと、ちょっと視野が狭すぎると思えてきたので、もう少しだけ視野を広げる方へパラメータを変えようと思っています。まあ、これは最近極端に速いマシンを手に入れたから、速度があまり気になってないという面もあるのですが、そうはいってもいろいろなPCで試してみて、なるべく遅いマシンでも影響が少ないレベルに抑えようとは思ってます。
 もちろん、ただパラメータを変えるだけでなく、処理そのものの改良も多少はやってみてます。
 処理の改良は、今の構造だとちょっとプログラムの見通しが悪くって、かなりリファクタリングをしなきゃ駄目な気がします。
 いっそこと新しい発想で思考ルーチンを作り直してみて、比べてみるという手もありかも。
 思考ルーチンというのはとても難しくて、なかなか満足のいくものが作れないのですが、逆に言えば、こんなに面白いものはなかなかないですねえ。

開発:Tokyo Railways コンピュータ版


 次のリリースはv1.30で、目玉機能は北陸版(ボード版の「Alpen Railways - 北陸地方鉄道」に相当)の追加です。
 あと、思考ルーチンの改良にも力を入れています。少し賢くなるかわりに少し重くなりそうです。
 実はプログラムの修正とマップデータの作成はほぼ終わっていて、今日は友人とさんざんテストプレイをやってました。
 難易度至難で5回くらいやって、私が1勝、友人が1勝、コンピュータが3勝。
 北陸版の地図は、前の3作と違って、中心となる都市が無いので、マップが狭くて勝利条件を甘くしているにも関わらず、少し長めのゲームになる傾向が高いようです。だいぶ違った感覚のゲームになって面白いですよ。
 来週にはボード版の方のテストプレイを友人たちとやる予定なので、それで改良点があまりでなければ、早期にリリースできそうです。
 ご期待ください。

月曜日, 2月 02, 2009

Windows 7 public beta


 2週間ほど前にWindows 7のpublic beta(64bit)版をインストールしまして、でもなかなか使う機会がなかったのですが、今日、いろいろと試してみたんで感想を残しておきます。
・起動
 起動音はVistaと変わってないし、起動の見た目はあまり代わり映えがしない気がします。
 スピードは非常に早いのですが、もともと買ったばかりの新PCが鬼のように速い(Core i7のクアッドコア)ので、よくわかりません。

・ブラウザ
 IE7が入ってました。どうせならIE8 RC1を入れようと思ったけど Windows 7用がなかったので、入れてません。Vista 64bit用を入れれば入るのでしょうか。
 Firefoxの64bit版は無事に動きました。Google Chromeはなんか互換性警告が出てきて、立ち上がったけど外につながらなくって使い物になりませんでした。

・タスクバー
 Mac OS XのDockに非常に似てます。起動するとアイコンがタスクバーに入り、それをそのままタスクバーに登録するとメニューになる。タスクリストとメニューバーの機能をかねています。Dockと違ってアイコンの間が広いし、アイコンのサイズが数にあわせて変わらなくってアニメーションもあまりないので、かなり見劣りがしますが、VistaやXPに比べるとかなり良くなりました。OS Xよりも便利そうだったのが、タスクバーのアイコン上での右ボタンのメニューがかなり豊富で、アプリによって大きくかわることでしょうか。

・動くソフト、動かないソフト
 さっきのChromeは駄目でした。QEMUも駄目で、DOS版の1830ができないのが悲しいです。
 どっちもXP 64bit版は動いたソフトです。
 動いたのは、FireFox 64bit版、OpenOffice.org、Acrobat Readerの動作を確認。
 JavaもOKのようで、Tokyo Railwaysも動いてます。

また、なんかわかったら続きを書きます。
 
 

日曜日, 2月 01, 2009

Launch4J の謎


 Tokyo Railways コンピュータ版のWindows用パッケージでは、exeファイルを作成するために、Launch4Jというツールを使っているのですが、以前もここで書いたように、なぜか、環境によって、動かないexeができてしまうことがある。
 なぜ、環境依存しないはずのJavaで書かれているはずなのに、環境依存してしまうのか疑問に思っていたのですが、ちょっと法則性が見えてきました。
 いままで試してみた結果はいかの通り。

・Mac OS X 10.5 + Launch4JのMac版 + OS X付属のJavaVM (64bit?)
  Windows 2000:動作、Windows XP:動作せず、Windows Vista 動作せず
・Windows 2000 + Launch4JのWin版 + 32bit版 JavaVM
すべてのWindows環境で動作した。
・Windows XP(64bit) + Launch4JのWin版 + 64bit版 JavaVM
  Windows 2000:動作、Windows XP:動作せず、Windows Vista 動作せず

えーと、もしかしてLaunch4Jって64bit環境で発生するバグを内包してませんか?

開発版:Alpen Railways - 北陸地方鉄道を公開


 久々のボードゲーム版Tokyo Railwaysシリーズの新作を開発中で、ベータ版を公開します。
 シリーズ第4弾は、"Alpen Railways - 北陸地方鉄道"で、北陸地方とその周辺が舞台となります。
 このゲーム、実は2007年から開発していて、2008年のGWには調査のために北陸縦断旅行まで決行していたのですが、コンピュータ版の方に時間を割いてしまって、今頃ようやく形ができたところです。
 まだテストプレイしてないので、今後、正式リリースの時には修正が入る可能性があります。
 何回か友人たちとテストプレイをしてからリリースしたいと思っています。
 今のところ、リリース目標は3月中です。
 
 

Pioneer Rails - 北海道開拓鉄道 v1.11 リリース


 ボード版のTokyo Railwaysシリーズの「Pioneer Rails - 北海道開拓鉄道」の最新バージョン v1.11をリリースしました。
 今回の修正は、仕事駒の置き換えで、青函トンネルルールの対象となる駒の金額表示から、フェリーを使わないケースが抜けていました。また、長万部発の仕事の運び先を函館から室蘭に変更しています。
 既に駒を作ってしまっている方は、手書き等で修正して遊んでください。

Tokyo Railways コンピュータ版 v1.20 リリース


 Tokyo Railways v1.20をリリースしました
 今回の目玉は、北海道マップの追加で、その他にもいろいろと改良しています。
 詳しくはchangelogをご覧ください。
 ご感想、不具合報告など、お送りいただけるとありがたいです。